世の中には「諦めたら叶った恋」という、棚ぼたみたいな恋愛のパターンがあるようだ。嘘じゃないか、とも思ってしまうが、やっぱり本当らしい。

本当だとしたらギリギリ好きな相手にアプローチしている努力はムダなのかな？
第一どう考えてみても「諦めたら叶った恋」の方が楽そうに見える。

ということは、どうしても自分の想いがかなわないような相手。
「諦めたら叶った恋」の法則を使えば、何とか壁を乗り越えられるかも知れない。

でも少しばかりテクニック、コツなどもあるようだ。

なぜ「諦めたら叶った恋」という現象が起こるのか？どうやらワケは二つある！

それにしてもなぜ「諦めたら叶った恋」みたいなオカルトチックな現象が起きるというのだろうか？

それにはどうやら二つの力が作用しているらしい。

一つ目には潜在意識。
諦めたら叶った恋、と言う行為の裏には何をおいてもその人と結ばれたい、と言う強い想いがあるのが前提だ。

ところがその思いに駆られている最中は邪念の固まり、つまり焦り、そして悲しみなどといういわば成就のためにはマイナスとなる気持ちを同時に持ってしまっている場合が多い。

これが吹っ切れ、心を白紙の状態にした時と言うのがつまり諦めた時、ということだ。
そしてその様な諦めてみた時、一番潜在意識が強く働いて、現実の有り様を自分の願望通りに持って行くことが出来る。

これが「諦めたら叶った恋」のカラクリになる。

人間がある願望を抱いてそればかりに執着し、雑念の鬼となってギリギリその成就を祈り続けていても、あまり良い結果は得られないようだ。
もちろん人にはスピリチュアル的な力を持つ場合も多いので、それが時として思い通りの効果を発揮してくれるような場合もあったりするかも知れない。

身内や愛する人が重病で苦しんでいる様な場合、快方に向かうことを家族みんなで祈るような時、多少なりとも持ち直す、などということもある。
確約は出来ないけれどこんな時は願望が素直に「通じた」場合かも知れない。

だが恋愛とか好きな男性への思いというと、そういういわば清い願いばかりではない。
それこそ邪念の固まりだったり、自分の意中の男性の周りに “目障りな”女性というか、今カノがいたりするような場合、何とかそれを押しのけてしまいたい、という思いが生じる場合だってけっこうあるものだ。

そういうものが心に渦巻いている内はストレートに潜在意識がスピリチュアル的な力と合体しづらい。
だから焦れば焦るほど、あるいはアプローチすればするほど彼氏は逃げていく、などということにすらなってしまう。

スピリチュアルな力も応援？

「諦めたら叶った恋」の仕掛け、その二つ目のカラクリは、ズバリ「霊」。

スピリチュアルなハナシになってしまうけれど、自分たちの背後にいて、霊となって絶えずサポートしてくれている人たちの力がそういう風に心がリラックスした時に一番通りやすくなる、ということらしいのだ。

諦めた、と言う心の状態とは上の通り、邪念や焦り、あるいは悲しみや怒りなどの負の感情ばかりが先行した様な状態から心を解き放ってしまったような時になる。

そういういわばフラットな心の状態になって忘れるようにしたからこそ、そういう守護霊とか背後霊の仲立ちや見えない力が素直に通るようになった。
そしてそれが大きく作用して、引き寄せの法則が発動した、と言うことになる。

思いもかけずにダメだと思ったあこがれの男性が、自分に目を向けてくれたという、諦めたら叶った恋、というのはこういうことから来る現象のようだ。

最初から諦めちゃダメ？しっかりと願いを強く持つことがスタートに

大体「諦めたら叶った恋」、それがどういう仕掛けで実現するのかお分かりになっただろうか？

私自身半信半疑でもいるけれど、しかしながら世の中は広いものでこういう諦めたら叶った恋というのは本当だ、私も経験ある、という女性もいたりするようだ。

もちろん諦めたから好きな人と一緒になれた、と言う確証もないし証拠もありえないから、本人の主張を聞くしかない。

でも、人間の想いと言うのはちょっと不思議なところがあって、何が何で喪成就させたい、アノ人と一緒になりたい、とかあれ欲しいこれ欲しい、と願っている内は何も「変化」はないものだ。

ところがその気持ちが疲れて一段落し、焦りや喜怒哀楽の気持ち、とりわけ怒りや悲しみの気持ちが薄らいでくると、不思議といろいろなことがひらめいたり、時として本当にダメだった努力が報われる形で、コトが上手く行く。

そういう経験は私もあるし、誰でも持っているのではないだろうか？

だから何でもそうかも知れないけれど、最初から
「自分なんかアノ人には注目もされないだろうな」
みたいに諦めムードになって、その後に欲求不満になったり変に心がゆがんでしまうようなことは避けるべきではないだろうか。

それよりも自分に素直になって、しっかりと好きな男性がいたらその人にがんばってアプローチ。
できる限りの努力はしてみると良い。

そして、どうしてもムリなようなら、どこかで潔くすること。
諦めることだ。

もちろんその時は本当に、心から
「私にはもうムリだよね」
と、自分自身で納得すること。
そこまでの努力は積んでおく。

その後で「諦めたら叶った恋」が発動するかも知れない。
それこそ保証は出来ないし、もしかしたら自分の背後のそういう守護霊とか背後霊も、本当に
“自分とアノ人は添い遂げない方がお互いのため”
と判断したりすれば、それで本当に終わることだって出て来るだろう。

でもそれで良いのではないだろうか？

そういう“高次元”の人たちの判断がそうであれば、結局そういう人たちが自分からその男性を自然と忘れさせてくれるかも知れない。

だから自分に変な邪心がない限り、そして相手の男性が本当に良い人だというのであれば、しっかりとがんばってみると良い。

そしてその先、本当に自分で幸せを掴むことが出来る。
そういう思いで居続けることを願ってやまない。

喜屋武氷捺