以前私がOLで勤めていた会社でもよくあったのが、既婚者の男性、しかも上司が部下の女性に対して体目当ての交際を迫ったりするケース。
いや、表には決して出ないことが多いし、男性の方もパワハラ騒ぎを警戒して結構ひた隠しに隠すことが多かったのだけれども、蛇の道は蛇で、やっぱり女の目線から見れば一発で怪しいことがわかることだって多かった。
だがそんな場合、切っても切れにくいのがそんな既婚者との体目当ての関係だ。
いったんそういう関係を作ってしまうと、ぶっちゃけたハナシ基本的に誰にも相談できないことが多いのだ。
だから勢いズルズルべったりとその男性とそういう関係が続いてしまうし、いつの間にか年齢の加算とともに自分の大切な将来をも棒に振る、などということさえある。
そうならないためにはどうすればよいのか?
それをじっくりお伝えしてみたい。
体目当てかどうか、既婚者の男性を見分けるには
既婚者があなたに対して、単に体目当てで接近してきたのかどうか。
それを見分けるには下の3つのポイント
1.出会い方
2.接し方
3.関係の持ち方
を改めて考える必要がある。
1.については、その出会ったきっかけがSNSやいわゆる出会い系、または夜の店での出会いなど、要するに遊び目的での出会いの場合には体目的のパーセンテージも高くなりがちだ。
逆に親しい友人とか身内の紹介など、信頼できる人を介しての出会いであれば、比較的そういう危険は低くなるかもしれない。
2.の接し方。これも大切なポイントで、たとえばであって間もないのに、すぐになれなれしい関係になろうとしたりするのはどう考えてもNGだろう。
ハナから“ちゃん”付けしたり、逆に下の名前であなたを呼びつけたりする。
また、私がOLをしていた時にそういう「被害」に遭った同僚OLの経験では、初めて一緒に買い物に行くなどした時、自分の財布を彼女に渡したりするなど、変にマニュアルっぽい行動をしたりしていたことがあったという。
要するに女性が心を許してくれそうな行動をすぐに取ろうとするということだ。
これも変に研究を進めているような感じがあって、個人的にはあまりおすすめできない行動と言えるかも知れない。
3.の典型は、夜飲みに行くとか食事に連れ添うなど、夜の行動を進めようとする態度。これにつきるかも知れない。
そしてこれもマニュアル的なものになるが、ボディタッチを頻繁にしようとしてくるタイプ。
その他、エッチなハナシを酒の席で持ちかけたりする、一度きりで良いから、などとあからさまに体を要求することも同僚OLが経験したケースだ。
そして何より、こういうここのケースに加えて一番警戒しなくてはならないのは、既婚者の手練手管によって、こちらがその気になってしまうこと。
体目当てだってかまわない、それでも私はあの人に付いていく、という気持ちに女性がなってしまうことだ。
あなたがいくら本気になったからといって、相手の既婚男性は同じ気持ちになるわけではない。
というか、むしろ繰り返すけれどそういうケースはごくごくまれなのだ。
このことをぜひ肝に銘じておいていただきたい。
既婚男性のアプローチは裏切り行為と表裏一体だということを忘れないこと
当然のことだが、そういう上司とか会社の同僚男性が既婚者の場合、普通に考えればどうしても体目当てであることが多くなる。
はっきりこう断言できる。
なぜかといえば、経験的に私がOL時代に接していた同僚OL達はみんなそういう体験だったからだ。
百歩譲って今ある妻子を振り捨ててあなたとぜひ将来一緒になりたい、などと誠実そうな情熱を披露していても私は信じない。
これもはっきりと断言していいだろう。
その理由はごく簡単だ。
今ある妻子を振り切ってあなたとくっつくということは、結局その妻子に対しては当たり前にとんでもない裏切り行為。
そんな“前科”を持った男性が、あなたと一緒になったとしても、いつまた同じ行為を繰り返すかどうかわかったものではないからだ。
自分の「身」を自分で守るために必要なこととは
そういうことで、結局既婚者というのはまず自分の家庭を振り捨ててまで新しい女性と一緒になることはない。
ほとんどの場合、体目当ての一時的な関係ですまそうとすると言ってよい。
だが女性というのは、たとえそんな関係だったとしても全身全霊で既婚者の男性に情熱を捧げたりする。
そういう悲しいケースが多いのだ。
そしてそういう体目当ての関係が終わった後、結果としてあなたに残るものは何もない。
どころか、使い捨てのようにされたことで悔しさと悲しみ、そして傷ものになってしまったという一生残る烙印を背負うこととなる。
そうならないためにはどうしたらよいだろうか?
このテーマを実のところ私もOL時代、多くの同僚OLや友人などと話したことがあった。
こうしたことはあまりメディアにも書いていないものだし、結局自分たちで考えるしかない。
その結果、結局のところ
「早めに相手の男性がそういう体目当てかどうかを判断し、そうとわかった後は頑として付き合いを断ること」
これしかないといってよいと思う。
体目当てかどうか、それを考える尺度はすでに上に書いたとおりだ。
これらの知識を駆使して、そして相手係に勤務先の上司だったら、難しいかも知れないが退職も視野に入れてはっきりと交際を断ること。
当然だが退職は避けたいだろうから、もしも今あなたが勤めている勤務先に残りたいようなら、
・そういう上司となるべく親しく接しないように努力する、
・あなたが他の男性と交際中だということをはっきり示す
など、様々に防御策を考えていくことだ。
私もそういう体目当ての既婚者との交際こそ無かったが、やっぱり会社の外で男性と交際した経験がある。
多くの女性が考えていることかも知れないが、女性自身もまた体目当てになることだってあるし、100%ピュアな交際なんて存在しないかもしれない。
自分がどれほどしっかりしているか?
男性との付き合いはそういう自分自身の持ち方を突き詰めて考えさせるんだな、などと思ったものだ。
そんなわけで、既婚男性との交際の危険についていろいろお伝えしてみたが、あなたにとって良い相手との交際を願う気持ちから発したものだということは間違いない。
私もがんばっている最中だが、ぜひあなたにもよい出会いがあることを願いたい。
(一ノ瀬絵美)