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心筋梗塞の前兆は背中の痛みも!若い時でも注意すべき3つのこと! 

心筋梗塞は40代、さらには30代の人でもかかることがある、といったら驚くだろうか。
胸の激痛や呼吸困難など、心筋梗塞の前兆は突如としてやってくる。
だが中には背中の痛みが前兆だった、という自己判断の下しようがない場合もあるから怖い。
それだけ予防のしようがないように見えるのも事実だ。

一番がんばって仕事をバリバリこなしていたりする人に限ってかかりやすい、ともいわれるこの病気。
著名人でも多くの人がかかって命を落としている。

心筋梗塞の前兆は特徴的なものも多いが、背中の痛みのように、一見素人には全然分からないものまである。本当に怖いのだ。
それも含めてこの病気をどうやって予防したらよいのか、私たち女性にも大切なことなので説明してみよう。

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心筋梗塞の前兆はどんなものがある?

まず押さえておきたい心筋梗塞の前兆は、どんな症状があるのだろうか。
それを大まかに列挙すると下のようになる。

・左胸に激痛が走る。
・呼吸が苦しくなる。
・冷や汗が出る。

特に左胸が痛くなる、というのは心筋梗塞の特徴的な症状だろう。

そしてくどいようだが、一見そんな重病に見えないような前兆としておさえておかなくてはならないものとして、

・背中の痛み
・左肩に違和感

の場合だ。
左肩に違和感、というのは要するに左肩が妙に凝る、特に右肩とはアンバランスに左肩だけ凝る、というものだ。

恐ろしいのは、この症状が続くのは最初の内、せいぜい長くても30分程度で、その後は楽になってしまうことだ。

「なんだすぐに消えちゃうじゃないこの痛み?」と本人が安心してしまい、病院で検査もしないでいると文字通り命取りになる場合が多くなるから注意しなくてはならない。

また、特に若い内はそれでも症状が軽くてすむ方だが、だんだん年を取るにつれて症状も重くなり、ついには最悪の結果となる可能性だってある。

働き盛りにそうなりたくないならば、心筋梗塞の前兆は決して軽く見てはならないのだ。

心筋梗塞を発症する人に共通する高血圧・頑張り屋

天海祐希さんが45歳の若さで心筋梗塞にかかったことが、私の中でいまだに一番衝撃的な事実として響いている。

男性特有の病気だと思っていたのだが、全然そうではなく、特に仕事に励んでいる女性もまた男性とおなじ状況になりやすいので、当然この病気にかかるリスクは増大しているのだ。

なお、著名人では40代だけでなく、30代それも前半でこの病気で命を落としている人もいる。

よく知られている30代前半の著名人は以下の二人だ。
松田直樹(サッカー元日本代表)34歳
今井洋介(写真家、音楽家)31歳
一番右の年齢は享年で、しかも死因はもちろん心筋梗塞。

彼が左肩や背中の痛み等を訴えていた、という情報は聞かないが、なぜこういう部位が心筋梗塞の時に痛みを生じるのか?

これを説明すると、心筋梗塞も含めて心臓の病気の場合、不調を伝える神経が左肩を通り抜けているために他ならない。
つまり心臓がやや胸の左側にあるのと合致するワケだ。

なので痛みや不調を起こしているのは確かに心臓なのだが、左肩に痛みがあるように脳が認識してしまう。
これを『放散痛』と呼び、本来の患部から離れたところで痛みがあるのが心筋梗塞の一つの特徴と言える。

なお、背中の痛みも同様で、実際に総合病院の受付などで症状として肩や背中の痛みをと言うと、この放散痛の理由もあって、単なる局所的な疾患によるとは見なさないことが多いのだ。

だからそうした場合、単純な病気とせず、いきなり心臓血管内科とか循環器科に回すケースが多い。

二人の中でも一番怖いと私が感じるのは松田直樹さんのケースで、現役バリバリのJリーガーで運動に明け暮れていたはずなのにこの病気で命を落としてしまっている。
運動してもしなくても心筋梗塞になるということになる。

こういう人たちに一律して良く言われるのは、高血圧を筆頭に、高血糖、肥満、コレステロール値が高い、などがある。
ヘビースモーカーも要因の一つだともいわれているが、一方メンタルな部分では一言で言うと「非常に頑張り屋」といえそうだ。

