アラサー女性が婚活の現実をあらためて直視し、自分の市場価値がどんなもなのか?
たいていの場合、自分で思うよりもかなり低いということに愕然とする方は多いだろう。
だから結婚という行為をあらためて考え直そうという話。
20台後半から婚活を続け、いつの間にかアラサー、30代となり、自分の市場価値が急落していることに気づくもの。
知りたくはないがこれが現実だ。
【スポンサードリンク】
アラサー女性の結婚は、高齢出産のリスクを予感させる
一つには、女性の場合35歳を超え手結婚するなると、子供が出来ても高齢出産となる。残酷だが男性はもちろん、女性でも避けたいものだ。
知っている方も多いと思うが、ダウン症の子供を産む可能性も20代より30代の方が急増する。
たとえば20歳女性でダウン症の子供を産む確率は1/1667であるのに対し、30歳になると1/952、40歳になると1/106となり、加齢と共に幾何級数的に危険が上昇することがわかっている。
結婚となると子供を授かることが当たり前に前提とされるが、年齢がかさむにつれてこうしたリスクも高くなるということで、どうしてもアラサー女性が婚活となると市場価値は20代よりも一回り下がってしまうのだ。
何歳になっても「理想的」な結婚相手の条件を変えない、それどころか条件をかさ上げすることがアラサーの婚活を更に難しくしている
アラサー女性に限ったことでないが、女性たちが加齢とともにそんな自分のスペックが劣化していることを無視して「自分に釣り合う」相手男性を求めている人が大半だといわれている。
その結果。
彼女らが男性に求める条件は、かなり非現実的なものとなり、たとえば
ふつうに求めるレベルでもイケメンで年収1000万円以上、自分と5歳以内の年齢差
ということをごくふつうの条件として出して来るケースがいまだにあるという。
というか、私も以前はそんな条件で婚活パーティーに出席していた時期があったから、他人ごとのようにはいえないのだが、現実を見れば私たち30代の女性と同年齢層の30代男性で1000万円以上の収入を稼ぎ、なおかつ未婚というのは相当絞られてしまう。
私の記憶では確か0.0何パーセントの比率だったと思うが、ほとんど宝くじ並みだ。
だが、そんな好条件の男性を見つけたとしても、彼らが熱い視線を向けて結婚相手に選ぶのは、ふつうに考えて私たちのようなアラサー、30代女性ではない。
もっと年齢の若い20代女性のはずなのだ。
こんな現実は少し考えれば確かに気づくはずなのだが、多くの女性は無視して婚活を続けているといえるだろう。
それだけにあらためて現実を直視すると大きなショックを受けるに違いない。
【スポンサードリンク】
こうなると、30代女性というのは自分の市場価値を無視しながら、あり得ない理想の男性像を求めて婚活している。
そう考えるしかないだろう。
婚活中の女性にとって、男性のスペックを見て決めるしかないという現実
もちろん高望みは女性からだけでなく、男性側からもいくらでも出されている。
そんな婚活の現実を考えれば、ある意味女性も男性も本当に厳しい現実を突きつけられていると癒えるだろう。
なぜかといえば、けっきょくお互いに結婚する相手を探すにはそんなスペックのみを探っていくしかないからだ。
恋愛のようなロマンチックさを持たないで、感情をフラットにして進めていく、それが婚活なのである。
それが更にこうした考えを強めているといえるだろう。
男性も女性も婚活で相手に求める条件が高望みになる、そして、加齢と共に自分たちが“劣化”していることを直視することがないから、現実の生活から来る必要を考えるのみに執着し、だんだん相手へのスペックが高くなる。
こんなふうにして婚活で自分が劣化していくのに高望みが極端になって行く、ということになるようだ。
アラサー女性にとって現実は悪いことばかりじゃない!年齢から来る経験は貴重な財産
こんなふうにアラサー女性、30代女性の婚活について、悪いポイントばかりを並べたりすると矢張り悲観的になるしかないだろう。
現実的には女性の婚活における市場価値は35歳を過ぎると更に急落し、同年代の男性でも敬遠されてしまう場合も正直多いといわれている。
だが逆にそうした30代の女性だから見えてしまう世間や経験というのがあるわけで、とりわけキャリアウーマンなどとなって成功しているアラサーの女性たちは、ある意味その社会での成功を見込まれて武器にすることもできるはずなのだ。
そして一番の難題である出産について。
確かに30代、更に40代となるにつれて高齢出産の程度も増し、障害児を出産するリスクも高くなることは否定出来ないし、ある年齢以上になったら結婚しても子作りを止め、その代わりにペットを飼うよう推奨する医師もいたりする。
だが、現実を見れば多くの30代、そして40代前半の女性は健康な子供を出産しているケースは大変多い。
そして更に、医学が今後も進歩し続けて行く中で、高齢出産に対するリスクも徐々に目減りしてく可能性も期待できるはずなのだ。
確かにアラサー、30代にとって婚活は年々厳しくなるのは事実。
だがそうした私たちは、高望みが過熱するのは避けるべきであるとしながらも、そんな年齢だからこそ持てる長所を十分生かして相手探しをしていけばよいに違いない。
(喜屋武氷捺)