木村拓哉さんのSMAP解散騒動で見られたと言われる裏切り行為。
連日この話題がメディアでも取り上げられ、一日も流れない日はないくらいだ。
だがここでSMAPのメンバーではなく、部外者とされている明石家さんまさんにまで波及していると言う。
明石家さんまさんは以前から何遍もSMAP解散について言及していたことが知られているが、そのつど
「俺は木村派」、
最近でははこうした、裏切り行為をしたと言われる木村拓哉さんを支持する発言を繰り返していた。
これには思慮深い中居正広さんもさすがに激怒してしまったという。
これでまた先行きがわからなくなってきたが、どうなるのだろうか?
中居正広にとって明石家さんまはトークの師匠格なのに木村拓哉の側に
さんまさんは元々SMAPの中居正広さんの師匠格みたいなところがあった。
中居正広さんは27時間テレビでもさんまさんと紳助さんのトークに参加してる。
トークのテクニックを勉強することについて非常に熱心で、芸人のトークから得たヒントなどをメモ書きして勉強していたことは有名だ。
だからさんまさんと中居さんは師匠と弟子みたいなところがあったはずだし、SMAPの中でも二人はそれだけ特別に深い絆があったはずなのだ。
なのに、さんまさんは1月のSMAP解散騒動後、メンバー5人が集まってテレビで謝罪放送をした後は
「俺は木村派」
と語っている。
中居さんを含め、木村拓哉さん以外の4人に肩入れするようなコメントは無かったように思う。
私の聞き漏らしもあるかも知れないが、そうであったとしてもそれだけ木村拓哉さんの側に付いている、そういった発言は多いのだ。
いくら何でもそういう発言ばかりだとしたら、中居正広さんがあまりに可愛そう。
さんまさん酷すぎるんじゃないの?
普通の感覚の人だったらそう思うに違いない。
そして解散が決定的になったその後のSMAPの発表。
その後でもさんまさんの発言はぶれがない。
「俺は木村派や」
はっきり木村拓哉さんのサイドに立つことを主張しているのだ。
中居さんにしてみればある意味木村拓哉さん以上に裏切り行為と見えるし、メディアでもそういう表現で伝えられている。
彼が激怒するのも無理はないだろう。
さんまが木村派になる理由は大体想像がつく?
木村拓哉さんの裏切り行為について、さんまさんはほとんど批判がましいことを言っていない。
少なくとも、メディアではそういう報道を見たことがない。
くどいようだが,私の見落としがあるというならば申し訳無いと思うのだが、それほどにそういう発言はさんまさんの場合希薄だと言えるだろう。
それが不自然に見えてしょうがないのだが、ではなぜさんまさんはそんな発言を繰り返し、それによって木村拓哉さん寄りの立場になりたがるのだろうか?
メディアではそういうことについて何も語っていないが、だからこそ推測できると言える。
おそらくさんまさんはSMAPの所属していたジャニーズ事務所の力を知っている。
その力は多くの人が推測しているとおり、芸能界ではほぼ神レベルなのだろう。
さんまさんのような吉本の芸人でもその圧力やメディアへの影響力のすごさは絶対知っているに違いないし、メリー副社長から許可をもらっていないような内容については発言を控えているようだ。
だからこそ事務所を脱退しようとした木村拓哉さん以外の4人に対しては、あくまでも表向きの形としては承諾なしに事務所を脱退したということとなるわけであり、その意味では事務所側にたいして木村さん以外の4人こそが裏切り行為を働いたこととなる。
さんまさんはそのような現実を直視して、あえてそういう立場に立たざるを得ないのかも知れない。
さんまの行動は芸能界に生きる人間として根拠もある?
1月の独立騒動が勃発した時、彼は最初
「俺はSMAP派」
と主張していた。
あくまでもSMAP全体を支持する意味で言ったようだが、その後
「俺はメリーさん派」
と発言を変えている。
間接的に4人の独立騒動を非難していると言えるだろう。
それがさらに8月27日放送の『さんまのお笑い向上委員会』では、
「俺は木村派」
と発言。またも少しずつ言葉を変えている。
その一方で彼は
「まだメリーさんの許可をもらってない」と発言し、ジャニーズ事務所側によって口止めされている事情もあることを暗に示している。
こうした流れからも彼がジャニーズ事務所の権威を尊重し(というか怖れていると言うべきか)、あくまでもいわば“大勢”側にいることは間違いない。
そして同時にさんまさんの立場を援護するならば、これまでの芸能界におけるタレントとその事務所との契約の重さ、関係の強さを重視しているからこその行動と言えるだろう。
心情的にはSMAPの独立や事務所脱退をファンも同情して望んでいるのかも知れない。
しかし実際に芸能界でその現実を直視して生き続けているさんまさんのような人にとっては、情だけではすまされないものが大きいのではないだろうか。
中居正広を激怒させるまで軽口過ぎたのはやはり失態か
木村拓哉さんの裏切り行為と呼ばれるSMAP独立阻止行為。
それを擁護するような発言に終止したさんまさん。
そういう行為がいかに芸能界の掟というか、仕組みや縦横の関係を維持しようとしているものとして正当性があるかということについて、さんまさんなりに考えていたに違いない。
だが今、来年1月には木村拓哉さんとさんまさんの二人によるバラエティー番組がスタートするような報道がなされている。
これを聞いた中居正広さんは、恩義のあるさんまさんとはいえついに激怒するに至ったと伝えられている。
この彼の激怒が事実かどうか、メディアでの情報なので実際道なのかはわからないが、心情的にも当然と言えるだろう。
中居さんもしゃべりは上手だし、さんまさんは中居さんとならバラエティー番組を十分組める。
その彼を差し置いてさんまさんは木村拓哉を選んだと言うことになるわけだ。
中居さんにしてみればここまで裏切り行為に及ばれるとは思いもよらなかったのではないだろうか。
今後、さんまさんは自分の語ったSMAPの騒動について、自ら尻ぬぐいをすることになるのかも知れない。
彼にも自分の発言に対して言い分もあるかも知れないが、このあたりはぜひ最初の発言、
「俺はSMAP派」
に戻って考えていただきたい。
(一ノ瀬絵美)