皆さんは太らないためにどんな食べ物を食べているだろうか。
よく「太らない食べ物ランキング」という食品目の一覧を見かけることが多いが、実際私もこの中の内、誰にすすめられたというわけでもないがいつの間にか習慣的に3,4種類の品目を食べるようになっていた。
太らない食べ物ランキングについては、確かにそういう食べ物だと言うことでよく言われるし説得力もある。
ただ、それでも痩せたい人、ダイエットしている方達にとってはそれだけ考えていても落とし穴のようなものがある。
つまり痩せない場合があるのだ。
なので食べる品目ばかりに目を向ければよい、というわけではなく、他にもやっぱり気をつけなくてはならないことも多いようだ。
それをちょっと語ってみたい。
太らない食べ物ランキング
その前に、まず基本として、太らない食べ物ランキングの上位を維持している食べ物にはどんなものがあるのだろうか?
もちろんダイエットを考えれば、こうしたものを常に心がけて食事をしていけば基本的によいわけなので、一応きちんとまとめておこう。
1. こんにゃく
2.海草類(ワカメ、ひじき、テングサ(心太)など)
3.菌類(シイタケ、シメジなど)
4.玄米
5.大豆食品(豆腐、納豆など)
6.青魚(サバ、サンマなど)
7.鳥のムネ肉、ササミ(要するに脂肪分の少ない肉)
ざっとこういうものになるだろうか。
上以外にも太らない食べ物ランキングに入るものがあるとは思うが、手軽に入手できて、調理も簡単そうなものをあげてみた。
また、上のランキング順は私自身が食べ続けているものの内、個人的な感触でダイエット効果がよいものから順に並べているので、他の方達に取っては変動があるかも知れないことを付け加えておく。
個々の品目の特徴などについてはここで細かくご説明できない。
レシピ関連の本やネットサイトを参考にしていただきたいが、調理の仕方にもよるけれど、上の品目は食べ続けていて絶対損のないものばかりだ。
太らないはずの食べ物を食べていても太ることがある?注意すべき3つのポイント
ところがこういう太らない食べ物ランキングにランクインされている食べ物をいつも食べていたとしても、それだけではダイエット効果としては実のところ期待しきれないのだ。
これが実は大事な点で、こればかり食べているのになぜ痩せないのだろう?というような失敗になる可能性もあるから注意しなくてはならない。
そういう注意しなくてはならないポイントは3つある。
大変大切なことだからぜひ頭に入れていただきたい。
1.運動不足
暑い夏場に汗をかくのはイヤだと言って、エアコンの室内にこもってしまいがちなのがこの季節だ。
そうすると冬場と同じ運動不足となる。
運動不足になると、筋肉が落ちることになるのだが、そうなると基礎代謝も同時に落ちてしまう。
基礎代謝が落ちてしまうと結局体の中に溜まった脂肪分を燃やすことがなくなり、どんどん溜まっていくことになるのだ。
そうなると脂肪分ばかりでなく、血行の不良から肌トラブルにもつながるし、体内に残留している老廃物も蓄積するので、夏場でありながら冷えが深刻になったり、体のむくみが出てきてしまうこととなる。
2.冷たいものをつい食べすぎる。エアコンの室内で汗をかかない。
仕事などで夏の日中に外を歩き回り、そのためにファミレスなどに昼食時駆け込むようにして入る。そこで食事とともに冷たいスイーツやアイスなどを食べる、また冷えたジュースやお茶などを飲むことが多くなるのがこの季節だ。
ところがこれが禁物で、なまじ夏場で代謝が衰えているところにこういう冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、働きの鈍っている内臓を余計似冷やしてしまう。
そしてエアコンのかかっている室内にいることで発汗の機会がぐっと減ることとなることも体にとってはよくはない。
汗をかくというのは、体の内部の体温を適度に下げると同時に老廃物も外へ出してくれる機能もあるので、発汗をこうして止めてしまうということはそういう不要なものを体の中にとどめてしまうこととなる。
3.ストレスによって食べ過ぎる
普段の食生活はもちろん、太らない食べ物ランキングの食べ物でもありがちだが、私たちは仕事でも日常生活でもとかくストレスを抱えがちな毎日を過ごしている。
このストレスがくせ者で、ドーパミンというホルモンを大量に分泌するようになることで、摂食中枢を刺激して過食を促してしまうのだ。
そして逆に、ストレスに晒されていることでセロトニンの分泌量を減らすことから満腹中枢を鈍らせてしまい、なかなか満腹感が起こらなくなってしまう。
ざっと見て、大まかにこれだけ危ない要因があるのだ。
確かに「太らない食べ物ランキング」を調べて、そういう食材による献立や料理を意識して行くのも大切だが、それ以外にも私たちは多くのことに気をつけなくてはいけない。
それがこういう事実によって十分にわかることだろう。
足元をすくわれない、太らない生活習慣と運動を心がけること
こう見ていくと、太らないためには食習慣とともに生活習慣の改善がとても大切、そういう結論となるに違いない。
そこで、じゃあまず第一に何をすればよいのか?
もちろん太らない食べ物ランキングにランクインしている食材などを多く摂取することはもとより大切だが、その恩恵を十分に生かし、体調管理、そして精神的な健康の管理としても見て行かなくてはならない。
私がいつも知人友人に勧めているのはウォーキング。
そして白湯(さゆ)だ。
ウォーキングを毎日30分~40分することによって運動不足、セロトニンの適度な分泌、そして適度に日光の紫外線を浴びることで体内に生成されるビタミンD、さらにカルシウムの吸収度を高めるなど様々に恩恵がある。
脂肪の燃焼もできるのだ。
しかも代謝を良くして足腰の筋肉もつけてくれるので、下半身の冷えを改善することも出来るのだ。
簡単な運動なので、毎日30分、食後2時間くらいの時にウォーキングすることをぜひおすすめしたい。
もう一つは、ダイエット中に空腹を我慢するのは辛いことだが、その解消方法として白湯、つまり湯冷ましを飲むことをおすすめしたい。
大体すする程度の熱さの白湯を食事前30分くらいの時に150~200CCほど飲む。
そうすると胃腸が温かくなって働きが良くなり、代謝や免疫機能が改善される。
腰回りの冷えも解消できる。
これを毎食前、そして就寝前に飲むのだ。
トータルで一日800CCくらいだが、キツイ空腹や食欲を抑えてくれるので、ダイエットだけを考えても大変良い効果がある。
痩せるには食、習慣、メンタル全ての改善を考えていく必要が
そのようなわけで、結局のところ太らない食べ物のランキングを調べてそれだけを食べていてもやがて飽きが来るし、栄養のバランス面でもムリが来る可能性だってある。
なので食べ物ばかりにこだわらず、生活習慣やメンタルの部分も含めて総合的に考えていく必要がある、というのが私の結論だがいかがだろうか?
上の方法は全て私が実践し、確かにこれなら多くの人にとって出来ること、と太鼓判を押したい方法なので、ぜひお試ししてみて欲しい。
最後に注意すべきは、当然だが
“ダイエットは一日にしてならず!”
というか、要するに短期間で効果が上がるとは言い切れない。
ウォーキングにしろ、食生活の改善にしろ、ひと月ふた月は最低でもがんばっていただきたい。
ぜひご成功を祈りたい。
(増淵夕子)