花粉症が肌にも現れて、肌荒れが起きたり赤いブツブツが出来たりする場合がある。
肌の弱い人だとかゆみが伴うし、かゆいからどうしても掻いたりしてしまう。
このブツブツ、特に顔に出やすく、毎年スキンケアに苦労している方も多い。
花粉症の季節がやってきて、くしゃみや鼻水、鼻づまりが心配な人も多いと思うが、そのつらい症状に気が奪われて肌のブツブツは花粉症と関係無いと考えて安易に掻いてしまったりするのは厳禁だ。
この顔の肌に出来た花粉症のブツブツや肌荒れ、予防や改善のためにはどうすればよいだろうか。
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花粉症で出来た肌のブツブツは掻いてはいけない
花粉症で肌の弱い方は ブツブツが出来たり赤らんだり擦る事が多い。
そしてそうした症状が出るのはやっぱり肌の露出が多い顔なのだ。
そんなブツブツがかゆいからと言って掻いてしまうと、肌を傷つけてしまう。
そうなると結局、肌を補修するバリア機能が低下してしまい、よけいに肌荒れの原因とな留のだ。
私も花粉症によるのかどうかはわからないが、この空気の乾燥した季節、乾燥肌で足首がどうしてもかゆくなる。
そして結局肌のうちでは大切な部分ではないと考えてひっかいてしまうのだが、ところが一度掻いてしまうとよけいかゆくなるのだ。
顔や他の部分のブツブツも同じで、掻くことを続けてしまうと悪循環に陥り、それが顔などになると後々シミが出来たりするかも知れないので注意しなくてはならない。
それでもどうしても掻きたい衝動に駆られる時には爪の先で押すようにしてかゆみを沈めたりするのがよい。
肌の上で爪先を動かしてひっかくような形が一番よくないので、次善の方法になるがこれで欲求不満を抑えることをオススメしたい。
ステロイドは絶対自己判断で塗らないこと!ワセリンがイチ押し!
花粉症で肌荒れが起こる症状を特に花粉症皮膚炎ということがあるが、正しい判断は皮膚科などでアレルギー反応とともに調べてもらった方がよいだろう。
その上で医師や病院でステロイド剤を処方してもらい、かゆみや炎症を抑えるのが一つの方法だ。
だが注意しなくてはならないのは、ステロイド剤は市販でも入手できるが、だからといって安易に購入して自己判断で塗らない方がよいだろう。
ステロイド剤は確かに肌に塗るとすぐに炎症が改善したりするが、効力が着れるとよけい症状が酷くなることもある。
一番オススメなのは、ワセリンを患部に塗ることだ。
多くの方々が、他の花粉症の症状も含めて肌荒れやブツブツの退治に大変有効だと語っている。
なぜかというと、肌の弱いところにワセリンを塗っていると、その部分に花粉のつくのを防いでアレルギー反応が出なくなるからだ。
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鼻や目のまわりはもちろん、鼻の穴の中に塗っておくことで、くしゃみや目のショボショボなどの症状が劇的に改善するという報告も多い。
さらにワセリンを肌に塗ると保湿効果もあるので、この季節の乾燥肌にも有効だ。
ステロイドと違って何度でも塗り直せるし、数時間ごとに塗り直してもよい。
ただ、顔にあまり塗りすぎると顔がテカってきたりする。
また、純度の低いワセリンだと伸びが劣ったり、塗った後、酸化して日焼けも起こる場合がある。
なのでなるだけ純度の高い白色ワセリンを使用するとよいだろう。
花粉症を根本的に治す方法は日光浴をすること
そんなわけで花粉症で出来た肌の ブツブツを治す方法、手軽に、そして即効性のあるものを見てきたが、花粉症を根本的に体の健康面から改善することを考えた場合、イチ押しは日光浴となるだろう。
日光に含まれる紫外線は適度に浴びることによってビタミンDを生成し、免疫機能を高めて代謝も促進してくれる。
つまり花粉症の症状を改善してくれるし、粘膜の強化にもつながるのだ。
そしてビタミンDは美肌も促進してくれる。
また、適度に日光浴をすること体内にセロトニンを生成する。
セロトニンは幸福のホルモンとも言われる物質で、自律神経を調節して精神を安定させてくれるのだ。
うつの症状のある人が日光浴を重視するのはよく知られているが、太陽の光はそんな素晴らしい力がある。
普段あまり日光に当たらない方で、花粉症の症状に毎年悩んでいる方は、予防方法の一つとして日光に当たる努力を続けてみるとよいだろう。
もちろんその際には、花粉が体につかないよう配慮する必要があるのでパラドックスになってしまうのだが、ブツブツの出やすい方はワセリンを患部に塗るなどして「防備」してから行う事をオススメしたい。
(増淵由美子)