市川海老蔵さんが娘の麗禾(れいか)ちゃんの顔をブログでうっかり公開して以来、ブログはもちろんテレビの中でもよく映るようになっている。
それまで市川海老蔵さんとしては、長男と違って娘には(将来について)選択肢があるので、自分の都合で顔を出すのはまずい、という意味のことをブログでも語っていた。
だがいまや正月の特番といい、節分の豆まき映像といい、テレビでしっかり“出演”するくらいの勢いだ。
何か心境の変化でもあったのだろうか?
父親として娘さんをどうしようとしているのか、その海老蔵さんの胸の内を探ってみたい。
市川海老蔵は以前にも娘・麗禾ちゃんの画像をテレビに出していた
市川海老蔵さんがブログでうっかり娘の顔を加工なしでアップしたのは、2016年12月8日の早朝の記事の中だ。
起き抜けの妻、小林麻央さんがブログを見て仰天して市川海老蔵さんに知らせ、慌てて麗禾ちゃんの顔を加工して再公開。
その間わずか20分だったが、時遅しで、すでに熱心な読者やファンの方たちの間に麗禾ちゃんの素顔が流れてしまっていた。
だが、市川海老蔵さんが愛娘・麗禾ちゃんの顔を初めて公開したのは実際にはもっと前のことだ。
1年以上前、2015年12月30日の日テレ特番「市川海老蔵に、ござりまする」の中で、市川海老蔵さん一家の様子が映されている。
番組冒頭で流された新橋演舞場、歌舞伎の楽屋裏で、妻、小林麻央さんに抱かれた麗禾ちゃんは、役者に扮装中の海老蔵さんにおっかなびっくりのようだった。
だがこのフィルム、放送よりさらに1年前の2013年12月31日に撮影されている。
そしてさらにそれに先立つこと半年以上前、熊本県山鹿市の公演では、海老蔵さんに抱っこされた当時2歳の麗禾ちゃんが初お目見えとなっている。
娘の顔を隠そうとするのは心境の変化?危機感を抱いた?
だから今回、市川海老蔵さんが娘さんの顔を隠したい、と言う意図の方がなんとなく異常にも思えてくるのだ。
もちろんこんな子供たちのことだから、親が好きなように顔を出して良いとは言えないと思うけれど、だが隠すにしても以前はそういうわけでテレビにもバンバン出していたことになっている。
だから市川海老蔵さんや妻、真お産との間に何らかの心境の変化などが有ったのでは無いだろうか。
そこで一番思い当たるのが、当節の物騒な世の中。
いろいろと娘や息子の顔を公開してテレビやブログでさらすことで、現在も将来もすごく本人たちのことについて心配になってしまったというのが有るのでは無いだろうか。
テレビに出させていた当初も、もちろんそういう気持ちはあったのかも知れない。
だがなにぶん2,3歳の子供のことだから、成長するにつれて顔立ちもそれなりに変わってくる。
今ならかわいさの方が先に立つ、自慢したいみたいな感じもしたのかもしれない。
自分の実の息子、娘の写真を肌身離さず持ち歩くサラリーマンと同じかな、と思うけれど。笑
実際、市川海老蔵さんと一緒に熊本での初お目見えの時には、海老蔵さんも麗禾ちゃんを抱きかかえながら娘をよろしくお願いします、と観客の方たちにお願いしている。
だがやっぱり一度そういう風に自分の愛娘を公に出してみると怖さの方が強く感じるようになってしまった、と言うのが本音ではないだろうか。
これもよくある話だ。
だから結局「一時的」になってしまったが、テレビやブログでも麗禾ちゃんが顔黙さなくなってしまったし、ブログではハートマークで顔を加工している姿しか映っていない。
個人的な意見になるけれど、長男の勸玄(かんげん)くん。
いくら歌舞伎俳優の将来になって公になるかも知れないとはいえ、物騒な世の中という現実を考えれば、本当は勸玄くんの顔も隠した方が良くない?などと思ってしまうのだが、いかがだろうか?
自分のブログ不手際で吹っ切れた?覆せない歌舞伎役者の娘という運命を見つめた海老蔵?
それに幼児期の顔は、成長すると変わってくる。この後しばらく画像を出さなければ良いことを考えていたのかも知れない。
だが海老蔵さんも1日に何記事もブログを書き続けていれば、必ず失敗はあるもの。
私など身をもって彼の気持ちは分かる!笑
でもその自分の不手際を通じて、もしかしたら市川海老蔵さんも、自分自身とその実の娘と言う関係をあらためて見つめ直してみたのではないだろうか?
この先どう考えても遅かれ早かれ、息子はもちろん娘もその顔や素性、テレビやマスコミを通して世間に広く知れ渡る。
すでに知れ渡っているし、今後自分次第でますますそれが大きくなるはずだ。
市川海老蔵の娘という現実。
この運命は絶対に覆せない。
そのような麗禾ちゃんの将来を考え直して、そのために一番良い方法は父親としてどんなものがあるのだろうか?
そういうことまで考えてみたのでは無いだろうか?
あくまでも海老蔵さん一家の問題だし、非常に考え及ぶこと自体も難しいのかも知れない。
けれど、その結論の一つとして、の顔を一般の方たちが自分たちの子供をブログなどに掲載するレベルでアップすることに変更したのではないだろうか?
実際、才媛の小林麻央さんの娘でもある。
テレビに出て母の麻央さんと同じくアナウンサーになるかも知れない。
一つの事実として、麗禾ちゃんは今、デッキが壊れるほど歌舞伎のビデオを見て取り組んでいるとも伝えられている。
子供のうちだったら女性でも歌舞伎に出演は出来るけれど、思春期辺りになると伝統的に舞台から引き下がることになるようだ。
だが、一番古い時代、安土桃山時代の「阿国歌舞伎」は歌舞伎もすべて女性役者だった。そういう頃もある。
江戸時代になって、役者は全部男で占められるようになってしまったが、もしかしたら麗禾ちゃんが今のシステムを打ち破ってそういう原初的な伝統を取り戻す、そういう才能を発揮することも有りうるのでは無いだろうか?
海老蔵さんも、そこまで考えているのかも。笑
(一ノ瀬絵美)