スーパームーンに出産が増えたり早まる?上手く行けば楽々に生めるかも!

スーパームーンに出産が増えるという話をご存じだろうか?
スーパームーンというのは、満月の中でも地球から「ひときわ大きく見える満月」のことになる。

満月とか新月には出産が多くなったり早まる、と昔から言われているけれど、スーパームーンでも同じで、科学的な実証もあるようだ。
マジメな話、実際にお産の現場に立ち会う医師や医療関係者も認めているという。

ただ、なぜ出産が増加したり早まるのか、今でも科学的に謎のままだけれど、そういうわけで全くの迷信とは言えなくなっている。

満月は他にもいろいろ特別な出来事も起こりやすい。これも古くから言われていることだ。
そういう「大きなお月様」になると、本当に出産が増加したり早まるのか?

このギモンについてお伝えしてみよう。

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スーパームーンで産科がてんてこ舞い!?

ウルトラスーパームーン、つまり「特大の月」というイベントは、文字通りいつもよりも大きく見える満月のこと。
ザックリ説明すると、地球を回っている月の軌道が、地球に対していつも均一な距離をもつわけではなく、あるていど接近したり離れることがある。
つまり月が地球に一番接近してくる際に満月になること。
それがスーパームーンだ。

そしてそのスーパームーンの中でもとりわけ大きな月が地球から見られる場合が何十年に一度くらいに起こる。これがウルトラスーパームーンと呼ばれるもの。

満月の夜というのは昔から異常な出来事が増えるというのはよくしられていて、そのうちでも特に出産が異常に増加したり早まるというのは、妊娠中のご婦人方も知っている人が多い。
病院や医療関係の従事者の間でもよくいわれることだ。

その照明の一つとして、実際アメリカの精神科医、アーノルド・L.リーバー氏も認めていて、その著書「月の魔力」では満月や新月には普通よりも10%ほど出産が増加すると主張している。
増加するということは、予定日も早まることのようだ。
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ただ、これには逆の意見もある。
科学的な根拠が薄い、という理由で否定的に見られたりするし、実際日本でも元厚生労働省・中央社会保険医療協議会委員だった勝村久司氏も、次のように語っている。

『医療関係者の経験談として、満月の前後に多い、というようなものも記述されていますが、お産というのは本当に神秘的なものであるだけに、おそらく、何らかの心理的なバイアスがかかっているのかもしれません。』
「WEDGE Infinity 2014年10月8日」

ということで、
「そうとも言えないぞ」
という否定的な主張も実際にはある。

けれどもちろん「火の気のないところに煙は立たない」というとおり、そういった「満月・スーパームーン赤ちゃん爆増説」を後押ししている事実もある。
ちょっと過去の話だけれど、2016年11月4日、68年ぶりに月が超接近して現れた「ウルトラスーパームーン」の際には、米国オクラホマ州のある病院でも大変な出産増加でてんてこ舞いしていた様子が、下のように伝わっている。

オクラホマシティにあるメルシー病院の産科のコーディネーター、カイラ・デュフレーヌさんは、「アメリカ中の助産師たちはみんな、“私と同じこと”私と同じことを考えていたと思います。『ああ、いやだなあ』って」。
「とても忙しくなると分かっていたので、準備をしていました」。

この病院では、2016年の11月に349人もの赤ちゃんが産まれた。この数は、病院創立以来、11月としては最も多いという。
(引用元:https://news.aol.jp/2016/12/12/supermoon/)

スーパームーンなら超安産?

ただ、そうはいっても確かに私の周囲でも何人かの既婚女性の知人には満月や新月に出産したという人が多い。
でもこのへん、勝村久司氏の言うように確かに先入観もあるかも知れない。
私の様な科学や医学の素人にはちょっとよけいに判断しにくいかも、なのだ。

ただここで出産についていうと、こういう満月の時とからめて知っておくべき情報がもう一つある。
つぎのようなものだ。
月と潮の満ち引きはよく取りざたされる関係で、新月や満月の時には潮の満ち引きの差が最も大きくなる「大潮」になり、このとき一番月の引力の影響を受けていると考えられる。

地球の水と陸地の割合、それに人間の体の水分の割合はどちらも80%は水分でできている。
この水分というのがポイントで、妊婦も胎児がお腹にいるときには羊水をたくさん抱えているため、影響を受けやすいとも考えられているのだ。

