キムタクこと木村拓哉さんと稲垣吾郎さんは高校時代から仲良しだし、木村さんが他のSMAPメンバーとは今回の解散騒動で離れたところにいるためか、どうしても詮索してしまうのだが。

SMAPの人気番組SMAP×SMAP（スマスマ）で、木村さんがシャッフルでスマスマのビストロオーナーの役になった今回、ゲストの役は彼と一番仲良しといわれていた稲垣さんになっている。

スマスマも飯島マネージャーがジャニーズ事務所を退職して以来、メリー喜多川副社長がマネジメントすることとなっているが、今回の配役、何かメリー副社長の意向が働いているようにも思えてくる方も多いだろう。

メリー副社長の手腕がスマスマで徐々に発揮か

木村拓哉さんもメンバーの中で一人残留を主張していたこともあったりして、仲良しと言われる稲垣吾郎さんも巻き込む形で今は非常に辛い状況かもしれない。

すでに報道でも言われているが、スマスマのマネジメントは現在メリー副社長、そして長女の藤島ジュリー景子副社長の手に渡っている。

他の4人がジャニーズ脱退を表明している中で、唯一SMAPで事務所に残留を貫いていた木村拓也さんは当然メリー副社長の覚えも目出度いはずだ。
そして副社長側は何とかして彼の孤立感をぬぐい去り、同時に他の4人との接点を持とうと躍起になっていることが当然推測出来る。

そこで木村さんをスマスマの中心となる役におきながら残りの4人の内、彼と一番仲良しな稲垣さんと連携させることで、さらに他の3人のメンバー達とも何とか「渡り」をつけたい。
そういうところで考えついたような今回のオーナー役とゲスト役の組み合わせではないだろうか。

相手が稲垣吾郎さんだったら木村さんもイロイロと話が弾むだろうし、もしかしたらこれまで語っていなかったエピソードなども聞き出せることも期待できる。
だから確かに狙いは間違っていないとも考えられるかも知れない。

他のメンバー同士と比較しても確かにダントツで仲良しな二人

実際木村拓也さんと稲垣吾朗さん、二人の関係はSMAPの中でも目立って良好だという。

高校時代から互いの家に泊まりに行くことをくり返しているし、買い物でも一緒で、しかも同じものを買ったりしていたというのはよく聞くエピソードだ。

一方、それでもそんな2人が犬猿の仲を見せた時があったらしい。

5人がMステに出演していた時、稲垣さんが番組で語ったコメントに木村さんが腹を立て、「お前」呼ばわりしながらボロカス言ったというエピソードがあるのは有名だ。

それどころかそんなのは序の口で、時には二人を巻き込んで、5人のメンバー同士取っ組み合いのケンカになったとも言われている。

だがその後はすぐ仲直りしてしまっているようだ。
喧嘩するほど仲がいい、という見本みたいなもので、そんなわけで木村拓也さん自身も、「（自分は稲垣）吾郎と一番合う」と語っていたとか。
そんな2人の仲良しをメリー副社長が放って置くわけがなかった、それが今回のスマスマでの役作りに違いいない。

木村拓也と他のメンバーの間にはいまだに温度差も

スマスマの中で、SMAPのメンバー全員がそろって生謝罪したとき、そんな2人の良好な関係を示すかのように、センターの木村拓也さんのすぐ左側には稲垣吾郎さんがいた。
そして開口一番に木村さんがコメントをした直後、続いて稲垣さんが言葉を発している。

今でもあの5人の位置関係は話題になっているが、悲しいのはやっぱり彼らの元マネージャー・飯島三智さんがとりわけ秘蔵っ子として可愛がっていたという香取慎吾さんは反対側の中居正広さんと一緒に一番脇に置かれている。

この立ち位置、ひょっとしてスマスマのそういう役どころ、セッティングなどでも何か共通する部分がある、と考えるのはうがちすぎだろうか。

メンバー4人によるSMAPジャニーズ脱退騒動以来、いまだにギクシャクしている様な噂もある5人のメンバーだが、そのスマスマが20周年ということで「シャッフルビストロ」シリーズの第4回目は、木村拓哉さんがオーナーとなり、仲良しの稲垣吾郎さんが客になるという、一番明るい組み合わせになるのがせめてもの救いだろう。

SMAPの影響力は年齢を選ばないかも！他のユニットはないすごさが

木村拓哉さんはもちろんだが、他のメンバーは全てアラフォーの世代になっているというのに、なぜか私達30代、あるいは20代の人たちにもいまだに大きな影響力がある、そんな風にいう人は多い。

その影にはやはり元マネージャーで、5人を我が子のように育ててきた飯島元マネージャーの内助の功があるのは間違いない。

その彼女の采配の一つといえる様だが、彼らの歌う歌は今でもテレビで多く流れているし、またたんに恋愛を歌う曲ばかりではない、明るいメロディの上に老若男女親しめる歌詞がたくさんある。

「世界に一つだけの花」のような、広い世代の人たちに愛されるような曲、同じジャニーズの「嵐」や他のユニットではまず見当たらないのではないだろうか。

木村拓也さんも、SMAPの中では中居正広さんと並んでピンで活躍する事も多いし、その力量があると思う。
だが5人そろうと、何かSMAPという一個のユニットの中に溶け込み、フラットな感じだ。
それだけこのユニットがすごいということだろう。

今後のスマスマと5人に期待

同じことは大なり小なり稲垣吾朗さんなどにもいえるし、その一方、様々に芸能記事では言われているが、あの「初めての5人旅」の中で見せた親和力、要するに5人そろって仲良しグループといえるだろう。

メリー副社長も世間では色々いわれている様だが、彼女がもしもそんな自分の風評を払いのけるチャンスがあるとすれば、飯島マネージャーの時代よりもSMAPを輝かせることしかないといえる。

それとともに今後の5人がどこまで立ち直っていけるかは、ひとえに自分たちの努力にかかっているというしかない。

熱烈なSMAPのファンではないけれど、私自身、彼らの歌は大人になる前から聴いていた。

ただ、20年続いた長寿番組であのマイケルジャクソンをゲストにも招いたというスマスマが、今後も続いてくれることを願いたい。

（一ノ瀬絵美）