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風水を信じない方が成功する?お金が欲しいならこだわらない方がよいかも!

風水を信じているアラサー、アラフォーの女性は多い。
けれど、一方で信じない方が実生活上で成功する、ということも言えているようだ。

第一、風水に科学的な根拠はない。
信じる、信じないはそれこそ占い、宗教レベルであって、お金持ちになるとか事業で成功するかは別問題だ。

ごくごく身近な話をすれば、風水にこだわって散財する女性は私の周囲にも多い。
逆に信じないで地道に資格試験を勉強して見事に合格した人もいる。

そしてその事実を見つめ直したとき、実生活では何をすればよいのか?
どうしたら成功できるのか?
それを考えてみよう。

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成功しても風水を信じない人はたくさんいる!

単純に考えてみよう。
「風水を信じないと実生活で成功しないのか?」
これは絶対あり得ない、と断言できるだろう。

たとえば、次のように、年収や男女の別で風水にこだわるかどうかの統計結果がある。

・年収1000万以上の人の方が1000万以上の人よりも風水を信じない。
(年収1000万以上の人は6.5%、700~1000万未満の人は14.4%、500~700万は18.1%)

・男性の方が女性よりも信じない傾向が強い。
(30代は男性9.0%に対し女性は14.6%、40代だと男性9.8%に対し女性は23.7%(!))
(「しらべえ」https://sirabee.com/2015/08/27/45818/ より引用整理)

つまりお金持ちは風水を信じない。それでも事業や仕事に成功している。
これが事実だ。

そして女性に特有のことだろうけれど、男性と比べて神秘的なものとか、占いのようなものにどうしても目が行ってしまう。
そしてその方が成功する、と自分で思ってしまうのだ。

グローバルに見たら中国、台湾の習慣的な迷信でしかない?

確かに中国人や台湾人の人たちには、元々伝統的な習慣からすごく風水にこだわる。
そして、それに従っていれば人生何でも成功すると思っている人たちが多い。

たとえば、つけている時計の色から服の色まで、それこそ黄色(というか黄金色)に統一していたり、ビルもそれに習って真ん中に穴を開けて風水に従った造りにしてみたり、などなど徹底ぶりがある。

でも、よくよく考えれば、お金持ちや大富豪というのは何も中国、台湾人だけではない。そんな東洋の理論など、全然信じない欧米人や中東人などにも、いくらでも億万長者がいたりする。

そもそも風水の出自というのは、大昔の中国で生まれた陰陽五行説など、要するに占いと同じ根っこなのだ。
それが日本の古い時代に渡ってきて、平城京や平安京の設計などに取り入れられていた。

根拠があるのか、そうでなく単なる迷信か?
そして信じない方がかえって成功する場合もあるのではないか?
こういうグローバルな視点から見ただけですぐにわかってしまうのだ。
風水

「専門家」と「信じる人」で流行が造られた?

そしてごく最近の風水ブームというのは一部の「専門家」っぽい人たちが本を書いて、それがベストセラーになったことが一つの発端になっている。
そしてその結果、風水グッズも世の中にたくさん出回ることとなった。

でも、なまじ中途半端にこだわってお金を散在し、風水にこだわるよりは、信じない方がよっぽど財布によかったり、思考を健全に保つのではないだろうか?

結局風水は、
「善人過ぎて信じてしまいやすい人」、
「何かを信じないではいられない人」
がいて、それで流行している、そんな風に私は見ている。
信じている方たちには申し訳ないけれど、いかがだろうか?

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どちらでも成功と災難は等しくやってくる

そしてもちろんだが、日本でもこういう風水の約束事を元にして都市作りや家づくりがされているのは知っている方も多いだろう。
よく言う「鬼門欠け」がその典型になる。

鬼門で言う北東の方向に家を張り出さないでおいたり、町並みを張り出す代わりにお寺を置いたりしている、というケースがそれだ。
たとえば東京だったら江戸時代の寛永寺がそれに当たる。

でも、そういう町並みに建設された京都、そして昔の東京である江戸など、果たして他の都市よりも災難を避けることができたりしたと言えるだろうか?

京都だっていくらでも戦渦に巻き込まれている。
明治維新の時に禁門の変などで町中が火に包まれ、多くの市民が焼け出された。

東京など、明治維新の時には寛永寺に立てこもった彰義隊が大村益次郎の大砲でめちゃめちゃにされ、第二次世界大戦では東京大空襲で10万人が亡くなっている。

なまじ風水など信じないで、しっかりと合理的な根拠に基づいて政治政策や都市建設をしていた方がよっぽど成功していたかもしれないし、また多くの人の災難も逃れられたかもしれない。

もちろんこういう歴史上のことはいつも「もしも」という仮定の中のことなので、それ自体、一概に正しいとは言い切れない。

けれど同時に信じれば事業でも都市建設でも成功できる、ということもまた言えないのだ。
成功と災難、正しい努力が無い限り、どちらも等しくやってくるはずだ。
家と方角

お金、出会いがほしいなら、それに見合った地道な努力を

そういうわけで、結論としてお金が欲しい、あるいは出会いがない、と嘆いている女性の方々には耳が痛いかもしれない。

宗教もそうだけれど、こういうものを信じる、信じないはあくまでも個人の自由だ。

けれど実際にお金をもっと稼ぎたいとか、出会いをもっと増やしたい、結婚相手を探したい、というような現実の成功を求めていくためには、それに見合う努力を実際に、そして着実にしていかなくてはならない。

あくまでも迷信レベルのことでしかないことに、過度にこだわりすぎてしまうとそれこそ他力本願、依存癖のようなものになるのではないだろうか?
そして一番心配して、避けるべきこことではないだろうか?

この風水の真偽については、一級建築士の江口征男氏が、次のブログ記事で解説されている。
「くたばれ!“家相・風水”」
http://www.geocities.jp/kutabare_kaso_fusui/

黄色い財布を持つ前に、
「信じることの危うさ」
「信じないことの大切さ」
をぜひ本気で考えていただきたい。

(増淵夕子)

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