実際、そういう満月の時には陣痛が強くなるため、比較的安産で生まれる場合が多いらしい。
となれば、出産が増えるか早まるのか、実際どうかは別として、満月や新月の大潮の時に出産できるというのは女性にとってラッキーなのだ。

だから、「特大満月」スーパームーンに出産が重なればきっと楽々に子供を生めることだろう。笑

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スーパームーンとは?ーちょっと細かく

スーパームーンは「月が最も地球に接近したときに大きく見える満月」という意味。

月は地球の周囲を回っているけれど、その軌道は真円ではなく楕円を描く。
このため、同じ満月でも楕円の軌道の箇所によっては地球と遠ざかったり接近することが知られている。
このとき、地球から見て満月になっている月が、地球に最も接近した時に見られるのがスーパームーンで、ちょっとしたレアで神秘的な天体ショーだ。

ちなみに、もう終わってしまってけれど近い過去でスーパームーンを観測できたのは次の通りになる。

  • 2022年7月14日(木)
  • 2023年8月31日(木)
  • 2024年10月17日(木)

そして、ごくごく近い将来には次のような予定になる。

  • 2025年10月7日(火)
  • 2025年11月5日(水)
  • 2025年12月4日(木)

天文学上はこういうスーパームーン、おおよそ400年周期で、年に1回は観測できるという。

もちろん月が見えるかどうかは天候状態にもよる。

考えてみると晴天の満月が夜見えるだけでもラッキーだし、スーパームーンならさらに別格。
占星術などに凝っている人たちにも興味が尽きないはずだ。
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それに知っている人も多いと思うけれど、満月に祈ると願い事が叶うということ昔からよくいわれている。
満月に向かって金運や恋愛運を願う人も多いという話をご存じだろうか。

本当かウソか微妙かもしれないけれど、特大満月のスーパームーンだったらそういう願いもよく届くかも知れない。

繰り返すけれど、そういう「お月様」の時に出産が増えること、早まることはそういうわけで医療関係者の間でよく知れ渡っている「事実」。
でも科学的な原因はいまだ分からないから謎だ。

けれど、アレなハナシになるけれど、未婚で内縁の人、“既成事実”を作りたい人などは、スーパームーンや満月の時に合わせて「種を仕込んでおく」のも手かも知れない笑

地震が一番心配?

最後に、もう一つ見過ごせない情報があるからこれもお伝えしたい。

それは、満月の日にはいつもよりも多くの事件や事故など、忌まわしい出来事が起きている、起きやすいということも昔から言われているということ。
ただ、実際本当に統計的でそうなっているのかどうか、なんとも言えない。

個人的に考えれるけれど、満月の日は夜でも明るくなるし、昔の電気のない時代では夜歩きもしやすかったかも知れない。

そんな「昼よりは暗い、夜にしては明るすぎる」、異常な光景の中で人が何らかの触発を受けた結果、犯罪や事故が増えたのではないだろうか。

そしてそれ以上に心配がつのるのはやっぱり地震
満月やスーパームーンの時にはその周辺の数日も含めて地震が増えたり大地震が起こると言われている。

これは東大の教授で地震科学研究グループの出井哲氏も認めている事実で、実際にもスーパームーンに前後して95年に阪神大震災、2011年には東日本大震災が起こっている。
地震についてはこうして科学的に認められていることであり、この事実を知ってしまうとよけいに心配がつのるかもしれない。

となると、この天体ショーの頃に出産の予定を控えた方たちが心配に思うことと言えば、この二つの出来事が重なることのはずだ。

つまり、あまり考えたくはないだろうけれど、
出産の時に大地震が来たらどうしよう?
ではないだろうか?

大地震まではそれこそレアだろうけれど、この辺はきっぱり発言するのも本当に難しい。
決していたずらに不安をあおる意図ではないのだけれど、とにかく「備えあれば憂いなし」で、様々に準備しておくのがベストだと信じたい。

スーパームーンとそういう天変地異。
異常気象が続く最近、まったく重ならないこととは言い切れないかも知れない。
それこそ普段からの防災に対する備えが物を言うかも知れないし、科学で解明してくれることを願うしかない。

そして私たち普通の人たちにとっては、それこそ何事も起こらないよう、安産を月に願うべきなのかも知れない。

(増淵夕子)

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