市川海老蔵さん、今が一番辛い、辛抱すべき時期かもしれない、という件。
妻の小林麻央さんが乳がんで目黒区青葉台の自宅からの通院を取りやめ、再入院となったことについて病状などいろいろ憶測が飛んでいる。
それもつらいことだが、金銭の面から見てもその治療代、父の代からの借金がを肩代わりしている市川海老蔵さんにとっては相当な負担のはずだ。
彼の自宅は非常に豪華といわれているが、住所が目黒区青葉台だけにメディアもアクセスしやすいし、一般の人でも場所を知っている人ならば都心のために訪れようとする場合も出てくるだろう。
それを避け、妻が静かに病気療養を出来るようにとの配慮かもしれないが、入院するとなると以前にもまして相当に出費がきつくなる。
そもそも妻の小林真央さんが入院を辞めて自宅通院したのも、経済的に負担になりすぎるのが理由の一つだったのかもしれない。
もしかすると海老蔵さんはそうしたやりくりのため、自宅を売却するのではないだろうか。あくまでも推測なのだが、その内情をもっと詳しく語ってみたい。
市川海老蔵の目黒区青葉台の自宅もローンで購入
そもそも市川海老蔵さんが、見かけによらずお金で苦しんでいたのは今に始まったことではない。
まず先代の父、故・市川團十郎さん(享年66)が、長男の海老蔵さんの母方の父が不動産事業に失敗してその借金を肩代わりしていた、というところから謝金が始まっている。
一時はかなり返済していたものの、さらにその後団十郎さんの病気治療(白血病)、そして海老蔵さんが自身が起こした暴力関係の問題で違約金の支払いなどがかさみ、19億円の借金にふくれ、現在に至っている。
その後米倉涼子さんとロマンスが生まれたが、このときでさえ松竹などから多額の借金を理由に猛反対を受けて破局に至っている。
資産家の女性でなくてはダメだ、とういわけだ。
彼が小林麻央さんと結婚したのは、とにかく親の代からの借金は自分で返すから、と自己主張を押し通したためだ。
だが彼女との家庭生活のためにと購入した自宅、つまり今の住所である目黒区青葉台に建つ、時価推定2億円という豪邸“海老蔵御殿”。
これもローンで購入しているし(1億8千万)、しかも中古住宅だといわれている。
市川海老蔵さんのその自宅、よく雑誌やテレビで見かけるが、西洋のお城風の建物で、妻の小林麻央さんの好みに合わせて改築しているようだ。
住所が目黒区青葉台という一等地で、それでいてここまですごい外見を持つ豪邸。
他の有名人やタレントも多く住む近隣にあるので、報道陣が引きも切らないのはかわいそうだが、それ以上にローンとか中古とか、海老蔵さんの苦衷が忍ばれるような事実だ。
自分でも借金を増やしてしまった市川海老蔵
そういうわけでいったん父の代からの借金は一時期減っていた。半額ほどになっていたという。
だがその後上記のようなことが重なり、しかも海老蔵さん自身暴力関係の問題を引き起こして借金の金額を増やしてしまっている。
ヘンな言い方なのだが、こういうあたりを考えると、
「市川海老蔵さんは憎めない人」
という言葉が不意に頭に浮かんでくる。
そして小林麻央さんが再入院した後、つい数日前だったが路上で彼が泥酔状態になっていたことが報じられている。
良くないことには違いないが、妻の入院と覆い被さる巨額の借金、そして押しかけてくる報道陣のために、自宅ばかりでなく目黒区青葉台一帯の住民にも迷惑をかけることとなっている。
そういう現状に耐えている彼は、今が一番辛い時なのかもしれない。
妻の入院に億単位をかけていた可能性も
そしてさらに市川海老蔵さんの肩にのしかかってくるのは、いうまでもなく最愛の妻・小林麻央さんの病気による治療代、入院費だ。
過去1年8ヶ月前から彼女の病気が乳がんだとわかっていたとのことだが、その間治療代だけでも相当な金額になるはず。
一般に乳がんに限らず、がんとなれば治療代が湯水のように飛ぶことはよく知られていることだ。
しかも市川海老蔵さんの妻のような有名人ともなれば病院側のセキュリティも一定水準以上が求められてくる。
麻央さんは今の住所の自宅から通院している前にも入院していたとのことだが、セキュリティの高い病院で過ごすとなると、入院費も跳ね上がることとなる。
都内にそういう病院はいくつかあるといわれているが、相当な金額になるといわれ、歌舞伎関係者の間では年間3千万、そして一泊の入院費が10万円という。
億に届く金額が妻の治療に支払われていたのではないだろうか、という推測もあながち間違いではないかもしれない。
そのようなわけで、果たして彼が目黒区青葉台の自宅を借金の形(かた)に売却することとなるのかどうかはあくまでも個人的な憶測でしかない。
だが事実として、彼が負う負債はそんな憶測を招くくらい大きくて厳しいことは間違いない。
小林麻央さんは、そんな膨大な借金を抱えた海老蔵さんとあえて結婚している。
普通の女性ではムリだろうし、それだけに愛情の深いすばらしい女性だと思う。
海老蔵さんがあれだけ大切に彼女を守っている姿、その姿はそういう金銭の問題を超えたところに何か暖かなものがある、そういう見方も出来るのではないだろうか。
(喜屋武氷捺)
【追記】
2017年2月末、海老蔵さん一家が引っ越しをした。
私の思惑通りになってしまった。
情報では引っ越し先、代官山の高級マンション「ラトゥール代官山」という。
自宅を売りに出し、それで得たお金をマンションの家賃と相殺して差額を収入にするということなのかも知れない。
詳しいことはまた、別の記事にして書いてみたい。
【追記2】
妻・小林麻央さんが6月22日、自宅療養中に死去された。
21日、容態が急変し、そのまま帰らぬ人となったという。
明くる23日午後、海老蔵さんが興業中の渋谷のコクーンシアターで会見を行い、5分の会見時間が異例の20分もの長さになる中、涙ながらにその最後を語ってくれた。
“麻央が最後に語ったのは、本当に不思議なんですが「愛してる」でした”
という内容、感動と涙しかない。
ご冥福を心からお祈りしたい。