恋愛や結婚で一番手こずりやすいというB型男性。
週刊誌でもネットでもほとんど非難が集中しているのだが、この血液型の割合は日本人で22%。つまり5人の男性の内、必ず一人はこの血液型だ。
血液型で人の性格を判断するというのは日本独特なのだが、それでもかなり強い信憑性で信じられている。
将来、医学的にそれなりの根拠もあることが判明するのかも知れないが、だがそれだけにもしかすると付き合い方次第では、ずいぶん“操縦”もし易いかも知れないのだ。
なぜだろうか?
その理由は、もともとB型の人はそんなに上手く人間関係を立ち回れるわけではない。
嘘が苦手で勢い正直に隠していることをしゃべったり、浮気をほのめかすことだってある。
私もB型の男性と付き合った経験がある、というより交際未満というべきか。
その時の彼の印象は、イケメンだけどとにかく自己中だった。
だが結局、浮気というか、付き合って何日も経たないうちに新しい彼女ができたということを自分からしゃべってお流れ。
私も彼の血液型についてそういう知識もあったし、そう言うタチだと思って半分いいかげんに考えていたところもあったのだが、要するに“実害”なしだった。
もっとも、彼にとっては新しい彼女の方が本命だったらしいが。
浮気する男というのもいろいろパターンがあるかも知れないが、でもよく考えたら、彼のようにあっけらかんとした男性もいるわけだ。
そして初めから、「俺は嘘をつくのヘタなんだ」と白旗を揚げてくる。
なんだか小学生高中学生の子供のようだった。
事前知識そのまま、というべきだろう。
でも考えようによっては、これってかなり安心できる性質ではないだろうか?
浮気する男のたいていは、女性に対してかなり巧妙に嘘を作り上げ、隠密りに彼女を取り替えていたりする場合もある。
騙されて泣く女性にはかわいそうだが、男性の方が一枚上なのだ。
そこへ行くと行動パターンが飽きっぽい子供のようだと揶揄されるB型男性、むしろこちらがしっかりと手綱をつけておけばよいのではないだろうか。
上手く嘘のつけないことは他の血液型の男性よりも美点のはず。
そして私はハナから彼に“道ばたの花”と思われていたかも知れないが、彼の浮気が発覚したとしても、もともとがそういうタチだから、とこちらも開き直っておいてよいのかも知れない。
ただ、友人の話では、仮にB型の男性が浮気に走ったとしてももとの彼女に戻ってくる、その回帰率はけっこう高いのではないか?というハナシだ。
なぜかというと浮気する男全体にいえるかも知れないが、結局浮気の熱が冷めてくると、もとの定食に戻りたくなる。
そしてB型の男性はそのパターンが多いんじゃないか?というのが友人の主張だ。
言ってみれば、女の友達と遊んだ後の子供が、母親の元に返ってくるような感じかも知れない。
浮気を許さない女性だったら、しゃあしゃあと浮気から舞い戻った彼氏が、また自分の元にかえって来るなど言語道断!と怒り狂うかも知れない。
面白いのは、そんな彼氏が本当に子供のように縮こまって謝ったりすることがあるらしい。
そういえばOL時代、浮気がバレて自分の嫁に手をついて謝ったというB型の男性上司がいたなあ。 笑
だからそんなふうに浮気はしやすいかも知れないが、また戻ってくれるのがこの血液型の男性の特徴かも知れない。
受け入れるかどうかは、難しいところだが、“子供のしたこと”と思って我慢できるかどうか、それが分かれ目だろうか。笑
(一ノ瀬絵美)