高島礼子さんは旦那がああいうことになって、すごく同情が寄せられているけれど、彼女自身、まだ旦那の彼を信頼して愛情を寄せている風でもある。
彼女がそうだとは言い切れないが、何かそういうダメ男好きな素質が元々ある、という女性がいることはよくいわれていることだ。
で、彼女に対しても今までの旦那の経緯からすれば、そういう疑問も浮かんできているようだ。
だが高島礼子さんに限らず、一部の女性にあってはそんなダメ男好きの性分が根の方からできあがっていることも多いようで、現に私の周囲の女性の中には、定職にも就けず、かといって所帯を持つ気概も見えないような男性に恋心を抱き続けている人もいたりする。
それが運命かな、などとも思うのだが、しかし高島礼子さんのようなケースに至るとすれば、そんな“人それぞれ”みたいな話ではすまされないだろう。
そんな人生の岐路のような女の重大事について、そういう相手を避けるにはどういうことに気をつければよいのだろうか、それをお伝えしよう。
婚活女子はとかく男性に振り回されやすい「ダメ男好き」の温床?
ダメ男と出会ったり引き込まれない事。
というか、出会わないことをそもそもおすすめしたい。これが第一だ。
そういう男性に出会ったり引き込まれたりするのは、ある意味自分がそういう男性を求めている、と極論できるかもしれない。
婚活などで苦しむ私たちのような年齢になると、なかなか思い通りの相手に出会えない勢いで、思いっきり相手にすべき男性のグレードを下げてしまおうとする女性がたまにいる。
一見高望みとよく批判される、その矛先を回避することも出来るという考えもあるかもしれないが、それは〃に自分を安く切り売りするようなものだ、ということもある。
だがそれはそれで著しくリスクが高くなるはずなので厳重に注意しておくべきだろう。
現に私の知っている女性などは、彼氏が失業中で収入ゼロでも、私ががんばって稼げばいいじゃん、などという人もいたりする。
それがよいのか悪いのかわからないが、私が彼女の親だったら口から泡を吹いて卒倒するかもしれない。そんな有様の女性すら世の中にはいるのだ。
高島礼子のような「尽くすタイプの女」でも、客観的に自分を見ること
高島礼子さんには気の毒だが、自身の見えないところでとことん浮気行為を繰り返し、またそれ以外にも多くの問題を引き起こしている今の旦那に対して、見切りをつけられる気配がない。
それどころか、
「子どもがいれば違ったのかな」
と、ある意味ほのぼの、別な意味ではまだ未練が、そしてまた見方を変えれば、彼女は旦那の問題を自分に責任があるような語り口でしゃべっていた。
一見奥ゆかしく、そして旦那思いの妻のような彼女だが、そういう男性だからこそ惚れてしまう、という不思議だが、ダメ男好きな様子なのかもしれない。
高島礼子さんのその旦那への献身は確かに見上げたものとも思うが、ドライに、よくよく突き放して見てみると彼女は自分の旦那の良いところしか見ていない、都合の悪いことには目を向けようとはしなかったのではないだろうか。
今の彼女にこういうことを言うのはかわいそうで気が引けるのだが、客観的に相手を見て、これ以上はムリと判断して別れているならばまだ違った結末になっていただろう。
つまり「尽くすタイプ」の女性によく見られると思うが、客観的な視点に立たないし立とうと思わない。周りから言われても無視を決め込んだりする。
そして世間を考えてみたり自分の好きな人に厳しい判定を下すような、そういう人ではないのだ。
良くいえば成長期に温室育ちで可愛がられていて、あまり自分で判断しようとせず、親の言いなりになってきたような人。
両親や家族の機嫌が表面上良ければそれで満足していたようなお嬢様育ちの女性に多いのではないかと思う。
だがこれがアダになってダメ男好きになってしまい、あくまでも相手に無分別のように奉仕する女性、かしずく女性の元となる。
相手が愛するパートナーであろうと、自分に子どもがいたとしても、そういう人たちを悪いものは悪い、と処断する厳しさ、そしてそういうマイナスポイントをしっかり見る客観性がどこかで求められるだろう。
それが出来なければやはり社会人としては大きな欠点となるに違いない。
周囲の忠告や意見に耳を傾けること
そしてそういう女性にまたありがちな特徴として、自分の大好きな男性などが他の周囲の女性から悪し様に言われてしまうと逆上してしまうことが多いものだ。
そういう人に忠告したりアドバイスすると、逆にこちらが彼女に恨みを買ったりすることも多いし下手をすれば
「あんた私の彼に変な気があるんじゃないの?」
などと、おかしな勘ぐりさえ引き起こしてしまうこともある。
そうならないためには、とにかく信頼できる相談相手を普段から作るようにしておくと良い。
男性でなく、あなたよりももっと年上の既婚女性などが良いのではないだろうか。
そういう人にいろいろ意見を聞かされる中で、おそらくあなたももっと自分たち二人を客観的に見るように言われることもあるに違いない。
人を見る目を養うこと
高島礼子さんの場合もそうだが、ダメ男好きを避ける究極のアイテムはこれではないだろうか。
結局、
「相手が男性なら誰でもいい」
婚活で大変な思いをしている仲間の女子と話していると、時折冗談でもこんな言葉が聞こえてくることがある。
私も言ったことがあるし、もちろん大方は冗談ですんでしまうのだが、それですまなかったのが実のところ高島礼子さんではなかったろうか。
ダメ男もいるし、誰が見てもすばらしい男性もいるのが世の中だ。
それを毒もミソも一緒くたにして、結果として惚れ込んで結婚したり同棲した男性が実はダメ男だった、そういう失敗も待ち受けているのが世の中。
そういうのも人生かもしれ無いけれど、そういう風に極論すれば「誰彼かまわず」安直に寄り添うことが出来る女性が、ダメ男好きという烙印を押されやすくなるのではないだろうか。
これを裏返せば、そういう女性、結局のところ男を見る目がない。
これに行き着いてしまうこととなるのではないだろうか。
「男」と言うよりも、まず「人」を見る目を養うことが大切になる。
どう養うのか、と問われれば残念だが、男女含めて多くの人たちと交流し、その人間関係の中で作り上げるものだとしか言うしかない。
一つのアイデアとしてだが、余裕があればそういう人と接触する職業にある期間付いてみるなども良いかもしれない。
というわけで、高島礼子さんのケースを参考にしてみた「ダメ男好きにならない方法」を4つのポイントとともに語ってみた。
繰り返すけれど、婚活は本当に骨が折れるし、いわば出口のない迷路でもある。
でも、だからといって安直な行動に出るのはやっぱり良くないことと言えそうだ。
何らかの形でよい男性とあなたが巡り会える、そういうチャンスをこの記事の中にヒントを見いだして作り上げて頂ければ幸いだ。
(増淵夕子)