ランニングで花粉症がずいぶんよくなった、という話を聞いたことはないだろうか。
花粉症だから完治した、とまでは行かないにしても他の方法などを続けた結果、改善した、という話はよく聞く。
だが、ランニングをしている方々の体験談にかぎってははっきりと
「治っちゃいました」
というように堂々と宣言している声も多い。
これが本当だったらスゴい朗報だ。
ランニングってそんなに効き目があるのだろうか、だが経験した方の大多数は一様にかなり改善したということをよく聞くのだ。
なので緊急を要する花粉症患者の方々のためにも、一口にランニングといってもどうやったらよいかわからないかも知れない。
そのトリセツのあたりを具体的に探ってみよう。
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緊急を要する花粉症の患者。
一番身近な人をいえば要するに私自身だ。笑
その私自身がまずこの情報に不信感があるのだが。
花粉なんか付着するな追っかけてくるな!といっても追っかけてくっついてくるのが花粉。
外に出たらとたんに花粉の嵐に見舞われるわけで、だからランニングとかやったらよけいに花粉がつくんじゃないのか?
こう思ってしまうし、おそらくふつうの方々も同じ疑問だろう。
ところが適度なランニングをすることによって自律神経の調節が促進し、交感神経の働きを高めてくれるというのだ。
だから体がランニングになれてくる頃は、花粉症が多少体に付着してもへっちゃらになるという。
花粉症は自律神経のアンバランスも原因に
自律神経は交感神経と副交感神経とで成り立っている。
交感神経は活動時やストレスを受けている時に働く自律神経で、副交感神経葉その逆に、休息していたりリラックスしている時に働く自律神経だ。
両者が同時に働くと言うことはふつうあり得ず、どちらか一方が活発化すればもう一方が弱まる関係にある。
花粉症のくしゃみとや鼻づまり、鼻水と言ったアレルギー症状は、要するに交感神経が誤作動を起こしてしまったと言えるのかも知れない。
だからランニングなどの運動によってその誤作動を治し、本来の正常なはたらきにもどして副交感神経のバランスを整える、という対策が他ならぬランニングだとううことだ。
必読!ランニングの仕方
ではランニングをどういうやり方で行えばよいのか?
コレについてちょっと詳しく説明すると、まず
・基本的に短い時間でもよいから毎日続ける
ということを念頭に置いておくとよい。
ウォーキングもそうだが、ウォーキングが一番効果が上がるのが毎日大体30分程度続けるという方法だ。
これをそっくりランニングに置き換えてみるとよい。
そして注意しなくてはならないのが、大体心拍数が120程度をキープしながら走るのだ。
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心拍数が130を超えたりすると、脂肪の燃焼がストップしてしまい、かえってダイエットには不向きとなる。
なので大体心拍数が110~130位の間で走り続けるとよい。
このくらいのスピードならちょっと運動不足の方でも慣れやすいはずだ。
他の運動はどうなのか
このランニングに替わる方法として、この心拍数を維持できるものであれば他の運動ももちろんよいだろう。
たとえば通勤時、自転車にアシを換えて同じ時間分を漕いで出勤するという方法もある。
また、外で行うと花粉が付着して心配になる方はジムなど室内でランニングやルームランナー、またはトレッドミルを使うのもアリだろう。
有酸素運動であれば同じ効果が得られるから、水泳なども一つの方法だ。水の中であれば何より花粉症が付着などということもありえないし、むしろオススメと言える。
とにかく花粉症改善のコツはランニングでも何でも運動を続けるということ。
運動し始めの頃、最初の内は自律神経の調節もされていないので大変かも知れないが、徐々に体が慣れてくるに従って改善されるのだ。
やっぱり私達は慢性的な運動不足
そんなわけで大体ランニングのコツはお分かりだろうか。
心拍数については特に最初の内は自分でペースをつかみづらいかも知れない。
そうした場合には、心拍計を腕にはめたりして絶えずチェックするとよい。
ただ、こうしてランニングが花粉症の改善に大きな結果を出してくれていることを通じて考えると、私たちはいかに運動不足だということがわかってくるかも知れない。
特に私たちのように30代になると、自分で厳しく運動を課していないものだ。
そのために交感神経、副交感神経といった自律神経のがおかしくなって花粉症とか、またはこの時期季節性のうつにかかってしまったりするようだ。
運動するマメさと、多忙や仕事を理由に全然動かなくなってしまっている友人女子と私たちなど、なんだか交感神経と副交感神経が人間の形で具現化しているようにも見えたりする。
一言では片付けられないかも知れないが、それでもあえていうと、ダイエットするならまず運動が基本原理。
人間一方に偏りすぎたらやっぱりよくない、ということなのかも知れない。
(増淵夕子)