初デートに、いきなり飲みの席を約束してみた、または約束させられた。
婚活でも恋愛でも、人によってはそんなサプライズめいたコースを選んだりするけど、大丈夫?と思う人は多いだろう。
ふつう初デートといえば軽いおつきあいから、というコンセプトであまり夜とかお酒の席には目が行かないはずなのだが、それでもいろいろなTPO、相手の好みなどに合わせて飲みのコースもあるかも知れない。
というか、確かにアリだ。
一つには、そういうデートのコースの方がお互い砕けた関係にすぐ入りやすかったりする、という考え方もある。
ただ、やっぱり注意しなくてはならないこともそれだけ増えてくるはずだ。
間違ったやりとりをしてしまえば初デートの一回きりで関係が終わってしまう、というヒサンなことにもなりかねない。
それを防ぐためにはどうすれば良いか?
そのために知っておいてほしいことを追ってみよう。
飲みの席での初デートは女性の側からでも提案がOKに!
基本的に飲みのコースをデートのチョイスとする時には、それなりに関係も深い、または深めていきたい、という願望が見え隠れするはずだ。
だがふつうに考えれば初デートというと、まだお互いよく理解していない場合が大半で、そのため飲みのコースというのはふつうに考えればそぐわない、という判定になる。
ただそれでも人によりけりで、男女どちらでも川まずお酒が好きな人とか、居酒屋やバーなどの雰囲気が気に入っている、それが共通点だったりするとすれば十分に選択肢としてもOK。
実際、アラサー世代の女性になると大体デートというとけっこうお酒を飲み慣れている女性は多いし、正直言ってヘンな話“究極の目的”というのもあからさまになりがちだ。
だからそれほどの失礼な申し出でもない限り、言葉の上手なやりとりの中で十分に誘うことができる。
これは実は男性の場合ばかりでなく、そう言う席の好きなアラサー以上の女性だったらかなりのパイがあるので、女性の方から上手く提案しても十分いける。
どんな結果になったら初デートが成功になるの?
じゃあ、まず初デートが大成功!
そういう結果に終わらせるには、いったいどんな風になればよいのだろうか?
それにはまずお互い満足な出会いができた、という気持ちになることが大前提だ。
そのためにはまず何よりも、下の3つの配慮が必要になることをぜひ押さえておいていただきたい。
・楽しい思いをすることができた、という気持ちになれつこと。
・そしてその後もまたぜひ会いたい、という気持ちになれること。
・さらに、冷静に考えてみても将来的にすごく望ましい相手と分かったこと。
こういう気持ちになれるようだったら、ひとまず初デートは成功。
そう断言できる。
もちろんここまで完璧にプラス評価ができかねたとしても、そこは
“人の出会いも何かの縁”
と考え、多少のデメリットがあったとしても前向きに考えてみるのも良い。
仮にその初デートの男性が自分にふさわしくない、と分かったとしても彼を通してその知人や友人とのコネもできる。
初デートというのはどうしても顔見知りな人にとっては高い壁かも知れないが、実際こういうメリットも大きい。
ぜひ勇気を出してトライしていただきたい。
「切り上げ、余韻、次回に残す」を忘れずに!
じゃあ、初デートという特別なデートの時に、こうしたポイントをクリアするためにはどんなことに気をつければよいのだろうか?
その際には同じく以下の3つがマストになる。
1.なるべく早めに切り上げる。
楽しくなってしまうとつい初デートということを忘れてお互い長居したりするものだ。特に飲みの席や、アルコールを伴う食事のコースなるとはっきり言えるのが長居のデメリット。
場合によってはそれこそ“軽い女”のように見られかねない。
初の顔合わせなどの時にはあまり長居しすぎず、さっと別れるくらいの方がよい。
2.終わった後も、相手に好印象を残すようにする。
人というのは長時間つきあっていると友人同士でも分かるとおり、必ずメリットとともにデメリットも多く見えてくるものだ。
1.と連動するけれど、早めに切り上げることによってそういうデメリットを隠す意味もある。
感触としては、長時間のコースよりも1時間、あるいは30分ぽっきりくらいの時間にすると良い。
そういう短い時間でのおつきあいの中では自分の好印象が増幅することが多いからだ。同時に物足りなさも「ちょうど」良い。
飲みのコースで早めに切り上げるというのはテクニックがいるけれど、ちょっとしたつまみや軽食の時間帯に初デートするのがコツだ。
これが正式な食事の時間帯、特に夕食の時間になってしまうとつい長めになりがちだし、間違ってしまうと食事をキチンととった、アルコールが入った、その勢いで相手の男性も気持ちがヘンな方向に動いてしまうかも知れない。
それを防ぐためにも時間帯には注意した方がよい。
3.よっぽど気に入らないのならば別だが、相手の人にぜひまた会いたい、という印象を伝えておくこと。
もちろん社交辞令でもかまわないし、本心そう思っているならなおさらだ。
はっきり言ってどんなに男性を見る目がある女性であっても、相手の男性がどんな人なのかは初デートの一回きりで分かるわけがない。
初デートはあくまでもおつきあいするきっかけであり、その後何度もデートを重ねて彼のことを理解していくためのものと考えた方が良い。
もちろん何度もその後つきあってみて、やっぱり自分にはそぐわない人だという場合も多いだろう。
だが上にお伝えしたとおり、その男性を介して他の男性との出会いも十分考えられる。その可能性をキープしておくためにもメリットなのだ。
最後に。
初デートの形もいろいろあるし、出会っていきなり居酒屋とかバーに繰り出すケースも私の友人には体験者がいる。
でもその後ひどい結果になることなく、そのうちの一人はちゃんと交際中だ。
いろいろな相手の意表を突くデートの仕方、そして提案の仕方も楽しいものだし、お互いリラックスして付き合い、関係を深めていくことができればよいわけだ。
初デートが飲みのコースになるのもそのうちに入るにちがいない。
男性の方が草食系であまり積極的でない場合など、自己責任になるけれどぜひチャレンジしてみていただきたい。
(一ノ瀬絵美)