交際したいのに他に付き合っている女性がいる、そんな彼女持ちだが実のところ離ればなれになって遠距離恋愛になっている男性。
一見きちんとした相手の女性がいても、そんな男性が忘れられない場合、略奪愛は実のところ普通よりもたやすくできる可能性がある。
そんな方法が気になる人は多いのではないだろうか。
略奪愛というと彼女持ちの男性を付き合っている彼女から奪う、というイメージが先行して何となくダークだが、男女の出会いというのは偶然のたまものでもあるし、はっきり言ってしまえば恋愛は自由。
実際今付き合っている相手よりももっと運命の人がいることは少なくない。
もしもあなたがその女性だ、というのならば彼女持ちであっても遠距離恋愛となっているチャンスを生かしてアプローチを考えてみるべきではないだろうか。
遠距離恋愛ではありえないメリットをフル活用!
仕事の異動などでたまたま以前住んでいた場所から遠く離れて赴任してきた男性にとって、遠距離恋愛で連絡を取り合っている彼女との関係は、確かに一見一途な様子だが、実際男性も人の子。
彼女持ちという“肩書き”があるとしても生の彼女が今その脇にいるわけではない。
不慣れな土地に来て、それなりに寂しさや不満も募っているはずなのだ。
そんな男性の心に開いた穴をきちんととらえていけばよい。
これが遠距離恋愛になっている男性にたいして略奪愛をしかける基本となる。
いったん仲良かった男女でも遠距離になると多かれ少なかれうすらいでしまうものだ。
その好例が中学高校、大学時代の恋愛関係だろう。
同じクラスメートなどで仲のよかった男女が、進学や就職、転校などで離ればなれになってしまうと互いの恋愛関係は普通“はいそれまで!”となってしまうことが多かったはずだ。
大人になって生活や経済事情が絡んでくると、それなりに複雑化するものだが、しかしながらお互いに顔も見られない、声を聞くのも話をするのも携帯やメールだけ、となれば疎遠にならない方がおかしいのだ。
そんな彼女持ちの男性にとってあなたが「必要な」女性になれれば、「大切な」女性に進化するのもたやすいはずなのだ。
彼女持ちであっても恐れず、男性をサポートしてあげることからスタート
ただ、いきなり当初から交際を持ち出したりしたのではなかなかうまくいかないものだ。
今あなたが住んでいる近くに彼が移ってきたばかりの頃だったら、なおさらまだ遠距離恋愛中の彼女を思い続けている最中だからだ。
だからあくまでも最初のうちだけでもそういう関係を持ち出すとか、ほのめかしたりするようなことはやめておく方が無難だろう。
その一方で、不便を感じている彼氏に対して、自然な成り行きで世話を焼いたり、地元の人間として案内するなどしてサポートするのがまずおすすめだ。
そんなふうにしてお互いに打ち解け合う機会を多くしながら、地元の料理を作ってあげたりするのもよい。
そしてさらに発展して、家事などを少しずつ面倒を見てあげたりしてみればよいのだ。
そのような中でお互い惹かれ合うものが出てくるようになれば成功型だ。
自分が遠距離恋愛になった時、男性をどこまで愛せるかを冷静に判断
以前は他の女性がいた男性にこういうアプローチを仕掛けることにより、遠距離で帰りを待っている彼女よりも今目の前のあなたの方が、否が応でも興味や関心が大きくなるのは自然な流れかも知れない。
だがそうとははいえ、彼女持ちの男性を自分が奪い取る、つまり略奪愛を仕掛けるわけだからあまり後味はよくない。
このことは自分に課された十字架のようなものとして、その後も背負って行かなくてはならないだろう。
だが往々にしてこういう略奪愛というのは、本来的にもっと難しい問題がある。
相手の男性の気持ちをこちらに向ける場合だけはそれこそ命がけみたいにして気に入られようとするものだが、そういうのは一時の情熱という部分も大きい。
つまり後で冷めてしまうことも少なくないのだ。
その結果見事に略奪愛を成功させた後、再び他の男性を求めてしまうという悪循環を起こす女性もあるようだ。
それはそれでその女性の持つ宿業みたいなものかも知れない。
だが当然の話、そういう男性関係はやっぱり薄幸となる温床でしかない。
なのでもしも略奪愛に目覚めて彼女持ちの男性を射止めようという気持ちが持ち上がった際、遠距離恋愛中の男性を射止めるのは楽な部類とは言えあなたの方もしっかりと考えておくべきことがある。
回りくどい話は抜きにして、もしもあなたが遠距離恋愛を略奪愛した男性と将来することになった場合、どうするだろうか?
因果は巡る、ミイラ取りがミイラになるようなもので、もしかするとあなたと同じようなことを考える女性が遠距離に赴いた彼の周囲に現れるかも知れない。
果たしてそれを座視するのかどうか?
自分なら遠距離恋愛にどれだけ不満が持てる?
その不安を一蹴する方法が一つある。
あなたも彼と同じ場所に移り住んで、同居することを願い出ること。
それを考えてみた場合、どれだけ本気になれるかが大切だ。
遠距離恋愛になるきっかけは仕事や生活の必要からが大半の理由になるが、自分も彼と同じ場所に行って一緒に生活する、それを現実にするかどうかは別として、喜んでそれをする、というほどの愛情があなたにあるだろうか?
さらにまた、そうまであなたが決意して一つ屋根の下で住もうと思うことが出来る、それほどに彼という男性はあなたにとってかけがえがない、すばらしい相手だとはっきり言い切れるだろうか?
彼女持ちの男性が遠距離恋愛になっている時に略奪愛は確かにたやすくなりやすい。
だがたやすくなるというのは同時に、それだけ希薄な愛情であってもうまく行ける、と言い換えることも出来るのだ。
略奪愛を普通の恋愛パターンと言い切るのは難しい。
略奪愛だとバレた時点で周囲の人たちが自分を見る目を変えてくることだろう。
以前の彼女からも相当に恨まれることを含めて、それでも彼を選んだ、その覚悟は必要だ。
そうした外からの反応に対してあくまでもあなたの中に
“この人に一番よい女性は私しかいない”
という思いが動かなければ、話は戻るが恋愛は自由。
未来に向かって進んでいくべきだ。
(一ノ瀬絵美)