心がしんどい時、貴女はどうしているだろうか?
婚活、仕事、人間関係、恋愛の失敗。
そして最近ではコロナ騒動で自宅に引きこもる毎日。
こんな日常が続けば、つらくならない方がおかしいかもしれない。
でもそんな風に気持ちが疲れ切って心がしんどい時、簡単に心を癒やす対処法がある。
それをご紹介したいので、ぜひやってみていただきたい。
また、時間がかかるけれど、自宅にいながらしっかり根元から癒やしてくれる方法もある。
知っておいてぜったい損はないと思うので、合わせて4つ、一緒にご紹介してみよう。
[1]深呼吸
いろいろな重圧に打ちのめされて心がしんどい時、一番簡単にできるのが深呼吸。
本当に、ぜひやってみていただきたい。
やり方も簡単、まず背筋をしっかり伸ばす。
両手はわきに伸ばして胸を開くこと。
その姿勢でゆっくりと息を吐ききる。
そして吐ききったら、今度は胸がいっぱいになるまで、ゆっくりと息を吸ってみよう。
これを十回くらい繰り返すと、やる前とやった後とでは気持ち的に違っている。
しんどい気持ちがすっきりしているのが実感で分かるはずだ。
心がしんどい時は姿勢も悪くなっている?
この深呼吸を実際にやったら実感できる方が多いと思うけれど、心がしんどい時というのはけっこう姿勢もゆがんできていることが多いはずだ。
詳しく言えば、背中や胸が丸まったり、猫背になったり。
それで呼吸が浅くなり、いつのまにか酸欠状態にもはまり込んでしまうことだってあるみたいだ。
その結果、健康上も問題が出てくるし、それが結局心のあり方にも関わってくると考えられる。
そして、そういう姿勢でいることがいつの間にか当たり前になってしまっていたりすることも多いと思う。
自分でも知らず知らずにそんな悪い姿勢になってしまっていることって怖いことだと思うのだがいかがだろう?
だからここでひとつ、心がいつも妙にしんどい時、気持ちが沈み込んでしまって明るくなれない時には、ぜひ普段からご自身の姿勢を鏡などでチェックする習慣をつけておいていただきたい。
そして、深呼吸と一緒に姿勢を直してみることをオススメしたい。
[2]吐き出し呼吸
もう一つ、深呼吸と並んで知っておいてほしいのが勢いよく息を吐き出す「吐き出し呼吸」。
心が鬱屈して塞ぎ込んでいると、結局自覚自体がマヒしてしまうことがある。
だから自分では気づきにくいのだけれど、そういう風に心が疲れてしまっていると、いつの間にか心の中で良くないことを思いついたり、人を憎んだり悪意を持ったりすることがある。
そして、それが悪循環になって周りの人とトラブったり、一人でいるとよけいに自分で自分の心をしんどくさせて疲れさせてしまう、そういうループにはまってしまうみたいだ。
そういう深みに心がはまってしまった時、応急処置的な対処法がこの「吐き出し呼吸」になる。
やりかたは、まず普通に呼吸している状態で、思いっきり息を吐くこと。
背中を丸めて、体の中の空気を全部出す気持ちで一気に息を吐ききる。
そして最後に、まだ体の中に残っている空気を押し出すようにしてお腹をぎゅっと縮め、「ヒュッ」という口元の動きと一緒に全部吐ききること。
そして息を吸いながら普通の姿勢に戻り、同じことを繰り返す。
悪い考えが浮かんだり、心が刺激を受けて不快になったりしたら、数回繰り返してみるとよい。
呼吸に集中するという理由もあるかもしれないけれど、そういうマイナスの気持ちが楽になっているはずだ。
悪い考えや感情がよけい心をしんどくさせてしまう?
人間なかなかいつも朗らかで明るくなるのは難しいかもしれない。
けれど、かといっていつも不快な気持ちで心が塞ぎ込んでいれば、やがて心だけでなく体だっておかしくなってくるにちがいない。
上で触れたように姿勢も悪くなっているだろうし、呼吸も浅くなっているかもしれない。
それを応急処置的に治して行くのが、上の深呼吸と並んでこの呼吸の仕方になると言ってよいと思う。
ヨガの呼吸の仕方らしいけれど、私もこれをやってみて確かに気持ちが晴れてきた経験があるのでオススメだ。
[3]粗塩(あらしお)で部屋には盛り塩、外出で持ち歩く
あくまでも「信じる、信じない」のハナシになるかもしれない。
けれど人に勧められて私もやってみた結果、気持ち的に一回り楽になってくれているから、あえてこちらにご紹介してみよう。
それが
「粗塩(あらしお)で盛り塩をする」、
そして
「粗塩を小さな袋や容器に詰めて身につけておく、持ち歩く」
という方法。
「盛り塩」というのはスピリチュアリストの江原啓之さんなどが教えているモノで、小さなお皿に塩(粗塩)を円錐状に盛り付け、それを部屋や家の四隅に置いておく、というもの。
塩を小さなビニールパックや容器に詰めて外出するのもよい。
人によるかもしれないけれど、こうすると不思議としんどい気持ちが和らいだり、悪い感情が浮かばなくなってきたりする。
江原さんの言うことを全面的に信頼するわけではないけれど、このあたりのことは言ってみれば
「火の気のないところに煙は立たない」
というべきかもしれない。
非科学的だけれど、それなりに効果が見込めるので、やってみて損ないこと。
私はそういうとらえ方だ。
塩は必ず「粗塩(あらしお)」
なお、この方法で一言注意しておくべきことは、使う塩。
普通の塩ではなく、あくまでも粗塩つまり海水をそのまま塩にしたものを利用しなくてはならない。
これは、江原さんの言葉を借りれば、海水の持つ自然のパワーを利用するため。
普通に精製された食塩などだと、このパワーがなくなっているらしい。
ただ、普通の塩や食塩ならなじみがあるけれど粗塩はあまり買ったことがない人も多いかもしれない。
でも、これも100均やスーパーで普通に安く売っているからご心配は無用だ。
[4]ファスティングをやってみよう?
