男性がだんだん草食化しているような今、女性から告白する方法に注目が集まるのは無理ないこと。
その成功例、一件だけだけれど、実は私も知っている。
女性から告白というのは、一つ間違えば彼女自身のモラルとか節操も疑われる。
それだけ難しいと言えるかもしれないが、私の知っているある女性の成功例は、そういうリスクを見事に回避しているようだった。
女性から告白する際のお手本とまで言えるかどうかはわからないけれど、一つの成功例としてぜひ参考にしていただければと思う。
それをちょっとご紹介しよう。
成功例の中身!始めは恋人でも何でもなかった?彼女は彼のグチ聞き係だった!
女性から告白する、というのはレアそうだが、後で聞いてみると彼女、実は彼氏とのちょっとした飲み友達だったようだ。
単にそれ以上の関係でも何でもなく、もちろん最初は女性から告白などという発想もなかったという。
だが、よくよく考えれば、生唾を飲み込むようにして告白の機会を待ち受けているような気持ちもま全くなく、成功例になるとも考えていなかったという。
そういう自然体の彼女がかえって男性に好感を持たれたのかもしれない。
飲みの席で女性から告白するというケースがどれだけ多いのか、その彼女も知らないし、彼のグチを聞いてあげて、それの慰めのつもりでポンと出たような言葉。それが彼女が経験した女性から告白、その成功例につながったという。
「俺はいつまでたってもひとりぼっちだ。全然頑張っても報われることすらない」
みたいにしてチビチビやりながら泣き言を彼女に漏らしていた。
別に彼女の気を引こうとしていたわけでなく、普段の不満がポロリと出てしまっていたようだ。
その彼に対してその彼女。
「あなたをひとりぼっちにしてはいけない、と考えている女がここに一人いるんだど、貴方さえよかったらどうかな?」
と告白。
思い出すと、ものすごく自然に口をついて出たような言葉だったし、彼女自身
「すごいジャストタイミングだった」
とまで語っていたりする。
飲み仲間というのは意外と絶好の告白場所?女性から告白するのにもうってつけ!
この彼女の成功例、ほとんど彼にとっても不意打ち同然だったらしいけれど、お互い一緒に仕事をしていて、その中で互いの性質を知り得るようになっていったらしい。
だからありきたりの婚活パーティーなどよりは一層親密な関係が生まれやすいのかもしれない。
しかも二人だけで飲むような関係を作れていたわけだから、恋愛関係の一歩手前、ともいうべき中の良さもあったに違いないのだ。
そしてそういう飲みの席というのは、意外と告白、それも男性女性どちらからでもそうかもしれないが、すごく本音を出しやすい。
そして自分のアラまでをも気楽に語れるような場でもあると言えるのではないだろうか。
私はこの女性から告白した成功例を振り返ると、いろいろな特徴をまとめてみた。
- とにかく無意識に、とっさに口をついて出た言葉だった。
- 恋愛関係ではないにしろ、親密な関係ができていて、お互いを知る仲だった。
- それでいて、仲が良かった、だから二人で飲みにもいったりしていた。
とっさの判断だったから、その前から気負っていたわけでなく、至極すんなりと言えたというのは大きいのではないだろうか?
告白というと男性でさえも普通は将来のことを徹底的に考えた上でするようなものだからだ。
もちろんだからと言って、彼女の行為が軽率に流れていたりしたというわけではない。
上にも説明したように、結構長い間お互いをよく知るもの同士だったのだ。
あえていうなら、成功例に数えるべき条件が整っていた、ということすら言えるに違いない。
その彼女の気持ちを一押ししてくれたのが飲みの席、そして彼の本音トークとそれに対する彼女のフォローというべきものだったと思う。
こういう絶妙すぎるようなタイミングは、やっぱりほぼ完全に心が脱力状態になっていて、だからこそ自由に自分の隠れた本音を吐くことができたに違いない。
まず同じシチュエーションを作り出すことから始めること?
この彼女のケースからどういうことがお分かりになるだろうか?
一つには確かに女性から告白の成功例として、すごく絶妙なタイミングだったと思うが、それに至る前まではきちんとお互いを知り得る期間があった。
そしてそれが、女性から告白できるようなごく自然な男女の関係となれたということなるのではないだろうか?
だからこの彼女の成功例を参考にするとすれば、同じようなシチュエーションを目的の男性に対していくらかなりとも作り上げていくこと。
つまり、すぐに恋愛関係を目指すのではなく、しっかりと二人の関係を地固めすることが大切になると信じている。
今現在、そういうわけで二人は結婚前提で交際中だし、男性の方も当初はびっくりしたそうだが、親しくなっていくうちに、仕事の上での良好な関係がそういう男女の仲にもちゃんと役立っている、とノロけて語っている。
レアなケースかもしれないけれど、考えておくべき部分は多いと思う。
ぜひご自身の恋愛関係に役立てていただきたい。
(一ノ瀬絵美)