とんだ二股男だった元彼のことを、今さらほじくられるのもイヤなものだが、なんだかそのいきさつと後悔のことについて、友人などの女性から要望がずいぶんあったりする。
このWoomediaの中で、他の記事でも事あるごとに私が別れた浮気性の元彼のことをあげつらっているものだから、同じような事情の渦中にいたりして自身のことを心配している方々からもリクエストが多い。
でも私自身、後悔と悲しみのただ中に沈み込んでみて、その中から学んだこともないわけではない。
というか自分で言うのもどうかと思うが、ブチ切れて別れてから時間が経って乗り越えたっぽい心境になっている今、結構「強い女」になって来たようにも思えるのだ。
そんな自分の今の心境をベースにして二股男など、浮気性の男性との「戦い方」を語ってみようと思う。
あくまでも個人的なケースだが、結構タメになることもあると思うのでぜひご覧いただきたい。
当然の話、私と同じようにアラサーや30代の女性に取って、彼氏の存在と来ればほぼ結婚が前提になっていると言って過言でない。
それを浮気性の男性やら二股男の場合、そんな女性の窮状を利用するかのようにして手玉に取られてしまうという悲劇は私に限らず、あちこちで見られる様だ。
二股男の元彼に復讐するよりも二度と会わないようにする方が自分のため
つきあっていた男性に、他に女性がいたことがわかってしまうともうその後は理屈よりも感情が先に出てしまい、変な行為にまで及ぶ気持ちになってしまう。
私もかつてはそんな心境になったことがあって、さてアイツにどうやって復習しようかなどと思ったものだ。
二股男の彼氏などと完全に別れることなく、再び自分とのヨリを戻そうと言うのならばこうした行為もまだわかるのだが、そう言うのはっきり言って浮気の度合いがちょっとすれ違った彼女に見とれたくらいの浅い場合くらいのものだ。
二股、三ツ股をかけるような男性というのは相当狡猾で、それなりに言い訳も考えているし、それ以上に女性を惹きつけるコツを知っている。
そんな男性を彼氏に持ってもほとんど先の見込みはないはずなのだ。
そして、そんな彼氏に対して復讐しようとするのは、まだその男性に未練が残っているに他ならない。
はっきり言って、そういう未練に溺れて復讐を考えたりするのは自分のスペックも低めるような行為に他ならないと信じている。
だからそういう男性とは今後一切顔を会わさない、つまりピッタリと縁を切る方が、何倍も自分の身のためになる行為だ。
二股男は一生懲りない
もちろんそんなふうにこちらから一方的に距離を置くようになると、中には追っかけてくる男性もないわけではない。
そんなことが予想される際は辛口になるが、最初の内から弁護士に相談したりして法的なスキをつくっておかないようにしておくとよいだろう。
ふつうは別な女性とつきあっていた現場の写真など証拠を相手に突きつければそれで終わるのだが、しつこい場合には相手の両親などにもそういう係争手段的な行為の可能性を通知することも十分に考えておくことだ。
そこまで物騒なことをしなくても?と思う方もいるかも知れない。
だが私に言わせれば、女という生き物をそういう風に甘く見て高をくくるからこそ二股をやらかす男が出てくるのだ。
大変だし時間やお金もかかるかも知れないが、自分の甘い心に活を入れる、相手と完全に別れる、ケジメをつける。
公表して私はこんな怖い女だ、ということを相手に思い知らせることも大切なのだ。
詰めを甘くしてしまうことが一番よくない。これをぜひ肝に銘じておきたい。
二股男というのにもいろいろな種類があると思うが、私が騙されてつきあったことのある男性というのは、いわゆる浮気性の典型と言ってよい男性だった。
よく言われることだが、浮気性というのは一生治らないものだ。
そしてそんな男性に限って手練手管で言いくるようとするかも知れない。
「本命は君だ、浮気は一時だけのもので、二度としない」、
などと哀願するようにこれまで好きだった彼氏から懇願されれば誰だって心が動くものだ。
だが、そういう場合に限って事実を直視しなくてはならない。
そして、動かぬ浮気の現場や証拠を見たら、それ以上男性のハナシに耳を傾けない方がよい。二重に騙される危険を避けるためだ。
一番の安全策と言えるのがこういう方法だろう。
それでも二股を掛けていた彼氏のことが忘れられない、それでもつきあいたいというのならば、今後もそうした不安と心配がつきまとうことを覚悟するしかないだろう。
私は一度、そうした男性と徹底的に破局して懲りてしまっているせいか、結構舌鋒が鋭いのかも知れない。
だがそれだけに同じような目に会っている女性たちのことも心配になるのだ。
本当に二人の間にはいろいろあるし、結婚しても同じものを引きずっていく可能性だってある。
よい男性と出会って幸せな結婚生活を送る。
そのような究極的な目的のためには、心を落ち着けて現実を直視して正しい判断をするということを常に心のどこかに持っていることをぜひおすすめしたい。
(一ノ瀬恵美)