つまり仕事に対してものすごく自分を追い込んだり、強い責任感を持ちすぎて大きなストレスを自身にかけてしまいがちな性質、ということが出来る。
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ただ、頑張り屋の性格も高血圧の体質もおいそれとは改善できない。
著名人であればあるほどそういう人一倍の努力もしているものだし、またしなくてはならなくなる。
このあたりにこの病気の予防の難しさがあるのかもしれない。

そして背中の痛み等が生じても、私たち素人は「まさかそんな病気に自分が?」という心理が働いてしまうし、またそういう痛みも上記の通り一過性で終わることが多い。
さらに言えば、そういう痛みに本人が“慣れて”しまうと言うこともあるだろう。

天海祐希さんも心筋梗塞にかかって以来ヘビースモーカーをやめたことが知られるが、私にとってもせいぜいそんなところが直接的な予防法くらいだと思っていた。
だが詳しく見ていくと、確かにちゃんとした予防法はあるのがわかっている。

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若年性心筋梗塞にかからないために押さえておくべき3つのこと

このように若い人たちがかかる心筋梗塞を「若年性心筋梗塞」と呼ぶそうだが、その原因はやはり過密な仕事などによる生活習慣の乱れであり、同時に仕事や生活の乱れによる過重なストレスにさらされ続けていることが原因だ。

それを防ぐためには、最低限の知恵として以下の3つを心がけておくようにすると良い。

1.定期的に心電図を取る
当たり前のようだが、下の「2.」「3.」に身に覚えのある人は特に受けた方がよい。

2.生活習慣を出来るだけ規則的にするよう心がける。
運動不足や睡眠不足になるのを慎み、アルコールや喫煙を控え目にする。
また、肥満の原因になったり、塩分の多い食事は避ける。

3.ストレスをためすぎない
そして一番ややこしいのはおそらくこの「3.」ではないだろうか。
繰り返すが、Jリーガーの松田直樹さんのようなスポーツマンでも心筋梗塞で命を落とすという事実がある。

要するに、スポーツをがんがんやっている人であっても発病するのが心筋梗塞だということとなる。

だからといって運動が心筋梗塞の予防として全くムダだというわけではなく、松田さんの場合は多くの女性交友の事実と、それが原因となる妻との離婚など、むしろ私生活がかなり乱れていたことが知られている。

また、親族との大きな確執もあったことがわかっており、それが大きなストレスとなっていたことは明らかだ。
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いずれにしてもストレスを過度にため込んでいるのは避けた方がよい。
あまり根を詰めて仕事に没頭し過ぎず、運動不足になりすぎないようにして、旅行などで息抜きをするのも良いだろう。

そういう生活が出来ないで居続ければ、心筋梗塞の前兆は密かに忍び寄ってくることになるだろう。

そしてもちろん、一見素人目には心筋梗塞などとは考えられないような体の不調でも、きちんと放散痛のことを知っておくこと。
そしてこの記事をここまでお読みの方だったらお分かりだと思うが、背中の痛みとか左肩の異常な懲りという症状が起こったらとにかく病院を早い内に訪れるべきだろう。

死因No.2の心疾患のファクター・心筋梗塞に対して危機意識を持つことが大切

現在日本人の死亡原因は、1位ががんで約30%、2位が心筋梗塞を含む心疾患で15%あまり、そして3位が脳疾患の10%超となっている。

20人の内、3人は心臓の病気でなくなっているわけだが、心筋梗塞による脂肪はその中でも大きなウェイトを占めているのは間違いない。

心筋梗塞の前兆はそういうわけで、確かに一定の特徴がある場合もあるが、そうでなく、たとえば左の胸でなく上記のように左肩の懲りや背中の痛み、果ては胃の痛みだと勘違いするケースも報告されているという。

こうした勘違いとか、そういう兆候を見逃さないためにも出来るだけ定期的なメディカルチェックはなるだけ続けた方がよい。
それによってあなた自身にも危機意識が高まるし、自分の体をいたわる契機にもなりうるからだ。

天海祐希さんはあの通り、幸いにも心筋梗塞の治療の後でも再び舞台に立つことが出来ているが、喫煙とかアルコールなど、女性がこの頃たしなむ姿は以前より多くなってきている。
それだけ習慣的にも男性化しているということは言えるだろう。

それだけに今までのように心筋梗塞というのは高齢の男性特有の病気、という考え方は避けることをぜひおすすめしたい。

(増淵夕子)

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