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ブタクサのアレルギーで咳がヘンテコに出る?放っておくと大変な目に遭うかも!

ブタクサといえば秋の花粉アレルギーの原因の一つだ。
しかも発症すると、よくある花粉アレルギーの症状と一緒に咳がでたりやのどもおかしくなる、ということが知られている。

だからこれで連想すると、ふつうは風邪かな、と思い込んでしまう。

ただ、ブタクサのアレルギーによる咳は風邪とは少しずつ違うともいう。
私も少しブタクサのアレルギーを持つし、確かに言われてみればちょっと風邪とは違う咳かな、とも思うけれど、それでもやっぱり風邪だと間違えやすい。

それはそれでしょうがないけれど、ちょっと風邪気味だ、と間違って放っておいても大丈夫だろうか、という事が問題だ。

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ブタクサのアレルギーをもつ人は意外に多い!秋にヘンテコな咳が出たときは要注意!

ブタクサはキク科の雑草の一つで、同じキク科のヨモギと共に秋の花粉アレルギーの代表になる。
その他、カナムグラも秋の花粉アレルギーの原因となる雑草の一つになる。

あまり知られていないかも知れないが、ブタクサアレルギーを持つ人は、日本人のうちで約6分の1,2000万人とも聞いたことがある。
花粉症の発症率が全国で約40%、5000万人くらいいるといわれているから、かなりすごい割合ではないだろうか。

しかも上でお伝えしたようにブタクサによる症状は咳、そして喉の痛みやイガイガが特徴になる。
普通の花粉アレルギーよろしくクシャミ、鼻水や鼻づまりもあるから、それを合わせればほぼ完璧に風邪と間違えてしまうのだ。

ここに怖い落とし穴があるといえる。
つまり、自分はアレルギーがないと思い込んで軽い風邪のように考え、放っておく結果、とんでもない症状を引き起こしてしまう可能性がある、ということだ。

ブタクサ
見つけるのはワケない?どこにでも生えている!

ブタクサのアレルギーは私もあるけれど、いわゆる「空咳」が多い。
むせるような空咳が出て、それがちょっと続くかなと思ったらぱったり止んでしまう。

そしてよくよく症状を振り返れば、鼻水くらいは出ても透明無色、そして水っぽいままでそれ以上は酷くならない。

そして喉がスッキリしない。
咳払いが多くなり、どうしてもイガイガ感が残ったりする。
本当にちょっと鼻風邪みたいな感じだ。

放っておくと喘息や扁桃炎にも?

しかしながら結局、アレルギー症状が進んでしまうと春の花粉症と同様、よけいに過敏になるようだ。

何となく気持ちの問題みたいなものかも知れないし、こういう症状自体、ある日突然発症することが知られている。
症状を抑えている体のキャパシティが限界点に来たとき、どっと出るのがアレルギー症状だ。

そして上の様な症状と一緒に微熱が出たり、女性の方は花粉で肌荒れまで起こってしまう。

このあたりは春の花粉アレルギーと共通になるけれど、やはり問題は咳。
ブタクサの花粉は軽いので、鼻を通り越して喉、そしてさらに先の気管や気管支にまで入り込むことも多い。

そういう場所に付着してしまうと、喘息のような咳まで出てきてしまう。
要するにいつまでも空咳が止まず、息苦しささえ感じるほどになる、ということだ。

いわゆる「咳喘息」という症状で、こうした喘息を引き起こしてしまうため、ブタクサは別名「喘息草」とも呼ばれている。

そして喉と言えば扁桃炎。
扁桃腺にブタクサの花粉が付着し、それで扁桃腺が腫れ上がるということが分かっている。
そして、咳どころか恐ろしい喉の激痛と高熱に悩まされることになる。

しかもそれだけではなく、この症状を繰り返しているとやがて慢性化し、その結果腎不全など腎臓機能に障害をもたらしてしまう、そういう危険性も指摘されている。

こんな深刻な体調不全まで出て来る可能性があるから、鼻風邪程度だと思って放っておくべきではない。
春の花粉症よりもある意味怖いし、危険というしかないだろう。

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2つの対策に注目!まずは医療危険で検査

じゃあ、こういうブタクサの花粉アレルギーのある人は、いったいどういう対策をすれば良いのだろうかということになる。

それには二つの大切な対処法がある。
まずはその症状が確かに花粉によるものか、そしてさらにその中でも本当にブタクサなのか?

私の経験上のことを上にも書いたけれど、単に咳だけでは分からない。
ブタクサのほかにもアレルギーを引き起こす花粉を飛ばす植物は多いし、本当に風邪による咳だという可能性もあったりするからだ。

はっきり判別するためにはやはり耳鼻科や病院などの医療機関でしっかりアレルギー反応の検査を受けてみることだ。
やったことのない方はぜひ受けてみると良い。

喘息
喘息まで発病する?怖い秋の花粉アレルギー

秋はそういうわけで、ちょうどそういう時期だからどこの病院や耳鼻科でも案内があるだろうし、受付で診察と一緒に検査を行ってもらうのが良い。
私も受けたけれど、たいていは血液検査になると思う。

そしてその上で適切な処置や治療を受ければベストだ。

そういう雑草が生えている場所に近寄らない?

もう一つ、覚えておいて損のない対処法がある。
それは、ブタクサなどの雑草が多く茂っている場所に近づかない、ということだ。

春のスギ花粉などは樹木のせが高いこともあったりして、一度花粉が飛散すると数十キロメートル先まで飛んでいくことが知られている。

しかしながらこういう雑草の花粉は、遠くてもせいぜい数十メートル。
非常に飛散距離が短いのだ。

ブタクサもそうだけれど、ヨモギやカナムグラはちょっとした休閑地や土肌がむき出しだった荒れ地、土手や野原によく生えている。

こういう雑草が大量に生えている場所は自宅の近くにいくらでもあると思うけれど、要はそういう場所を記憶しておくこと。
そして所用などで外を歩くときにはなるべくその付近を避けることだ。

もちろん普通の花粉症と同じく、花粉よけのマスクとか目薬、ゴーグル型の眼鏡をすること。
外出から帰ったら洗顔したり服をはたく、洗濯物や布団も外に干したらよくはたいて花粉を落とすことだ。

とにかく秋は意外とアレルギー症状の原因が増える。
こちらWoomedeiaの主幹・増淵夕子さんが次の記事で解説してくれている。

秋の花粉症の原因は多い!3つの予防の仕方とその中で一番大切なものとは

咳が出たら多かれ少なかれ、何らかの体のサイン。
こういうこともあるので、知らずに過ごしてしまっている方は見直してみることをオススメしたい。

(吉野博耶)

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