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唇が切れる!そうだワセリン塗ろう!万能の働きをする即効性バツグンな保湿剤の使い方

唇が切れる、乾燥してガサガサになってしまうという悩みがつきない方には必見のアイテムがある。ワセリンだ。

ワセリンは実のところ、唇に限っていえば市販のリップクリーム全般に勝るくらいの唇ケア効果があると言い切ってよいほどだ。
ワセリンを上手に使うことで唇の切れる方、荒れる方はその効果をお試しいただきたい。

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なぜワセリンの方がリップクリームより優れているのか

リップクリームも様々な成分や種類のものが出回っていて、自分の唇に合うものに行き着くまでが大変だ。
そして仮にそうしたものを見つけたとしても、効果が継続しなかったりするという場合も多い。

唇が切れる原因は様々だが、基本的には唇が過度に乾燥して角質層がめくれ上がり、それが深みにまで達しているのが基本的な原因となる。

その原因は唇をなめたり、ティッシュなどで汚れを強く拭き取ったりするという習慣的な要因もあるが、まず気をつけていただきたいのは唇のケアに何を使っているのかを見直してほしいのだ。

これからの季節、紫外線も強くなってくるのでUVカットのリップクリームを使おうとする方も多いかも知れないし、そういうものは確かに紫外線をカットして唇の荒れを防ぐという成分も入っている。
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だが、実のところリップクリーム全般にも言えるのだが、UVカットの効果があるものは皮膚の弱い方にとっては過度の刺激となり、かえって唇を荒らしてしまうのだ。

この点を十分押さえていただきたい。

これに対してワセリンというのは基本的に原油から造られた単一の油分でできている。
このため肌に染みこむ心配もないからリップクリームのように肌に過度の負担がかからないですむ。
また、油分であるため基本的に水分の蒸発をも押さえるので、ワセリンさえあれば保湿効果は十分なのだ。

ワセリンを実際に唇に使う方法は下にご紹介するが、一昔前までワセリンといえば今よりも精製度も劣っていたため、肌トラブルや日焼けを訴えるケースが多かった。

だが今では白色ワセリンならば第三類医薬品として正式に国が安全性を認めているし、さらにそれより精製度の高いプロペトやサンホワイトは、皮膚科や眼科でも用いるくらいに安全性が信頼されている。
これを考えても今の時代、ワセリンは大変安全だということがお分かりになるだろう。

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ワセリンを実際に唇に使う方法

ではどのようにしてワセリンを唇に使っていけばよいのだろうか。

以前「NHKあさイチ!」で紹介されていた方法をまとめれば、

“朝、夜と毎食後にワセリンを塗る”
“口紅とワセリンを混ぜてリップメイク”

というのが基本になる。
ワセリンを口紅に混ぜるという発想は多くの方が知らなかった方法ではないだろうか。口紅の先端にワセリンを少量乗せて、口紅に塗ればよい。

注意しなくてはならない点は、
・ワセリンはホワイトワセリンなど、純度の高いものを使うこと。
・だいたい3,4時間ごとにワセリンを塗り直すこと。

ワセリンも種類がいろいろあって、普通のワセリンを黄色ワセリンなどと呼ぶが、これは工業用のもので人の肌には用いられないからさけること。
「NHKあさイチ!」では白色ワセリンを取り上げていたが、それよりもさらに純度の高いプロペトなどでもよい。
白色ワセリンでも微量の不純物が混じっているし、もしも敏感肌でそうした微量のものに刺激を受けて唇が切れる・荒れるなどの症状が出る方はプロペトを試してみるのもよいだろう。

また、朝晩と毎食後に塗っておけばだいたい3,4時間ごとに塗り直すローテーションになるわけだが、ワセリンもだいたいそのくらいの時間で乾くので、一番合理的な時間配分だ。
とにかく乾いたら塗り直す、ということを心がけていけばよい。

なお、私の場合はこれ以外に、寝る前にワセリンをたっぷり唇に塗っておくようにしている。
こうすれば朝起きた時、夜中に唇が乾燥することなくプリプリの状態のままでいられるのでおすすめだ。

これをしたら唇が切れる!やってはいけない日常習慣

そんなわけでワセリンを唇に塗ることで乾燥による症状がかなり楽になると思うが、それ以外に、日常生活の上で唇にやってはいけないことがある。
これもぜひ知っておいた方がよい。

何かといえば、唇を過度に乾燥させてしまったり刺激を与えすぎることによって荒れを誘発してしまうような「日常的な習慣行為」だ。

具体的にあげると、だいたい次のようになるだろう。

・UVカット成分の入っているリップクリームや、グロスを使っている。
これらは唇に過度の刺激を与えてしまう代表格だ。
塗った当初はそれなりに見栄えもよくなるが、しばらく経つと唇が切れるなど、余計に悪化してしまうことになる。

・唇の汚れを拭き取る、舌でなめる。カサカサを指でちぎり取る。
食事の後などにティッシュで強く唇を拭いたりすると余計乾燥して荒れてしまう。
そういうときには手持ちのハンカチなどで軽く汚れを取るくらいにしておこう。

舌を使ってなめるのもよくない。舌を使うということは唾液で唇をぬらすことにつながるが、唾液には様々な酵素も含まれていて、これが過度の刺激につながるのだ。
また、なめた後は唇表面の油分もとれるので唇が乾いた後は余計乾燥して荒れてしまうことになる。

そして唇のカサカサは変にいじらず放置しておくこと。なまじ気になるからといって指でつまんで取り去ると余計悪くなってしまう。

最低3日は続けること!ワセリンは万能薬

ワセリンを使うことで唇に効果が現れる速度、つまりターンオーバーのサイクルはだいたい3日くらいといわれている。
顔の肌のターンオーバーが一月近く掛かるのに対し、結果が出るのが早いのだ。

なので最低ワセリンの効果を実感するためには3日間、上記のようなケアを続けることが必要だ。

私も子供の頃は特に唇が切れる、切れて血が出たりする状態があったし、成人した後に使うリップクリームの種類は、その変遷をたどるだけでも大変だ。

ワセリンならそんな面倒も一蹴してくれるし、また肌荒れや乾燥肌だけでなく、擦り傷や火傷、日焼けなどほぼあらゆる皮膚のトラブルに使うことができる万能薬だ。

上に紹介したやり方を基本的なものとして、まずお試しいただきたい。

(増淵夕子)

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