私も含めて全ての30代未婚女性にとって、大変興味をそそる事実だが、生涯独身率、または生涯未婚率というのが現在も上昇中だという。
これは50歳の時点で未婚のままでいる男女の比率を意味するのだが、2013年度の国勢調査の結果によると、男性35%、女性27%という過去最高の数字となっている。
要するに現時点で、男性の3分の1以上、女性の4分の1以上が未婚のままでいるということだ。理由はいろいろいわれているが、大半は経済的な理由、そして結婚相手と上手くつきあえないなどという人間関係の理由を女性も男性もあげているようだ。
私もその“渦中”にいる女性の一人には違いない。
だが、いくら何でもスゴすぎる数字ではないだろうか?
また、35歳を超えた女性になるとかなり結婚率が落ち込むというのも以前からいわれていることだ。
そうなる一体、今盛んに婚活に血眼になっている私たちというのは何なのか?
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国勢調査ではさらに、現在20代半ばの世代が四半世紀後、つまり25年後に50歳になる頃には、生涯独身(未婚)率の数字が倍増するとまで伝えている。
つまり25年後には、50代の男性、女性は既婚者が確実に半数を割ることになるという。
天然の私は友人たち(ほとんど未婚女性)にこれを話して、
「25年に後にはそれだけ男嫌い、女嫌いが増えるわけ?」
などとからかった。
そんな実態でありながら、男性は女性の、女性は男性の気を惹こうと行動している。
これにずいぶん疑問に感じたし、友人もこの問題についてはすごい持論を展開してくれていた。
そして結局、私たちが結婚するには一体どうすればいいのか?
そんな結論めいた究極の問題にたどり着く。
だがそれをまとめるのは大変だし結論も出ない、というのがホンネだった。
女性も男性もホンネとしては結婚したいはずなのでは?それができないのは、ホンネを実現できない社会や人間関係を作り上げているせいなのかも
生涯独身(未婚)率が、現在女性でも27%、もっと正確にいえばこの数字は2年前のものだから、今は30%くらいになっているかも知れない。
正直それほどに本心から結婚したがらない女性が多いとは思えないし、現に私の友人たちも、
ホンネはしたいけど、いろいろな都合や理由があってできない
ということを打ち明けている。
で、その後で喧々囂々(けんけんごうごう)が始まる。
私も含めて、お互いにハアハア疲れるくらいにしゃべってもきりがないくらいになってもまだらちが明かないのだ。
私のように理論家でもなく、学者でもない女がごくごく単純に考えれば次のようになる。
異性同士がつながって、子孫をもうけるのは人間以前に生物としての自然な欲求であるはず。
それを妨げているのは他ならない、人間社会のあれこれと複雑で面倒な「手続き」だ。
だから人間というより、生物としてのホンネというか本能というべきだろう、異性と出会いたい、子供をつくりたいという欲望がお互いにある。
この本能的な欲望があるために生涯独身(未婚)率激増しているなどというと、人間である以前に「生物」として反発心が涌くのではなかろうか?
友人の中にはけっこう私の意見に賛成してくれていた女子が多かった。
ちょっと救われた感じだったかも? 笑
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だがもちろん、そんな原因をつきとめることは二の次で、一番の問題はやはり
“生涯独身”の仲間に入るのはイヤだ!
ということになるだろう。
本心そうあろうと願っている方がいたならば申し訳ないのだが。
35歳を過ぎると結婚率は激減する、それを乗り切るためにはどうすればよいのか
私たちの内、何人かは生涯独身(未婚)率を押し上げる一人の女性になるかも知れない。
私が酒の席で友人たちに語りかけるとみんな反応はまちまちだった。
だが彼女らの反応に1つ言える共通点は、みんな私のいうことを聞いた後、喜んではいなかったということだ。
私たち30代の女性は、そろそろ女としての先が見え出した世代とも言える。
そして30代の半ば、35歳を過ぎると結婚する比率もぐっと下がる残酷な事実が待っている。
今私が話している内の何人かはそれでも結婚することになるだろうし、私もそうなることを願っている一人だ。
そして大仰に上の「どうすればよいのか」というタイトルを作って見たが、正直私も「どうすればよいのか」を考えている一人なのである。
それがわかればスゴイのかも知れない。
この問題にはもちろん世間で多くの識者を始め、一般からもかなりの意見とか主張、対策などが沸騰していることだろう。
だから私一人では不可能かも知れないが、1つ言えるのは、
「宝くじだって、買わなければ当たらない」
ということ、
「案ずるより産むが易し」
ということだろう。
100の議論よりも1つの行動、もちろん十分に良識を踏まえた上でだが、そうした積極性が求められるのかも知れない。
大体その行動が何を指すのか、お分かりだろう。
漠然とした言い方で申し訳ないのだが、こんなところだろうな、という感じである。
(一ノ瀬絵美)