アラサー女性の婚活が、いつものことながら厳しい状況だ。
男性側の目から見れば、結婚してなおかつ子供が産めるかどうかが大きな問題になる。もちろん女性の側にとってもだが、その理想的なボーダーが32歳。
高齢出産をさけて、ギリギリ限界が35歳くらいまで、とも言われている中、私もその年齢に刻一刻と近づいている一人だ。
悲しいが、もちろん32歳というボーダーはちょこっと超えている。
こうなると、32歳未満の婚活女性に私たちは太刀打ちできないという厳しい現実が出来上がっているのだが、それでも理想的な結婚相手を見つけることができるとすればどんな場合なのか?
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この間テレビを見たら、29歳のプロ棋士が、何と22歳も年上の51歳、アラフィフ女性と結婚してしまったというショッキングなニュースが飛び込んだ。
アラサーでもこれだけ婚活で苦しんでいるというのに、何でまたそんな母親のような女性と一緒になる決心をしたのか?結婚したお2人には申し訳ないのだが、正直なところ私は友人たちと一緒にいまだにわかりかねている。
出産を考えれば、アラサー~35歳が婚活のボーダーか
婚活で、女性の側にまず問われてしまうのは年齢。
その年齢は出産と切っても切れない関係になってしまうので、その可能性が一番問題視される30代の女性にとってはものすごいハードルだ。
正直私も身につまされるし焦る。
一月(つき)たりともムダにできない、という心境になってしまう。
35歳にはまだ達していないものの、これまで私も何度かパーティーに出席したり相談所に通って、男性と出会ったりもしたし、デートもしてみた。
だが、何という稼働してもしっくり来る男性がいないのだ。
よくアラサー女性の婚活は高望みして失敗するというハナシは聞いていたし、私も相手の男性の年齢とともに年収のこともあまりうるさく選別しなかったつもりだ。
それでも何かどうも・・・という風になってしまう。
そうこうするうちに、35歳を過ぎてしまうのかも知れない。
こんなふうに将来を心配している矢先、なぜかアラサーではなく、アラフォーの知り合いの女性が何と8歳も年下の男性とつい先日結婚したという知らせが入った。
先のプロ棋士の年下ほどではないが、最近流行の年下婚ということで、何か正攻法で婚活している私たちを尻目に、要領のよい結婚のフォームができているようだ。
確かに彼女は要領よいのだが。
婚活は与えられた情報で受け身的に考えていたらダメ!アラサー以上はいろいろな可能性を探ることも必要
だからその彼女のポリシーというか、婚活に対する言い分がスゴイ常人離れしているところがあるので、他の婚活中の女性にも参考になるかも知れない。
その彼女の思考の仕方、ちょっと申し上げたい。
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要するに現在の婚活市場を見ても、まともに婚活しても成功するのはほんの数パーセント。
残り9割以上は必ず結婚できない“あぶれ組”になるというのだ。
私も確かにそれは知っているのだが、それでも可能性を信じていたし、他の同年齢の女性の方々も同じだろう。
そんな婚活をいくら続けていても、一生独身のままで終わるのは目に見えているのではないか?
これが彼女の思考の根本にあったようだ。
もちろん同じことは男性側にも言えるわけで、データでは近い将来男性が3人に1人、女性が4人に1人の割合で生涯独身になると言われている。
「だから普通のやり方じゃもうムリだと思ったの。世の中逆に、年上の女性が好きという男性もいるのよね。SNSでちょうどそれを見つけて(笑)。それに年の差婚。自分よりもずっと年上の男性に抵抗なければ、そんな結婚もあるし。もちろんそれなりにいろいろ問題も出てくるけど、要はその問題をどうとらえるか、だと思うの。」
確かに彼女の言うとおり、ふつうに結婚する2人の年齢の関係を考えれば、かなり将来的にリスクも出てくるはずなのだ。
細かく取り上げることはやめておくけれど、最近ではいろいろな結婚のパターンができているし、婚活をしていても成功する方が圧倒的に大きいので、彼女のような結婚の仕方もやがて当たり前になる時代が来るかも知れない、とまで彼女は断言していた。
ちょっと変わっているのだが、美人だし目端の利く女性で有名な彼女らしいとも感じる。
結婚相手を考えた時、自分の付加価値は何かを知っておくこと
付加価値というと女性を商品のようにたとえてしまうのでどうかと思うが、要は他の結婚のパターン、他の女性に対して何か自分に有利なものがあれば、それをアピールすればよいというわけだ。
ここまではふつうの婚活でも考えそうなものなのだが、彼女の場合、それを今のそうした多様化している結婚にまで広げて考えるべきという。
アラサーから35歳、それ以上に年齢がうつっていく中で、座視せずに安全だと思われる中でいろいろなパターンを考えて試してみること。
そして、
「思いもかけないところに結婚できる男性はいるものよ、それを自分に言い聞かせて信じ続けることが大切ね」
とアドバイスしてくれた。
年下婚が成功した彼女だからいえるのかも知れないが、でもやっぱり啓発的だ。
婚活も彼女のように夢を追いかけて、それをつかまえる。
彼女の言うことをそのままおすすめするのはどうかと思うが、考え方としては、その方が実りが多いかも知れない。
(一ノ瀬絵美)