仕事で忙しい、夜遅くまでスマホでつい寝不足。
よくあるけれど、寝不足がもとで肌荒れが起きやすくなる。
こうした肌荒れの対処は、まず寝不足を治す事が一番だけれど、実生活でムリという場合も多い。
そんなとき、肌荒れや肌トラブルを放っておけないから、何とか対処出来る方法を考えなくてはならない。
ただ、ここで気をつけていただきたいのは、とかく肌荒ればかりに目が行ってしまい、寝不足を治す、つまり十分な睡眠を取ることをどうしてもスルーしてしまうことだ。
実のところこれには大きなリスクが伴う。
それこそ場合によっては、大きな病気にかかって命すら危うくなることだってある。
そこまで脅かさなくとも、という女性多いかも知れないが、間違いなく事実だし、知っておいて絶対に損はない。
もちろん女性として、肌荒れを治すために、何とか肌の対処をしなくてはならないのはもちろんだ。
それと一緒に語ってみたい。
寝不足のまま、肌荒れの対処は出来る?“治す”よりも“防ぐ”スキンケアが大切に
まずはとにかく肌荒れの対処。
寝不足になるととにかく代謝が落ちてくる。
これを治すのはもちろん十分な睡眠を取るようにするのが一番だが、仕事の都合などでそうはいかない場合、それだけいっそうスキンケア、肌の手入れに気を遣うしかない。
このためまず、肌荒れが起きる前からそれに備えて保湿やスキンケアを普段以上にしっかりと行って対処していくことだ。
ただ、普段から敏感肌の人などは、寝不足になるとよけいに肌が敏感になる傾向があるはずだ。
そういう時、普段使っている保湿剤や乳液を使うと、治すどころか逆に肌荒れを起こすこともありうる。
そういう経験のある方は出来るだけ刺激の少ない保湿剤を使用するか、あるいは白色ワセリンなどを使うことを提案させていただきたい。
元々乳液や普通の化粧水などは、複数の物質が混入していて、敏感肌の人などにとってこういう物質の一部がとかく悪さをすることも多い。
その点白色ワセリンや、さらに純度の高いプロペトやサンホワイトだったら石油から精製した単一の物質なので、非常にリスクが少ないのだ。
しかも元々油分なので、塗るだけで肌から水分の蒸発が防げる。
とにかく肌の乾燥を食い止める良い対処、それが寝不足による肌荒れを治す近道になる。
一番効果的なのは入浴後の5分以内、肌がまだ十分湿り気を含んでいるときに、手早くワセリンを塗って蒸発を防ぐこと。
そして洗顔の時はなるだけぬるま湯を使うだけで済ませ、肌の油分を落としきらないようにすることも大切だ。
また、ビタミンCを成分として含む化粧品も美肌対策には効果的だが、乾燥肌になりやすい人には不向きな場合がある。
ましてや寝不足のような、肌が緊張しているような場合には細心の注意が必要だ。
もちろんこれらは普段から大切なスキンケアの一環になるけれど、寝不足の時にはとりわけさらにセンシティブに対処が必要になる。
このため、肌荒れを“治す”のではなく、あらかじめ察知して“防ぐ”。
そういう先取りの感覚が大切になるはずなのだ。
サプリやドリンクも食生活と併用して
こういうスキンケアは直接に寝不足で引き起こされる肌荒れを防いだり治すためにぜひ必要な、直接的な対処の方法になるけれど、他にもサプリや栄養ドリンクで対処する方法があることも忘れてはならない。
手っ取り早いのはやはり栄養ドリンク、そしてサプリだろう。
栄養ドリンクやサプリのうちビタミンB2、B6を含む物がオススメになる。
ビタミンB2は肌の老化を防止し、B6は肌荒れを抑え新陳代謝を促進して神経の興奮を鎮めてくれる働きがある。
そしてもちろん食生活の見直しも大切になる。
偏食を控えて野菜や、海草類をとるようにし、また果物を食べてビタミンCをとるようにすることも大切だ。
これらを全て併用していく努力を常に考えてみよう。
寝不足は百害あって一利なし!肌荒れは大病のシグナル
ただ、もちろんこうした対処の仕方というのは、根本的なものではない。
根本的に治すにはやっぱり何とかして睡眠を十分とるようにするべきなのだ。
というか、ハナシを戻すけれど、寝不足は確かに実生活のことを考えれば避けて通れない期間も場合もあったりするけれど、それでもやはり睡眠時間の短くなるような期間とか日数は出来るだけ最小限にとどめること。
肌荒れに対処するだけではなく、実のところ確かに一命に関わるような病気を呼んでしまうことにもなりかねないからだ。
これは決して大げさなことをいっているのではなく、十分な睡眠を取らないことで体がそこまで劣化してしまう、そのリスクの重大さを考えれば、そう言うしかないためだ。
寝不足が続くとまず代謝が落ちる。
肌荒れはだから引き起こされてしまうのだが、同時に免疫力も低下する。
この結果、がんや心臓疾患にかかるリスクが増加し、糖尿病やアルツハイマーにかかる危険も増大するといわれているのだ。
ストレスも溜まりやすく、記憶力が低下してイライラしてくるし、同時にホルモンバランスが崩れて太りやすくなってしまうのだ。
どれをとっても本当に、寝不足というのは百害あって一利なし。
逆に言えば、睡眠というのがどんなに大切か、と言うことだ。
これまで肌荒れを治すにはどうしたら良いか、その対処の仕方を中心に語ってみたけれど、実のところ本当はもっと重大で深い問題が起きてくるということ。
ヘタをすれば一命に関わる、または将来に悪影響を及ぼしかねないような場合だってある。
それが特に、継続的に寝不足の状態に陥り続けてしまうような場合だろう。
でも、肌は元々そういう風に健康の様子をはっきり示してくれるし、肌荒れがそう言う危険をあらかじめ知らせてくれている、とも言えることは確かだ。
即効的な対処の仕方、治す方法については上の通りなのだが、実のところはホンネとして、出来るだけ寝不足を長く引きずってはいけないと言うこと。
そして肌荒れを上の様な方法で一時的に回避できたとしても、本当に肌美人になるにはしっかりと毎日の睡眠を大切にすること。
これを最後にぜひお伝えしておきたい。
(増淵夕子)