小林麻央さんが最新1月のブログKOKOROにアップした記事の中で、病気の痛みについて赤裸々に語っている。
それでも自分よりも同じ病気でもっときつい痛みに耐えていることに配慮し、その人たちに祈りさえ捧げていた。
小林麻央さんについては末期がんの治療が知られて以来、特に余命について多くの憶測や、果ては予言までが飛び交っている。
だが少なくとも彼女自身、そういう情報を覆すかのようにこの最新 1月、余命の心配がまる無いいように気丈にブログ記事を続けてくれている。
普通の女性だったら自分の置かれている状況に何もかも折れつきてしまっていただろう。
痛みに耐えながら家族を思ってブログと接し続けてくれている彼女の勇気。
感動しかない気持ちを語ってみたい。
小林麻央の乳がんステージⅣ発表以来、余命について無数の予測が
小林麻央さんについては、入院中だった16年6月9日、乳がんにかかっていることが夫の市川海老蔵さんによる記者会見で判明。
最初は体形が妙に妊婦っぽい外見だといわれていたので、もしや3人目を出産するよていでその準備かも、などと言われていたが、予想は180度覆った形だった。
そして乳がんの末期、ステージⅣが伝えられ、それから先は彼女の最新の病状がメディアで流されるごとに余命があとどのくらい、という推測が飛び交ったようになっている。
ちょっと前では最新の余命として、年内とか12月というのがあったがそれを見るごとに彼女も胸を痛めていたことだろう。
でもそれを見事覆すかのように、年が明けて1月になっても彼女は健在。
最新の顔写真なども見てみた。
それを見てもブログKOKOROと同じく笑顔を絶やさないでいる小林麻央さんだ。
末期のがん言うことで、確かにブログの中では痛みの酷い様子を縷々書き綴っているけれど、その中にあってああいう笑顔を絶やさない姿。
透き通るような目と笑顔、というべきなのだろうか、その勇気には男の立場からしても敬意を表するしかない。
余命の推測などは病気や写真などによる思い込みが大部分?その本当の苦しみは家族さえも
ただ、この1月にいたるまでの小林麻央さんについては、メディアがたえず最新の情報を流してくれているので、いわばリアルタイムで彼女の様子が分かる。
これらについて、その病名が判明した昨年以来、小林麻央さんについてはとてもよく知らされているし、そのおかげで彼女の病気がどんなものか、そして今どのような心境でいるのかさえも分かってくる。
夫の市川海老蔵さんの甲斐甲斐しい妻思いな行動や、彼女自身、痛みや治療の苦しみなどを押して家族や子供たちに対する配慮、そしてKOKOROを通じて読者との交流を絶やさない。
末期がんの患者を抱える家族というのがどんな苦労をしょってしまうのか、それは私なども同じ体験をしているのでよく分かるつもりだ。
病気の怖さと看病、そしてその治療や入院の長さ。
さらにはがんの場合、高額の医療費がかかることは経験的に私も分かっている。
どれをとっても本人だけが辛いワケじゃない。
家族もまた彼女本人に及ばないとはいえ、そういう苦労はしているのだ。
余命について推測するのは自由だし、それを自分の推測でもって表現するのはある一線を越えなければ同じくできるかも知れない。
ただ、私の経験からしてみても家族たちはそれとなく医師から知らされていることだって多い。
家族にとって本当に心が重くなる苦しみが延々続く、それがやっぱり患者本人の命の別状かどうかの問題だというのはまちがいない。
次々と余命の憶測を覆した小林麻央
そして小林麻央三の余命については、実のところそういう一般の人たちばかりの憶測や推測だけではない。
これまでにも治療を施していた当の医師側からも同じことが言われていたという情報も伝わっている。
麻央さんの余命は夏までの3ヶ月と医師の方から聞かされて、入院先の病院から自宅治療に換えたのは、海老蔵さんが6月9日に会見を開く2日前のことだ。
だがその夏も見事に乗り切り、そしてその後も続いた彼女の余命「説」となった9月や12月、つまり年内だという憶測を見事覆している。
だがそういう余命について、まず医師に言われていたからこそ、麻央さんの方でも覚悟を決めて何かの努力をしていたにちがいない。
個人的に彼女が何をしていたか、と真っ先に考えられるのはやっぱり心の持ちようだったのだろう。
16年9月になって彼女は今のアメブロKOKOROを開設していた。
以前にも彼女はブログを持っていたが、今回あらためて開いたブログ名から分かるとおり、一番自分にとって今必要なのは何だろうか?
きっとそれを考えてつけたにちがいない。
乳がんはステージⅣでも生存率高い!完治例もある
小林麻央さんは、自分でも語っているが、自分の病気の発見が遅れたことを今でも後悔しているようだ。
確かに乳がんは早期発見ができればほぼ100%完治できると言われている。
だが実際そういう風に早期に発見できないことも多い。
また、がんの進行が異常に早い場合もある。
現に元女子プロレスラーの北斗晶さんは、秋頃に乳がん検診を受けて異常なしと言われながら、明くる年の初め頃にはがんのしこりがあることを自分で発見している。
そしてそれを数ヶ月にわたって放っておいたことが災いして右胸部の全摘手術にまでなってしまっているのだ。
だがその反面、ステージがⅣの末期に至ったとしても乳がんは“あまり悪さをしないがん”ともいわれている。
このためもあって、他のがんと違って乳がんはステージⅣでも高い生存率をもち、少なめに見ても25%、統計によっては40%の5年生存率を誇っている。
これもまた事実なのだ。
もちろん末期がんだから、確かに転移は出てくるし、小林麻央さんにもすでに見られている。
けれど、それでもそういうステージⅣで生還し、治療も終了している方もいるのだ。
樹木希林さんなどはその典型だろう。
最後になるけれど、決して楽観視はできないけれど、全く希望が潰えていると思うのは大きな間違いだ。
医師側も含めた余命の推測、そういうものをはねつけて小林麻央さんは健在だし、今後もぜひご健勝であり続けてほしい。
そしてそのためにはやはり家族が結束し、彼女の気持ちを少しでも楽にさせてあげること。
私が身内の患者で体験したことは,本人も自分の具体的な病状をけっこう気にするし、特に夜などはそれを考え込んですごく辛い気持ちになるものだ。
今後も変わらず麻央さんに常に寄り添って、家族で病気に向き合っていただきたい。
(吉野博耶)
【追記】
夫の市川海老蔵さんが日テレの特番「市川海老蔵に、ござりまする。」の中で告白していることとして、小林麻央さんの命は早ければ16年3月まで、夏まで絶対ムリだったと思っていたことがわかった。
だが麻央さんは健在だ。
確かに今、奇跡が起きていることはまちがいない。