言霊(ことだま)というのは、言葉に宿る霊的な力のこと。
これを上手く使うと人生や恋愛に成功できる、不思議な効果があるとよく言われる。
「そんなバカな!」
「言葉なんかで幸せになれれば苦労しないでしょ?」
誰だって半信半疑かも知れない。
でも、それは体験したことがない、または体験していてもその効果に気付いていないだけかも知れないのだ。
言霊なんて言われるくらいだから、言葉というのは目に見えないけれど、実は私たちの思考や行動に大きく影響しているはずだ。
その効果がどんなものか、実は簡単な体験の仕方があるのをご存じだろうか?
誰でもできるので、この記事をお読みの方だけにちょっとお伝えしてみたい。
言霊を難しく考えることはない。
その効果だって、すごく身近に体験できる。
全然怪しい話でないので、さっそく試してみていただきたい。
一番簡単な言霊の体験は「トイレに行きたくない」?
言霊の効果をご自身で体験してみれば、それこそ
“あきれるほど効果あり!”
と思えるはずの方法がある。
さっそくだけれど、貴女は今トイレに行きたいだろうか?
そうだったらぜひ、今心の中で
「私は今トイレに行きたくない」
と、何度か唱えてみよう。
そうすると、本当にトイレに行きたくなくなる。
何でか分からないけれど、言霊の効果として、私がいつも友人に教えている体験の方法がこれ。
自己暗示も言霊の一つ?私たちは必ず言葉に依存している!
ただ、これを自己暗示だ、という方もいるにちがいない。
けれどもよく考えていただきたいのだけれど、自己暗示にせよ、自分に暗示をかける時には必ず「言葉を使う」はず。
ちがうだろうか?
それだけではない。
私たちは他の人に何かを伝えたり、「さあ、仕事やるぞ」とか、「婚活がんばるぞ」みたく、自分自身にやる気を出すよう発破をかけたりする時でも必ずそれを言葉に直すはずだ。
その方が、イメージしやすいからだ。
だから、日常その体験に気付くこともなく、効果こそ私たちはいつもさらっと流しているけれど、それこそ生活のあらゆる場面で言葉のお世話になっている。
そして「言霊」というように、言葉に何らかの「作用」があるから使っていることになるのではないだろうか。
一応そういうわけで、ごくごく簡単で、誰にでもできる言霊の体験としてトイレの話を持ってきてしまったけれど、やってみれば本当に効果があると信じている。
ちょっと仕事や忙しい時に「もよおしたり」する時、ほんの数分くらいだけれど、
「私は今はトイレに行きたくない」
と何度も心の中で思うと、本当に行きたくなくなる。
すごく便利だ。
私も良く電車に乗っていて、すぐに降りられないような時に使って重宝している。
皆さんも最初は半信半疑で良いからぜひ試していただきたい。
私のスタンス「言霊を心霊と切り離し、なるだけ多くの方にその効果を体験していただきたい」
ところで、よく心霊現象や霊感というものを肯定したい方の中には、やはりこういうものを霊的な体験として考えようという意見も多いようだ。
私も心霊現象を全部否定する気はないけれど、けれども逆にそういうものの一つとして言霊を考えてしまうと、結局非科学的なことを嫌う方たちには、さけられてしまうのではないだろうか?
だから、霊的な作用として信じる、信じないは人それぞれとして、その上で
- 効果そのものを重視すること、
- なぜかといえば、使いようによってはすごく人生を明るく変える効果があること、
- だからその体験こそが大切だと、できるだけ多くの方にお伝えしたい、
というスタンスに立てば、ひとまずそういうつかみ所のない話とは切り離した方が良いかも知れない。
私のスタンスがこういうものになる。
言霊の真価-ポジティブな言葉を多く使うことで幸運を呼ぶ
そこで言霊の効果を、現実の生活に一番正しく生かすことができるのは、何と言っても
「幸せを呼ぶように言霊の効果を体験していくこと」。
ごくごく単純に言えば、今の貴女の現実がどんな状態であろうと、
「私は今、本当に心から幸せでいる」
などの言葉を何度も心でつぶやいて、プラスの効果を体験しようと努力することだ。
二つの言葉「幸せ」「不幸せ」のどちらが心地よいだろうか?
でも、やっぱりここで
「これで本当に幸せになったなら世話はないでしょ?」
という方はいるにちがいない。
私も実のところ、そうかも知れないと思う。
けれど、ここでぜひ考えを巡らしていただきたい。
それは、
「私は幸せだ」と、逆の「私は今不幸だ、悲しみに沈んでいる」という二つの言葉のうちで、どちらが気持ちよい、心地よい言葉に聞こえるだろうか?
よっぽど特別な思考の方でない限り、絶対に前者。
「私は幸せだ」のはず。
だからできるだけ気持ちを安らかに、朗らかに持ってメンタルを健全に持ちたいなら、やっぱりというか、できるだけそういうポジティブで明るい言葉を使う努力をしてみるべきだ、とこうなるのだ。
確かに現実に目を向ければ、仕事も先行きが分からない、出会いも婚活も上手くいかない、両親だってどんどん年を取り、いつ病気になるか分からない、などなどいくらでも落ち込んでネガティブになってしまう理由が見えてくる。
けれどそれをストレートに言葉に出したり、心でそう思ったりすれば、結局ネガティブな言霊を呼んでくることになるわけで、その結果、思考までネガティブになる。
そうなると二重にネガティブな、そして不幸な巡り合わせになっていくしかないはずなのだ。
それではあまりにみじめではないだろうか?
それは良くない、少なくとも現実は現実でしょうがないけれど、気持ちや心の部分ではできるだけポジティブな言葉、たとえば喜びや感謝の言葉を使うことで、朗らかでいるように努力すること。
そういう幸せへの使い方が言霊の真価にちがいない。
私たちはいつの間にかネガティブな言葉ばかり使っている?
言霊のごくごく簡単な効果を体験する方法と一緒に、ものすごく私たちの身近にあって、しかも大切だと言うことをお伝えしてみた。
よく考えれば、私たちのようなアラサーで婚活不成功な女性は、確かに20代の頃よりはネガティブな言葉を使ったり、その結果として悲観的なイメージばかりを日常生活の上で描いているといえないだろうか?
だから、繰り返すけれどそういう現実はまず何ともしようがないかもしれない。
けれど心までも暗く悲しいままでいるのは、結局現実に気持ちが押しつぶされて、そこから自動的に湧いてくるネガティブな言葉ばかりを日頃から使うのが原因ではないだろうか。
少なくとも、ポジティブな言霊を使うことで、心はそんな悲しい現実から離れることができる。
これは大きい効果なのではないだろうか。
そして、その結果自信の気持ちのありようが変わってくれば、現実の見方も違ってくる。
その時がやってくれば、現実にも幸せの兆しが見てくるにちがいない。
増淵夕子