ファスティングというのは、わかりやすく言えば「断食(だんじき)」。
断食というと一日何も食べないで何日も過ごす意味に聞こえるが、それ以外にも一日を一食にしたり二食にしたりする、「プチ断食」が今流行だ。
そして、ファスティングはこういうプチ断食と本格的な断食を合わせて考えられているようだ。
このため、すぐに簡単にできる方法とは言えない。
けれどよくよく考えてみると、心がしんどい時とか心が折れてしまう時というのは、微妙に体の調子とリンクしているということがいえるようだ。
つまり体の調子がおかしくなっていると、それが心の有りようにも影響してきて、心が苦しく、つらくなってくるということ。
便秘とか生理不順でお悩みの方ならご経験があるんじゃないだろうか?
ファスティングは、まずその体の内部、特に内蔵機能を「食べないこと」によって休息させ、復調させる働きがあることが知られている。
そして、内蔵機能が復調することで、それが心のありようにも良い効果を持ってきてくれる。
そういうメカニズムになるようだ。
医師などによるファスティングの本もたくさん!?
詳しいことはそういうファスティングの専門家に指導を受けたりするのがよいと思うけれど、最近では医療の専門家や医師が自分でファスティングしたり、関連本を執筆していたりするので、手始めにそういう本を通販サイトなどで購入してみるのもオススメだ。
私はあまり経験がないけれど、身近でファスティングの体験をした男性がいる。
その彼に聞いてみると、確かにファスティングを何ヶ月も続けていると体重も減るワケだけれど、同時に気持ちも落ち着くようになってきたという。
そして日常でいろいろあったりして確かに心がしんどくなる時も出てくるけれど、ファスティングを始める前と比べてその心のしんどさがずいぶん軽くなってきたと語ってくれている。
自分で断食している医師もいるらしいし、確かにハッキリ一定以上の効果がありそう。
それがファスティングと言えるだろう。
最初は一日二食から
ファスティングのセオリーややり方はいろいろあるけれど、一番基本的には、専門家の指示を仰いで食事の回数を減らすこと。
ここで知っておいて損ないのは、じかに専門家の指示をもらわなくても、上にお伝えしたように最近は医師や医療の専門家がファスティングについての本をたくさん出しているし、その中で細かくやり方を説明してくれている。
まずはそうした専門家の出す本を買って読み、実際にがんばってみてはいかがだろうか?
流れとしては、あくまでその知人彼氏のやり方になるけれど最初は一日二食を二週間続け、それから自身の体調にあわせて一日一食にしたり断食を間に挟んだりするようだ。
ただ、こうして食事の回数を減らすと、どうしてもお腹がすく。
それを我慢しなくてはならないのはつらいかもしれない。
けれど、その彼氏に聞くと空腹はだんだん慣れてくるという話だ。
そして、お腹の「グーグー」なるのはかえって健康によい印だとのこと。
私もここまでやったことはないので詳しくはお伝えできないけれど、確実に体重は減ると彼は力説している。
興味のある方はぜひ参考にしてみていただきたい。
終わりに
いかがだろう、少しでも役立つ情報がこちらの記事にあったら幸せだ。
心がしんどい時というのは誰にでもあるにちがいない。
けれど、そういうマイナスな状態の心をどうやって軽くしたりすぐに楽にできるか?
その方法を見つけて実行していくことが大切なはずだ。
旅行などで気晴らしできればよいけれど、この新型コロナ騒動の中そんな不要不急の外出はオススメできない。
それよりもこちらでお伝えしてみたように、むしろ貴女自身、そして貴女の身の回りのことに目を向けることでしんどい心を変えることだって可能だ。
いろいろ書いたけれど、この記事の中で貴女の気持ちに伝わるものがあったらぜひ参考にしていただきたい。
増淵夕子