花粉症がいよいよやってきた。
今年も例年同様、スギ花粉あれるぎーの私も目のかゆみや鼻水、くしゃみが今日あたりから本格化し始めている。
ただ、今年はどうやらツボを刺激する自然療法を覚えて実行しているためか、きつい症状はそれでも改善されているようだ。
ツボの効果を知っているのといないのとでは、花粉症の恐怖のあり方も違ってくるからすごく大切だ。
そんなお役立ち自然療法の一つ、ツボの場所と刺激の仕方をちょっとご紹介したい。
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ツボというとよく連想されるのが鍼灸なのだが、別に鍼灸医のところに行かなくともある程度自分でツボを刺激することで、花粉症の目のかゆみや他の症状も改善できるのだ。
ふつうに耳鼻科に行ったり病院で抗ヒスタミン剤など、あの例の眠くなる薬をもらって服用するのも手なのだが、なまじ眠くなるので車の運転や仕事など、実生活の上で支障を来しやすいというのは確かに言える。
もちろんいちいち病院などに行って診察を受けるのも手間がかかるし、何よりも薬を飲んでも対症療法でしか無く、残念だがふつうのやり方では根治出来ないというのが今の西洋医学の限界だ。
目のかゆみを抑えるツボは3箇所
花粉症の症状で目のかゆみのツボとして最もポピュラーなのは3箇所ある。
・承泣(しょうきゅう)
両目の瞳の真下にあるツボ。頭蓋骨の目の穴の縁にあるツボだ。
ここを両手の人差し指で上下左右に押して揉む。
・睛明(せいめい)
両目の目頭と、鼻の尾根との間にあるツボ。
名前からして目に関係がありそうな名前だ。
ここも承泣と同じ要領で揉むとよい。
・合谷(ごうこく)これは両手の親指と人差し指との間にあるツボで、意外だが花粉症のいろいろな症状に効果があるとされている。
ここを揉む時はもう一方の手の人差し指と親指とで合谷の位置を手の平と手の甲の療法の側から押して揉むとよい。
揉む時間とツボの探し方
それぞれのツボを揉む時間だが、やはり短いよりは長くも見続ける方がよいことは言うまでもない。
鍼灸院で鍼を売ってもらったことのある方ならお分かりの通り、最低でも15分から20分行っているはずだ。
鍼灸よりも効果が弱いのがこうして自分の指を使って揉む方法なので、少なくとも鍼灸院で治療するよりも長い時間揉む必要がある。
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大体一般的には30分ほど揉み続けているのがよいというので、たとえば出勤や退勤時、電車や地下鉄に乗るような日常であればその時間に指で揉んでいるとよい。
もしもそういうまとまった時間が取りづらい場合には、細切れ的に揉む時間を分けて、トータルで1日30分になるようにすればよいだろう。
つぼの探し方だが、指で押すと周辺も含めてズーンと響くような痛みのある場所がツボになる。
これも鍼灸院で鍼をツボに打たれると、ズーンと響くのと同じ理屈だ。
とりわけ花粉症になっている時に、この症状を軽くするツボを指で押すと更に痛みが増している事が多いようだ。
そんなふうに顕著な感じもあったりするのでわかり安いと思う。
また、合谷は特に強めに押さないとそういう感触が得にくい。
多少強めに押してもよい場所なので、押さえておこう。
ツボ療法は自然療法の最たるもの
たったこれだけのことを1日せいぜい30分行えば目のかゆみなど、花粉症の症状がかなり改善するというのは確かなことで、私もやってみて実感できたし、30分までかけなくても、ものの10分ほどで症状がかなりよくなるからぜひ試して頂きたい。
自然療法というのはこの他にもお茶を使ってうがいしたり目を洗ったりする、などと言う方法があちこちで言われているが、一番手間の書かない方法があるとすればやっぱりこのツボ療法ではないだろうか。
東洋医学でいうツボの効果というのは今の西洋医学に押されてなかなかハデに宣伝されていないせいか、その効果を知っている人は多くないようだ。
だが最近では漢方薬を処方箋の薬に加えている意志も多くなってきているし、病気の種類によっても漢方薬を優先して利用してる場合もあるように聞いている。
特に花粉症となると、以前から鍼灸で症状を改善できるというのは知る人ぞ知る、というものだった。
だからこうしたツボを刺激する方法も決して根拠がないものでなく、知ってお得な方法に間違いない。
実際、このやり方を友人女史たちに教えたらずいぶん重宝がられてしまった。笑
なのでこの記事を読まれた方にもまた、ぜひこうしたツボを刺激して症状を改善するやり方を覚えて、少しでも花粉症の症状から逃れていただけることを願いたい。
(増淵夕子)