Woomedia

舌下免疫療法で花粉症がよくなる!保険適応だが行うかどうかは生活、仕事次第!

花粉症が毎年つらいので、いっそのこと病院で対症療法ではない、他の方法にしたいと思う人も多い。
その中でごく最近行われるようになってきた舌下免疫療法が有望視されている。
保険適応だし、費用もそれほど大きくならない。

本格的に花粉症を治そうと思うと、その治療法は何種類かあって、そのうちはっきりと完治出来るという方法はアレルゲン注射による免疫療法(減感作療法)だ。
だがこの方法だと長ければ3年ほどの治療が必要だ。

その間定期的に注射を打たなくてはならないので気持ち的にも大変そうな感じがあったが、最近はアレルゲンエキスを舌の裏に垂らす方法を使う、いわゆる舌下免疫療法が紹介されるようになってきている。

この方法のメリットはなんと言っても注射を打つ苦労がない、ということだろう。
その舌下免疫療法を詳しく見てみよう。

【スポンサードリンク】

舌下免疫療法は、自宅で薬剤投与できるので手軽だが一長一短アリ!

しかも舌下免疫療法の場合、薬剤投与は自宅で出来るし、定期的に医療施設に通わなくてもすむのでなかなか休みの取りづらい仕事に就いたりしている時には大変オススメだ。
そして減感作療法もそうだが、この治療法もやはり保険適応を受けられるので費用もかなり楽になる。

ならば毎回病院に行って注射で痛い思いをすることがない舌下免疫療法の方が良いだろう!

そう考える方々は多いはずだし、現にかなり多くの人がこの治療法に注目しているようだ。

heyfever

だが花粉症を免疫療法で治す場合、基本的に何年という長い治療期間が必要となる。
この点舌下免疫療法も変わらない。

それだけでなく、減感作療法、つまり注射による免疫治療よりも困った部分があるというのも事実だ。

まず1つには、完治率がやや低くなる、ということ。

この2つの免疫療法を比較した場合、自宅で手軽、しかも通院回数も減らせてお得感が強いのが確かに舌下免疫療法の大きなメリットだ。
そして注射治療よりも副作用が出にくいと言うことが報告されている。

だが一方、完治率が注射治療よりもやや悪くなる。これはぜひとも頭に入れておいていただきたい。
実際、注射治療の場合には8割を超える改善率が見込めるのに対し、舌下免疫療法では7割まで下がると言われている。
つまり10人に3人が効果無しとなるのだ。

1割の差、といえば小さな割合かも知れないが、2年も3年も掛けたのに改善が見られなかった時を考えると、“危ない橋”になるだろう。
同じ保険適応ではあるが、ちょっと考えてしまうところだ。

【スポンサードリンク】

さらに舌下免疫療法の場合、花粉症の大元の元凶であるスギ花粉の治療は現時点で保険がきく。
保険適応というのはこれを指すわけなのだが、実のところはそれ以外のアレルギーについては適用されないままだ。
これも絶対知っておかなくてはならない情報だ。

そのため他のアレルギーについては実費負担になるし、そのときには何年もかかる治療なので相当な金額になってしまうはずなのだ。

新しい治療法のためだろうか、保険の適用が遅れていると言うことだろう。

その点、注射治療による減感作療法はハウスダストやブタクサなど、他のアレルゲンにも保険適応が受けられる。

だからもしもこの二つのうち、どちらかの治療法をえらとなった場合、

スギ花粉のみのアレルギー症状が見られるならば舌下免疫療法を選び、それ以外のアレルギー症状もあるようならば注射による減感作療法を選ぶ

という選択方法も考えられるだろう。

もちろん舌下免疫療法の改善率がやや下回ることを“取るに足らない差”と考えた場合だ。

舌下免疫療法がスギ花粉以外のアレルギーにも保険適応されるまで待つのもアリか

更にもうひとつの治療モデルがあるとすれば、たとえば私の場合。

花粉症の大元であるスギ花粉だけでなくブタクサやシラカバ、そしてハウスダストについても舌下免疫療法で保険適応される日がやがて来るだろう。
その日が来るまで待つというやり方だ。

私の場合、仕事の都合で平日に半日といえど定期的に休むのは困難だ。
だから注射治療には向いていないし、かといってアレルギー反応はスギ花粉だけじゃない。
つまり舌禍免疫療法では保険のきかないアレルギーを持っているのだ。

そうなるとどうしても将来に目を向けて、様々なアレルギーに対しても舌下免疫療法が保険適応される時点まで待つ必要がある。
その間は耳鼻科の対症療法のみで我慢する、というわけだ。

私のようなケースになる女性は多いと思うがどうだろうか?

doctor

いずれにしても毎年の花粉症の症状はイヤ、完治をめざして2,3年の間治療を続けなくてはならないし、そうなると日々の生活とか仕事との兼ね合いも必要になるだろう。

「でも一番いいのは、日本中の杉の木を全部切り倒すことじゃないの?」
と、ド天然な友人からこともなげに突っ込まれた。

そんな彼女、花粉症などかかったことがないという。
うらやましい!天然だと花粉症になりにくいのだろうか? 笑

(一ノ瀬絵美)

【スポンサードリンク】

女も30を過ぎて独身だと周囲の目線がつらい。

ついつい焦ってしまうけれども、

30代女性だからこそ世の中を楽しんでいける!

そんなおトクな気分をめざすウェブマガジンです。

Return Top