足がこの季節冷えてしまって寝つきづらくて仕方ない。
そういう悩みを持つ女性は多いはずだ。
冷え性と来ると大半は足や手の、それも末端の冷えがどうしても取れ無いと訴えるケースが多い。
そしてそのために寝不足になったりして、体調を崩す原因にもなる。
そんな冷え性の大きな原因は一日中デスクに座りっぱなしの仕事などで運動から遠ざかっていたりする、つまり運動不足が原因のことが多いのだが、だからといってむやみに運動しても症状が改善するとは限らない。
それどころか、悪化することさえあるというから怖いのだ。
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運動のしすぎはやっぱりNG!冷え性が加速しかねない
冷え性は自律神経の働きが運動不足やストレスで低下し、血行が四肢の末端まで上手く流れなくなることで起こる症状だ。
血液の循環も悪くなるので、やがて全身の体調にも関わるし、男性よりもとりわけ女性に多いとされる。
そして生理痛を始め生理不順など、婦人病の原因ともなりかねないのだ。
とりわけ座りっぱなしでいる女性は、足腰の筋肉がそげ落ちて、足から来る冷え性がきつくなる傾向がある。
だから即効性、一挙に解決しようと考えて、いきなりジムなどで運動を始めようとする方も多いだろう。
だが、何事もやり過ぎはよくない、というように、はりきりすぎて毎日過度に運動するのもNGだということを押さえておきたい。
その理由は、運動しすぎると逆に疲労が残ってしまうためだ。
特に30代になると一日たっぷり運動したらその翌日、あるいはその次の日まで筋肉痛や疲労が残っていることも珍しくない。
そうなると疲労がかえってストレスになってしまうし、次回同じような運動をしなくてはならない、と自分に義務を課すようにもなってくる。
そうするとひどい時では冗談抜きでうつになることさえあるのだ。
実際私もそんな経験があったし、そうなると逆効果以外の何物でもない。
わたしもそれに気づいた時点で毎回の運動メニューをかなり軽減したことがある。
実際、専門家によると、過度の運動をすることで血行が逆に悪くなり、逆に自律神経の乱れ起こして冷え性を悪化しかねないという。
ではどの程度の運動量でよいか?
これについていえば、一度アスレチックジムでトレーナーに細かく尋ねてみるとよいだろう。
私はひとまずエアロビクスの教室にはほぼ毎回出席しているのだが、やったことのある方はお分かりの通り、あれはあれでかなりの体力が必要だ。
そんなふうに体力を消耗しやすい運動の時にはトレーナーに頼んで毎週のメニューを組んでもらうことにしている。
ほとんどのジムでは消費カロリーの計算も扱ってくれていると思うので、無理のない運動効果が得られるはずだ。
また、ジムによっては入会しなくともメニューの相談を受け付けてくれるところもあるだろう。
経験のない方は入会しなくとも一度尋ねてみるとよいと思うし、またネットや知人に相談したりして情報を探ってみることをおすすめする。
ジムを活用しなくて自身で考えたいと思う場合は、程度が難しいがひとまず
継続できて、時間もキチンと取れて億劫にならない程度
と考えておけばひとまずよいと思う。
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運動の種類に注意!冷え性が悪化する運動がある!
ではやり過ぎを避けて適度な運動を続けていれば、確かに足の冷え性も無くなるのか?
というと、これがまたややこしい。
結論から先にいえば、
冷え性を悪化させたり、冷え性対策としてダメな運動もある
ということだ。
これもぜひ押さえておくとよいだろう。
ダメな運動とは、ズバリ筋肉疲労の大きい運動、元々体を冷やす性質の運動となる。
私はエアロビの他、軽めのスクワットをして下半身の筋力をつけているがそれでもほどほどにしている。
たまに見かける、朝の川辺の道路をジョギング姿で走っている人たちは、大半男性だがたまに女性もある。
だが冷え性のことを考えると、ジョギングも距離によるがかなり筋肉の疲労を呼ぶので、実は好ましくないようだ。
女性と男性では筋肉の付き方が違うし、冷え性を持つ女性がああした筋肉を使う運動をすると、なまじ血行が悪い中、下半身に血流が集中してしまってむくみが出てくるなど、よけいおかしなことになるらしい。
また、水泳など元々冷たい水を使って行う運動も体を冷やしてしまうのでよくないとされている。
逆に向いている運動というのはストレッチやヨガのように、呼吸を長くして行う運動だ。
「あれってやっぱり運動なの?」
と、子持ちでジム未経験の友人に聞かれたのだが、ハイ運動です。笑
ストレッチやヨガというのは、マットに寝たり座っているだけのように見るが、呼吸を整えるために体内の筋肉を鍛えているし、関節の筋肉もまんべんなく鍛え釣ることになる。
そして骨盤や関節のゆがみなどを直してくれることもある。
これはジョギングなどにはない効果だし、骨盤のゆがみなどがあって血行を阻害し、それで冷え性を悪化しているケースもあるのでおすすめな運動だ。
手が冷たい、足が冷たくて眠れない、集中出来ない、という女性は多いと思うが、冷え性は確かに大方の理由が運動不足になりやすいものの、たんに運動不足といっても放っておけば婦人病の原因ともなる可能性がある。
手足の冷えというのは、いわばそんな危険を知らせるシグナルともいえるだろう。
足を温めるグッズとしていろいろなものが今は市販されているが、一番の解決法は自分の体の中を整えることだ。
その意味でも必要な知識を得るために、最寄りのアスレチックジムを尋ねていろいろと相談してみるとよいと思う。
(増淵夕子)