痩せる運動は、ダイエットをめざす30代以上の女性だったら必ず考えていくべきもの。
20代の頃は体の代謝機能が旺盛だったので、節食によるダイエットもできたが、30代、さらに40代になるとだんだん代謝機能が衰えて、節食しても体に食べたものカロリーが脂肪分としていつまでも残り続けていることとなる。
これが私たち30代の女性たちが食事制限しても痩せない理由だ。
だからある年齢になったら食事制限よりも運動によるダイエットを考える必要があるのだが、やせる運動としても、そして手軽にできること、さらに大きな効果を持つ物として縄跳びはうってつけだ。
縄跳びはボクサーも実践している有酸素運動
子供の頃、縄跳びによく馴染んでいた方も多いと思うし、実際私も中学に上がる前までは友達とよく楽しんだものだった。
だが縄跳びはもウェイト調整のために欠かせない運動としてプロボクサーも行っている、すばらしいダイエット運動だということをぜひ知っておいてほしいのだ。
しかも縄跳びがすごいのは、前身をバランス痩せさせてくれるすばらしい運動でもあるし、ジョギングなどと同じく有酸素運動でもある。
だからジョギングなどと比べても勝るとも劣らない運動でもあるし、また様々なポイントを考えてみてもそれ以上にすばらしいことがたくさんだ。
同じ有酸素運動の中でも一回りダイエット効果がすばらしい
有酸素運動というのは体にかかる負荷はそんなに高くなくて長い時間続けられる運動だが、体の脂肪燃焼を促進する運動でもあるのでダイエットにはうってつけな運動だ。
だからジョギングとかスクワットなどが同じ有酸素運動の一つとしてダイエット運動に人気があるのだが、そんな他の運動よりも縄跳びは腕や足をなど、全身の筋肉を同時にバランスよく強化してくれるので、間違いなく一回り優れていると言えるのだ。
30代以上になると、そういうわけで節食ダイエットよりも運動ダイエットによって筋肉をほどよくつけることが必要になるのだが、スクワットは足腰だけ、ジョギングも基本スクワットと同じ部位しか筋肉をつけてくれない。
これも当然と言えばそのとおりだ。
だからそういう運動の場合には上半身、別に腕など上半身にも筋肉をつけるため、ダンベルなどで他の運動をしなくてはならないし、それだけ時間もかさんでしまう。この点、ただでさえ多忙になっている30代、40代の女性にとってはかなりデメリットではないだろうか。
だが縄跳びはそれだけで腕や肩、腰や足という全身の筋肉を使うので、ダイエットの効果もさらに一回りすばらしいといえる。
効果的に痩せる運動として、ぜひ本気で取り組んでいただきたいものなのだ。
縄跳びの仕方、時間はどのくらいでよいの?
そんな痩せる運動の頂点とも言える縄跳びだが、実際どのように行うのか?
それを一つ一つ押さえていってみよう。
・2,30分かけること。
最初は軽めで、時間も短くてよいが徐々に慣れていったら20分、30分と増やしていくようにする。
初めのうちは全身を使うし、終わった後も筋肉痛がある。
最初からずっと通して行おうとはせず、自分のペースでこまめに休息を入れるとよいし、慣れてきた後でもちょっと息が乱れてきたら5分くらいの休憩を挟むとよいだろう。
注意しなくてはならないのは「休みすぎない」こと。
休みすぎると体が冷えてウォームダウンになってしまう。
なるだけエンジンがかかったままにしておく程度に休みを入れながら続けるのがコツだ。
また、筋肉痛や筋肉がつってしまうことを避けるため、運動前にはウォーミングアップを十分し、運動後もウォームダウンのために整理体操を怠らないことだ。
なかでもストレッチはおすすめだ。
・縄跳びの縄は最初からこだわる必要はない。
100金でも簡単な物が売っているので、最初はそれを使ってもよいだろう。
慣れてきて、どうしても具合が悪いと感じるようになったらスポーツ専門店などで本式の物を買ったりすればよい。
・回数よりも運動を行っている時間で効果を期待すること。
・できれば毎日やること。
どんな運動でも継続しなくては意味がない。そしてジョギングなど他の有酸素運動にも言える黄金律として、最低でも2,3ヶ月継続することだ。
できたら毎日行ってほしいのだが、休日などにはもちろん休息を入れて筋肉を休ませてもよいだろう。
毎日できなければ一日おき、または一週間に3,4回などとメニューを組んでもよい。
自信の都合に合わせて、無理のない日程にすることだ。
・楽しんで行うことが大切
痩せる運動だからといって義務的な意識で続けているとおざなりにもなってしまいがちだ。
なので体が慣れてきた、余裕が出てきたのならば二重跳びや片足でスキップをするような飛び方も取り入れてみるとよい。
そういうバラエティを入れると、縄跳びが楽しくなるはずだし、それがモチベーションにつながってくる。
もちろん無理は禁物だ。
私は二重跳びの連続がどうしてもできないので、リキんでこればかりこだわっていたときがあったが見事に足がつった。笑
・姿勢に注意。
注意しなくてはならないのは、必ず背筋をまっすぐ垂直に立てて、真上に跳ぶこと。
オフィスワークデスクワークが長くなると知らないうちに猫背が習慣化する場合も多い。
猫背になると内臓を圧迫するし、長時間座ったままだと足腰の血行が悪くなって冷えにもつながってしまうことは知っている方も多いかもしれない。
猫背のまま縄跳びなどでジャンプすると、体の前後にかかる体重バランスが偏っているため、腰にきてしまう場合があるので特に注意していただきたい。
逆に縄跳びになれてくると、背筋などの筋肉も強化されるのでそんな悪い姿勢が直されてくる。
縄跳びを痩せる運動だけでくくるのはもったいない?
縄跳びがダイエットに大変役立ち、様々にメリットがあるということ、そのやり方をざっと見てきたが、縄跳びのよいところはそれだけではない。
全身の筋肉をバランスよく強化してくれるし、持久力もつく。
そして筋肉によって内臓も支えられてくるので健康促進にも役立つ。
さらに何より、ジムなどに通うことなく自宅や近くの公園などでも気軽にできるのだ。
そしてジョギングのように広い場所もとらない。
考えてみれば都心や郊外などに暮らしている方々にとっても最適ではないだろうか。
私は失敗続きだが、同じ年代の女性にはぜひ二重跳びの連続ができるようになっていただきたい。笑
(増淵夕子)