ノロウイルスによる感染性胃腸炎にかかったことがあった。
一昨年のことだったが、原因は生ガキ。
この時期いっそう美味しくなるし、たまたま鮮魚料理店に行く機会があって、そこでたっぷり生ガキを食べたのが悪かった。
だが、ノロウイルスというのは実はワクチンがない。
意外なことだが、有効な薬もいまのところ無いため、結局は対症療法になる。
私もカキを食べすぎてゲエゲエやらかした時、医者にかかったら整腸剤や解熱剤などしか処方してくれず、それ以外は
「水分を十分とって、自宅で安静にしているように」
としか言われなかった。
ノロ怖ェェ~、と思ったのは言うまでもない。
本当にマジで、ちゃんと効く薬はないのだろうか?
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ノロウイルスに感染したら桂枝人参湯が有効か
と思ったら、これが実はあるらしい。現代医学の盲点かも知れないが、いちおう漢方の方では桂枝人参湯という薬がすごく有効となるという。
私は使ったことがない。
というか、去年今年と感染性胃腸炎にかかったことがないので本当にノロウイルスに有効な薬となるのか実体験がない。
だが、世評を調べてみると漢方専門の専門家などは確かに強力で即効性のあることを認めているようだ。
だからもしもノロウイルスによる感染性胃腸炎だと病院で診断されたら、自己責任になるかも知れないが試してみる価値はありそうだ。
でも考えてみれば個人開業の医師や病院などの医療機関でも最近は漢方薬を取り入れていることも多いし、副作用が少ないと言われているのも特徴だ。
漢方薬・桂枝人参湯の投与の仕方
桂枝人参湯使い方だが、まずもちろん医療機関での指導のもとで使うことをおすすめするのだが、大体以下の様になる。
感染性胃腸炎特有の症状、つまり発熱や嘔吐、激しい下痢に見舞われた後、医療機関ノロウイルスによる感染と診断されたら桂枝人参湯を初回は2包(2g×2)を水またはお湯で飲み、その後2,3時間ごとに1包を飲むようにする。
そうすると下痢や吐き気が半日で止まり、翌日には治るというのだ。
その後は2包ごとに1日3回、つまり8時間に一度くらいに飲むようにすると、3日後には、体内のノロウイルスがすべて消えるといわれている。
ふつうに病院などの対症療法の薬(西洋医薬)を使うと発症してから症状が軽くなるまで2,3日かかるというが、漢方薬の中にもこんな強力な薬があるのか、とビックリするような情報だ。
興味のある方、使ってみたい方は自己責任になるが、通販サイトで販売しているので買ってみるとよいだろう。
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ノロウイルスは症状が軽くなっても体内に残っている
ただ、この様な漢方薬を飲んで症状が楽になった後でも投薬を続けることでわかるのだが、ノロウイルスはかなりの期間、体内に残り続けるといわれている。
だから症状が楽になったからと言って、すぐに外出したり職場に復帰するのは周囲の人たちにうつして感染性胃腸炎を引き起こしかねない。
ノロはそれほどに強力なウイルスなのだ。
だから医療機関でキチンと診断してもらい、完治の証明をもらうまでは油断できないので、治った後も注意が必要だ。
新型ノロウイルスは旧型よりも強力!カキを食べなくとも発症する
今年はノロウイルスにも新型が出てきた。
どうやらこれが旧型よりも一回り強力らしい。
従来だったら生ガキを食べないようにするとか言う方法で感染を防げたような気もしたし、実際私も一昨年で懲りて去年のこの時期は生ガキを控えていたためか感染しなかった。
しかもワクチンがないし、今のところ薬といえば新型も旧型もこうした漢方と対症療法しかない。
だからすでに秋頃からかなり今年は流行することが心配されていたし、事実その通りになっている。
広島のカキは旬が3月、4月、今の時期からどんどん美味しくなるのだが、今季は結局生ガキを食べることが出来ないのだろうか。
有効な漢方薬がある、という情報を得たせいか、ウイルスに感染するよりも生ガキを食べられない悲しみの方が大きいような気がする。笑
(吉野博耶)