へそのごまの掃除、というとちょっと聞きなれないかもしれないけれど、実は意外と大切なのだ。
実際へそのゴマというのは聞いてびっくりするほど非常に汚いし、臭い匂いも漂うことがあったりする。だからやっぱりボディケアの一つとして考えなくてはならない。
そのへそのごまはサラダ油やベビーオイルなど、綺麗な油を使って行う。
これも以外だが、ムリにごまを取ろうとして取れるものではないし、むしろそういうふうに強引に取ってはいけない、ということを覚えておこう。
じゃあ具体的にどういう取り方をしたらよいのだろうか?
へそのごまの取り方は、サラダ油などで浮かしてから丁寧に
へそのゴマの取り方をまず先に解説しよう。
取り方はサラダ油等の油を使ってとる。
まずサラダ油(その他ベビーオイルやオリーブオイルなど、綺麗な油)をへその中に2,3滴垂らし、10分くらいそのままにしておくこと。
油がへそからこぼれ落ちないよう、仰向けに寝ながらやると良いだろう。
そして10分後、へそのゴマがサラダ油でふやけて浮いてきたら、それをティッシュや麺棒など、柔らかくて染みこむものを使って優しく拭き取るようにする。
間違ってもごまを掻き出そうとして、麺棒でへその中をぐりぐりやったりしてはいけない。それこそお腹が痛くなる原因だ。
そしてへそのごまを無事に取った後、へその中に残っているサラダ油などはあまり取りすぎず、放置してかまわない。
へその中に残った油は自然に無くなっていく。
これを大体週1回、または2回ほど行うこと。
私は月一回で済ませてしまうが、それでもへそのにおいも取れたし、ごまも大きくならずにすんでいる。
へそのゴマを強引に取ると命の危険も
へそのごまの取り方はなぜこうしてサラダ油など、回りくどく行わなくてはならないのか?
ということだが、これは上の、へそのゴマを取るとなぜお腹が痛くなるのか?ということともリンクしている。
へその下は、筋肉などもなく、すぐに腹膜が広がっている。
つまりへその下はすぐに内臓なのだ。
この腹膜をヘタにへそのごまを強引な取り方で取ろうとすると、腹膜を傷つけたり炎症を起こしてしまうことすらある、というから怖い。
だがこれがへそのゴマを取るとお腹が痛くなる、直接の原因だ。
決して脅かすわけではなく、腹膜が炎症を起こすとただではすまない場合もある。
いわゆる腹膜炎にかかったりするケースがあったりするし、腹膜炎はそれこそ一昔前は命にも関わるほどの重篤な病気なのだ。
そんなわけで、へそのゴマの掃除、取り除き方というのは決して力任せにしてはならない。
へそのゴマは驚くほど汚い!化膿や炎症の危険性も
その前に、へそのごまがどれほど汚いのかを知っておこう。
ズバリ大便と同じレベルの汚さだ。
信じられないかもしれない。
私も初めて知った時には驚いた。
へそのゴマは垢やゴミ、石けんのかすなどのかたまりだ。
それを長年にわたって放置しているため、大便並みの不潔さにまでなってしまう。
私が小さい自分には、へそのゴマを取るとお腹が痛くなるから取っちゃダメ、両親にさんざん脅かされたものだが、その汚さを知ってしまうと絶対取らなきゃいけない、という気持ちが止められない。
実際放っておくと、へその中にたまたまキズが出来たりしてしまった場合、炎症を起こしたり化膿したりする。
大便と同じレベルの汚さのへその中、このため何とかしてキレイにする必要は当然あるべきなのだ。
たぶん他の方も同じではないだろうか。
へそのごまを取ったら本当にお腹が痛くなった
私が子供の頃、へその中にあるこのごまが気持ち悪いので何とかして取り出そうと、へそを指先でまさぐったことがあった。
もちろんサラダ油なども使わず、洗っていない手の指で取ろうとしていた。
今考えればとんでもないことだ。
だがそんなふうに強引な取り方をすると意外と取りにくいもので、へそのごまはへその 中の肉のヒダからなかなか出てこない。
母親にしかられてやめたのだが、その後が大変だった。
本当にお腹に激痛が走ってきて、痛い痛いとうなったことがある。
それでも幸い腹膜炎にもかからず、炎症も出なかったが、腹膜炎になるなどとは両親も知らなかったかもしれない。
でもへそのごまは一面そういう不潔の塊ではあるけれど、一面へその下の内臓との間をふさいで、内臓を外の空気や環境から守っている、とも両親から言われたことがある。
本当かどうか今でも半信半疑だ。
でもちゃんとした取り方でへそのゴマを取り、美へそに出来ればそれがベストだ。
というか、そんなに汚くなるようなところだから、他の部位よりも体の中で一番清潔に保っておくべきところではないだろうか。
皆さんもぜひそんな美へそを目指して正しいお手入れをトライしていただきたい!
(一ノ瀬絵美)