恋愛依存症というのは、自立心に問題があって、その裏返しかな?
などと思うことがある。
男性なしでは生きられない、男に命じられたら何度もしてしまう、というのが恋愛依存症のごくおおざっぱな言い方だと思っているのだが、それを克服出来ないという女性がたまにいるようだ。
その多くは付き合っている男との“夜の行為”に走ってしまうようだし、そんなままで結婚できたとしてもすぐ醒めるのが恋愛依存症だ。
だからそんな女性は、たとえ結婚後子供を産んで一時期円満な家庭生活が出来ていたとしても、再び周囲の男性たちに目移りしてその衝動を克服出来ず、、離婚や再婚、そして不倫相手となる男との子供をもうけていく、そんな悪循環に陥ることだってある。
恋愛依存症は重度になると本当に大変!家庭さえも崩壊に導く!
しかも重度になると自分の子供たちの面倒をまるっきり見なくなり、家庭を放り出して外の男ばかりに走ることさえある。
そうなると完全に病気の域から事件のレベルに至る可能性も大きいし、事実やはりそんな悩みが高じて精神科に通院している女性も少なくない。
自分の生んだ子供たちにロクに食事も与えないでいたという事実がニュースで報じられる場合があるが、おそらくああした出来事の背後にもこんな恋愛依存症の陰がある可能性は否定出来ない。
そんなケースは極端だと言いたいところなのだが、決して脅かすわけではなく、精神的なショックや心の状態次第では多少なりとも誰であっても現れておかしくないのだ。
一口に恋愛依存症というと特定の女性に生じる精神疾患のようにも感じるがそうでなく、男にも現れることがある。
また自分の様なクールな人間はそんな依存症にかかることはないと思っていると、むしろ一番危険とも言われている。
だから将来や自分の幸福のためには決して軽く見てはいけないのだ。
恋愛依存症だと自覚することが第一歩
恋愛依存症というのは私の見解なのだが、要するに寂しさの裏返しなのだ。
日々満たされない、不満ばかりでいる不健康な心の状態でいる中、それを払いけよう、幸せを求めようとするあまり、結局は恋愛でそうした心の隙間を満たそうとしていることがきっかけとなる。
男の真理を鏡にして、恋愛してはじめてわかるのが恋愛依存症だ。
運良く好みの相手と出会っても心の空虚感が強すぎてすぐに飽きてしまうといわれている。別れたりした後は更に空虚さがつのってまた他の恋愛に走ったり、二股や三股の関係にも陥るという。
(そういえば元勤めていた会社の同僚OLに、確かそんな女史がいたような?笑)
また、日頃自分を否定的に見ていたり、彼氏なしでは何も出来ない、男なしでは生きていけないなどと想い続けているのは程度こそあれ、そんな恋愛依存症の予備軍といえる。
私も元彼と別れた時にはアラサーでもあったし、不安と寂しさがごちゃ混ぜになって本当につらかった時期があった。
今でもそれを多少引きずっている、などと友人にからかわれたりもするが、ひとまず仕事にも精力的に打ち込めているし、それなりに婚活もはりきっているつもりだ。
そして何より、こうして自分の鬱積や悩み事を気軽に言い合える友人がいたりするので有り難いし、やっぱりそんな「何とか依存症」にはなっていないと思う。
だがそれでもやっぱりある程度の片鱗はあったと自覚しているし、だからこそ将来を考えて治そう、自分の周囲を見直そうという意志も働いた。
ちょっと自己主張になってしまうのだが。笑
治すためには治そうとする意志を持つこと、そして視野を広くすること
だから恋愛依存症に一番なりやすいのは、失恋して新たな恋や出会いを探そうとする時ではないだろうか。
私は男に振られて恋愛に失敗すると、心のバランスを保とうと傷心旅行とか、友人と楽しく時間を過ごすことを心がけていた。
上にも書いたとおり、はっきりいって男に依存しすぎるという自分の心理、恋愛依存症は空虚すぎる心の隙間に出来る病気だ。それを埋める努力をすることが治そうとする行為につながると思うのだ。
まずそれには男性と付き合っていた頃にはしなかった行動や旅行をするなどして、視野や見聞を広げてみてはどうか?
中でも手っ取り早い方法として傷心旅行がある。地方などに遊びに行くと、不思議だがすごく気が晴れるからオススメだ。
同じような体験をした女性が一人旅をしていることも多く、たとえば民宿などで同宿したりするとそんな体験談で話が弾むことも多いのだ。
私もそんな体験をしたし、そんな思いがけない“戦友”と出会った時にはすごく楽しいし嬉しかったものだ。
もちろん別に失恋したり別れたりした時でなくとも、心の健康維持には旅行が一番のクスリだと言われている。
同じように友人と語らうことでストレスだって発散できる。
自分の弱点がわかったら、後はそれを治そうという意志をきちんと持てばよいのだ。
ただ、自分が恋愛依存症にかかっているかどうかの判断は、よくチェックシートなどを埋めて判断する方法も流行っているが、一番はっきりわかるのはやっぱり恋愛中ではないだろうか?
そんな恋愛中、自分は彼氏のことをどう思っているか。
単に肉体的な、男としてだけなのか。
彼氏の言うことだったらどんなことでもしてしまおうとするか。
彼氏と連絡がちょっと取れなかったらとたんに落ち込むのか。
出来るだけ客観視を心がけるとよいだろう。
やっぱり恋愛の当事者でなければ見えないことも多い。
言ってみれば経験こそ一番のモノサシになるし、べつに変なオススメをするわけではないが、がんばってよい男性を見つけていただきたい。
それがまず、出発点のそのまた出発点になるにちがいない。
(一ノ瀬恵美)