春というのは自律神経が乱れがちで、疲れやすくストレスがたまりやすい季節だと言われることが多い。確かにその通りかも知れない。
眠気が消えない、なのに夜になるとなぜか眠くならなくて困る。私もそうだし友人女史もよく口にすることだ。
でもちょっとした工夫でそんな春の快適な過ごし方が出来る。
その簡単な方法をご紹介しよう。
裸で寝てみよう!
一言で言えば、これ。
一度何も身につけず布団だけかぶって寝てみることをオススメする。
この方法、実はアメリカThe National Sleep Foundation(全国睡眠基金)という財団が提唱している方法で、裸で寝ることによって体の自律神経が調節され、自動的に発熱して暖かくなるというものだ。
自律神経の乱れも季節の変わり目でよく起こることで、とりわけ春になると社会的にも様々に変化する。そんな現実への対応に心も疲れて自律神経が乱れるようだ。
裸で寝ることにちょっと抵抗があるようなら、なるべく薄着のパジャマやネグリジェで寝てみることもオススメだ。
厚着で寝たり暖かくしすぎる服装だと睡眠に逆効果?
「まだ深夜とか明け方は寒い時期なので、薄着で寝ると足が冷えたりして逆に寝付きにくいんじゃないの?」
という友人の意見だが、むしろ逆で、寒い時になまじ厚着して寝るようになると、体温を調節する機能がだんだん低下して、余計に冷えが深刻になってしまうのだ。
冷えは確かに女性の大敵なのだが、だからといって余計に足に靴下をはいたりセーターで厚着すると、自分で自分の体の調節機能をダメにしていることとなる。
寒い時には出来るだけ布団の暑さで調節し、なるだけ寝室も20度くらいの室温を保って、暖めすぎないことが大切だ。
春に眠りづらいのはそういうわけで、室温の調節が微妙になってくるくらいの気温だし、それに合わせて寝る時の服装にもちょっと気を遣っていく必要がある。
この機会に薄着、そして裸で寝てみることをぜひオススメしたい。
春に自律神経が乱れやすいワケ
春にストレスが多くなりやすく、それに体が参ってしまって自律神経の乱れからうつになる人も多い。
結局この時期になると社会的にも大きく移り変わりがある。
就職や昇進、異動や引っ越しで様々に気遣いが増える季節だ。
そんな心の負担が途切れない結果、夜に睡眠が取りづらくなり、日中眠気が続いてもやもやしてしまうことになる。
睡眠をきちんと取ることでストレスは激減
実際一晩だけでも8時間9時間ぐっすり眠ってみるとわかるが、すごく翌朝スッキリするものだ。
そんな良好な睡眠の元はやっぱり上のような“寝支度”をちょっと考えてみるだけでずいぶん違ってくる。
自律神経の乱れやすい季節、足元の睡眠状態に目を向けて春の眠気を撃退してはどうだろうか?
とりわけ春というのは、冬と夏との境になる季節で、日中の服装はそれなりに配慮するのだが、夜に寝る時の環境はなかなか曖昧になりがちだ。
でも、その大きな理由の一つは、きちんとした春の夜の過ごし方がわからなかったということが大きいだろう。
私について言えば、春もそうだが冬場などになると夜、ふとんに入っていても肩口がすーすーして寒いものだから、それが風邪の原因になるかも?と考えてセーターにジャケットを着て寝ていたりしていた。
それでもなぜか足の冷えが治らなかったり、風邪を引いたりもしたのだが、この冬から春にかけては上の情報を聞いてから一切やめている。
夏に着るような薄手のパジャマを着て夜を過ごしている。
そうしたところやっぱり違う。
第一に冷えがずいぶん改善されたし、日中の眠気も楽になってきた。
自律神経自体はどうなっているか、自分ではわからないが少なくともほとんど毎日ちゃんと寝ていられるのでやっぱり改善されているようだ。
実際友人達からも厚着で寝るのはよくないとも言われていたのだが、無視していた(ゴメンナサイ)。笑
今までだったらこの季節寝付けない日々が多かったのにずいぶん楽に過ごせる要になったのは実感としてあるし間違いない。
普通の人でも、また以前の私のように夜モコモコな姿になって寝ていた方は、ぜひトライしていただきたい。
(増淵夕子)