職場や婚活でもそうだが、男性が脈あり発言を続けているときは要注意だ。
男性というのは場合によっては女性以上に恥ずかしがり屋で、なかなか自分の本音を好きな女性に対してストレートに示さないこともよくある。
そんな場合、彼からの言葉の端々を細かくキャッチしてあげるとよい。
そんな脈あり発言、行動などがあり、こちらにとっても意中の男性であれば、彼の本音をうまくフォローしてアプローチのきっかけを作ってあげること。
そんなふうにしてスマートな交際に持って行ってやることも望ましいのだ。
男性の脈あり発言の実際―こんな会話や言葉を使ったら要注意!
男性がこちらに脈あり発言をする場合、女性を気遣ってかなり好意的な発言になることは間違いない。
それでいてストレートに好きだ、付き合おうなどと言うことは滅多にしないものだ。
するとすればそれは完全に冷やかし。
からかい半分なのできに止める必要はない。
なので、
・妙にこちらの健康とか仕事の具合、生活などに気遣いしてくれる
・困った時には声かけてくれ、などと言う時、何か手伝ってやろうとしてくる
という反応が見られればかなり脈ありの線が濃厚だ。
また、
・自分が寂しいことを間接・直接にかかわらずうったえてくる
・彼女がいないことを強調する
などの発言をする時にも何かの複線を考えていると見て間違いない。
そして
・自分の家族のこと、子供時代や学生時代など、プライベートなことを語るようになる
・その裏返しで、こちらの私生活や交友関係、家族についてもおずおず尋ねてきたりする
そんなふうに、非常に回りくどいのだが、他の女性にはまず話さない、聞こうとしない内容であることがはっきりしているということは紛れもない。
こういう発言が男性の口から出てきている時はぜひ耳を澄ましていただきたい。
男性からすれば、なまじあからさま、ストレートに言うのは相手も傷つけてしまうという心理も働くし、元々恥ずかしがり屋だということもあってこうして回りくどい表現を使うことになる。
私の友人にはそんな脈あり発言を通して旦那一緒になった主婦がいる。
そんな彼女の体験が面白い。
友人の旦那とのきっかけは謎解きのような脈あり発言だった
私の友人にはアラサーで仕事関係で知り合った男性と結婚し、すでに2児の母になっている女性がいるのだが、そんな彼女の「恋のいきさつ」をケーススタディで見てみるとスゴイ。
最初のきっかけが、なんと彼のズボンのチャックが閉まらなくなったことで始まっている。
冗談でなく、ほんとに閉まらなくなったらしい。
それをたまたま仕事で渉外で一緒に行動していた彼女の前で引き起こしたらしいのだ。
そのときに放った今旦那の彼のコメント。
「俺裁縫苦手なんで、ホントにすまないのはわかってるけど今すぐ直してもらえないかな。そしたらお礼に服を買ってあげるから」
おいおい。笑
はじめはチャックが壊れたのも冗談だと思っていた彼女、真剣に頭を下げて拝み倒してくる彼も直後に取引先に会わなくてはならなかったということでようやくウソじゃないと悟ったという。
一緒に行動していた彼女にとっても一大事だったことはもちろんだ。
その直後取引先相手のビルの中にある男子トイレに二人で入って、彼にズボンを脱いでもらい、手早く手持ちの裁縫道具でチャックのところだけ縫い合わせたという。
「で、約束通り服を買ってもらったりしたんだけど、それがきっかけでなんだか妙に打ち解けちゃったんだよね。
「後で聞いてみれば予定していた行動というのはやっぱりあって、まず旦那の方は好みの服を私から聞き出そうとして、それをプレゼントすればなびいてくれるかも、とか考えたらしいんだけどね。
「でもまさかズボンのチャックが後押しになったってのは何だろうね。笑」
もちろんそんな「事件」が起こるちょっと前から彼の態度が少しずつ変化していたのは見て取れたという。
要するに脈あり発言が始まったのだ。
「仕事きつくない、とか聞いてきたりしたし、メールはしてなかったけどお互い携帯番号は教えてあって、妙に気を回してくるようになってきたんだよね。今日あそこで落ち合う時は荷物持つよとか、伝票の整理くらいだったら手伝えるから、とかね」
結局ダメ押しでズボンのチャックがそこに加わったようだ。笑
男性の消極さをこちらでフォロー
ただ、繰り返すが男性の脈あり発言というのはいろいろ理由があるにせよ、すっかりその場の雰囲気に溶け込んでしまうことが多いので、うっかりすると気づきにくいことも多いのだ。
上の友人のケースを見ても、一つ間違えばセクハラ同然の行為となりはてるし、そんな機微をうまくつかまなければならない。
男性の方では女性だからこの程度微妙に言葉を投げていても通じるんじゃないのかな、という楽観的な思いもあるのだろう。
だが気心知れない間はやっぱり女性でも難しい。
なのでこちらの方でもアンテナをきちんと張っておく必要もあるのだ。
そしてもしもそんな脈あり発言に気づいたら、人生の岐路でもある。
こちらの方からもアプローチしてみることをぜひおすすめしたい。
(一ノ瀬絵美)