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心筋梗塞の症状は放散痛がきわめて危険!どうしたら予防できるのか

心筋梗塞という怖ろしい病気、その症状が放散痛、つまり心臓とは全然関係の無いような場所に出る、それが大変多いということをご存じだろうか?

今までは熟年に入ったような年齢の人にだけかかるものと思っている方が多いかも知れないが、最近では40代30代、さらには20代とだんだん低年齢化してきている。
だからそういう若い世代の人に心筋梗塞の症状が現れても「まさか自分が」と軽視してしまうことが多い。

そしてまたさらに、今お伝えしたように全くそうとは気づかないような関係のない場所に症状が表れることが多く、手遅れになるケースも実際ある。

そんなきわめて危険なこの病気、その発見と予防について見てみよう。

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放散痛とは?若くても心筋梗塞には十分に注意!

上でも少し触れてみたが、まず放散痛というのはいったいどんな症状なのかをお伝えしてみよう。
放散痛とは上の通り、患部とは全然別の場所に痛みが出る症状のことだ。

その原因は心筋梗塞の場合、その前の段階としてよく知られるのが狭心症というものだが、そのうち、狭心症も心筋梗塞も血行が止まったり悪くなってしまう症状が出るという点は同じなのだ。

そして血行に支障を来すことで神経組織に作用し、それが元で全然関係の無いような体の他の部位に痛みを訴えたりすることとなる。

もちろん神経組織は体全体に張り巡らされているので、この病気にかかると全く別な場所が痛んだりしびれたりすることが非常に多くなる。
というか、心筋梗塞に特有の症状と言いきってよいくらいに多い。
heartattack
この放散痛があるために、肩や背中などに痛みが走っても、心筋梗塞であっても本人はただの筋肉痛とか関節痛と考えてしまうことが多くなる。
特に若い年代の方は自分自身を安心させようとして、
「まさかこの年で心筋梗塞なんて」
などと考えてしまうことも多いのだ。

心筋梗塞で亡くなった30代の有名人には元Jリーガーの松田直樹さん(34)や音楽家の今井洋介さん(31)などがいるが、おそらくはそういう心理も作用していたのではないだろうか。
だがそういうわけで松田さんや今井さんも30代前半で命を落としている。

さらには女優の天海祐希さん(46)もこの病気にかかり、手術して危うく一命を取り留めた。
対岸の火事ではない、それを十分理解しておこう。

放散痛にはどんな症状があるか

心筋梗塞に特有の症状として知られている怖ろしい放散痛、それにはどんなものがあるのだろうか、ちょっと痛みの出る部位さらってみよう。

・肩、特に左肩
・背中
・胃、みぞおち
・首
・あご
・歯

その他上腕、つまり二の腕が痛む場合もあったりする。

痛むのが腕や歯になると、普通の人はこれが心筋梗塞の症状の一つだとはとうてい考えることはないはずだ。
それだけにこの放散痛は危険なのだ。

もちろん放散痛でなく心筋梗塞に特有の症状、つまり心臓やその周辺に痛みなどの 症状が出る場合もある。

その中でもいちばん多いのが突然の胸の激痛。
その他、

・息苦しかったり、激しい息切れを覚える、
・冷や汗が出たり、顔面蒼白になったりする、
・急激な血圧低下が起こる

などの症状があったら心筋梗塞の兆候となる。

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予防法はどんなものが一番有効か

こうした放散痛もあったりするので、心筋梗塞にかかると手遅れになることが非常に多いし、命を落とす危険性も大きくなる。
現に心疾患による死亡率、現在も日本では癌に次ぐ高さとなっているのだ。

予防法としては普通の人なら、検査で心電図を定期的に調べてもらうことを考えるかも知れないが、実のところ心電図でも心筋梗塞を発見するのは難しいと言われているのだ。
なので他にも予防法を講じる必要が出てくる。

まず一つ目には、心筋梗塞はその前段階として狭心症を発症することが非常に多い。
なので狭心症にかかったら、心筋梗塞を疑う必要も出てくるだろう。

そしてまた、同じく定期的な検診を受けて動脈硬化の程度を調べることをぜひおすすめしたい。

心筋梗塞も狭心症も、心臓を取り巻く冠動脈が詰まったり血行が止まったりする病気だが、結局のところこれはやコレステロールなどで動脈硬化が進み、詰まりやすくなるために起こる病気となる。

なので動脈硬化がどの程度進んでいるのかは、心筋梗塞を防ぐための有力なバロメーターだ。
動脈硬化が進んでいるからと言って即心筋梗塞というわけではないが、そういう危険性が大きいかどうかを事前に察知する方法としては一番有効ではないだろうか。
stethoscope
もちろんこれらの医療的な予防方法に加えて、日常生活の中で予防する努力も非常に大切だ。

規則正しい生活と、適度な運動を続けること、食生活を見直してバランスの取れた栄養を補給し、塩分や動物性脂肪を多く取りすぎないこと、そしてストレスをためず睡眠を十分取るようにすること。
こうしたあたり、心筋梗塞の予防だけでなく、他の病気に対する予防方法でもある。

そんなわけで、最近は若い方達の間でも狭心症や心筋梗塞にかかるケースが増えてきているが、それもストレス社会と呼ばれる現代の世相と言えるだろう。
でも、こんな時だからこそ正しい生活態度の見直し、その大切さも分かってくるのではないだろうか。

とりわけ高めの血圧の人は、異常のような情報も取り入れて、ぜひこの怖い病気に対して予防策を万全にしていただきたい。

(増淵夕子)

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