夏バテも重くなると 吐き気さえも伴うことがある。
そうでなくても食欲がない、お腹を壊しやすい事が多い。
そんなときの対処法は何だろうか?
夏は意外と体調が崩れる季節。
多くの人が夏バテにかかるのもそんな季節的な原因もある。
けれど、吐き気とかになると対処法も大変そうだ。
勢力気力が衰える夏バテには、きちんとした食事こそ大切になるけれど、 吐き気等がある時にはそれが出来なくなるからだ。
だから誰でも出来て簡単な対処法をお伝えしてみたい。
夏バテとはなぜ夏バテで吐き気が?対処法も様々に
よく夏バテというけれど、「夏バテ」のはもちろん俗語。病名ではない。
自律神経が夏という過酷な季節によってバランスを崩して様々な症状が出る、その総称のようなものだ。
総称だから、結局症状もいろいろだし対処法もそれに合わせて行くこととなる。
吐き気というのはそういう夏バテの症状の一つでもあるし、他にも人によっては下痢や腹痛、頭痛なども出たりする。
吐き気などはそのうち、普段お腹周りが弱い人が良くなる症状と言えるだろう。
なぜそういう症状が出て来るかと言えば、一つには夏の暑さで寝不足になったり、エアコン環境と外気の温度差に体がストレスを感じてしまう。
これがまず自律神経のバランスを崩す元となる。
しかもそこに冷たい料理や飲み物をこの季節よく口にすることでお腹を冷やしてしまい、よけい胃腸の働きを下げてしまうのだ。
夏バテで吐き気を催すときの対処法ームリに食べたりしてはいけない
だがそういうわけで、他の症状とは異なる対処法も必要になる。
そしてそれ以前のハナシだが、ふつう夏バテと言うと夏特有にでてくる倦怠感、つまり眠い、だるい、やる気がないみたいなモヤモヤした気分と体力の衰えとのコラボのようなもの、というイメージを持つ人が多いのではないだろうか?
そういう人たちは基本的に食べるものをしっかり食べて備えておけば良いように感じるかもしれない。
けれど吐き気となると当然もっと深刻になる。
だから安易に食べるだけに頼って治そうとはいかなくなる。
要するに基本食べることを抑えなくてはならないから、精のつくものや栄養があるものを食べて備えるという、夏バテにありがちな対処法がそのままとれないということだ。
でも夏が来る度に下痢や吐き気に悩まされる人は多いし、私なども実際吐いたことはないけれど変に酸っぱいゲップがこみあげることがある。
お腹が緩い方で、外出時にはトイレのありかをしょっちゅう気にかける方だし、同じような思いの女性も多いかも知れない。
そういう時にはやっぱり対処法として、ムリに食べようとしないこと。
消化の悪いものや脂っこいもの、そして繊維質の多い果物や野菜類などはやめておいた方が良い。
そして冷たいものを食べたり飲んだりも控えて、温かいものを少量口にして置くなどした方が良い。
例えば、サラダや果物が良いということも言われているけれど、基本そういうものは生ものだし冷たい。
むしろ吐き気を催さないような、普通でいるときなら食べてもよいかも知れないが、むしろオススメしたいのは火が通っていて温かい、それでいて消化の良さそうな食べ物だ。
おかゆとかうどん、スープ類がそれにあたるだろう。
私はよくおかゆと一緒に鮭缶を買って食べたりすることが多い。
他にもリンゴ等も良いようだ。
食事だけではない! 夏バテ防止・改善に必要な日常生活の見直し
ただ、基本的に吐き気のあるようなときにはくれぐれもムリに食べようとしないこと。
それよりもなぜそういう風に夏バテが深刻になってしまったのか、そのための日常生活の上での対処法、改善方法も考えて行く必要がある。
そこで大切になるのは
・エアコンの効いた環境に慣れすぎない、室温を下げすぎない。
・外へ出て運動して汗を流すことを心がける。
・睡眠不足によって免疫力が下がったり自律神経の乱れが増すことにもなるから、何とかして熟睡できる方法を考えて行く。
・水分の補給を常に心がける。
もちろん吐き気のない時だったら、食事による夏バテ対処法も有効だ。
アイスとかジュースをがぶ飲みしたくなる季節ではあるけれど、そうしていきなり胃腸を冷やすと良くない。
ちょっと温かめのミントティーなどをとるようにし、カボチャや芋類、大豆食品、ショウガやミョウガ、ニンニクや青魚、さらに柑橘類をまんべんなくとるようにしておくこと。
また、カレーライスやわさび、コショウなども食欲を増進してくれる。
こういう香辛料をふんだんに使った食べ物は南方の国々でもおなじみの通りで、熱いときにはうってつけだ。
料理の時間がないからとコンビニ弁当を買うにしても、こういう食材や夏バテ対処法を意識したメニューを考えて行くと良いだろう。
最後になるけれど、吐き気の対処法としてお伝えしてみたが、実際夏バテが原因なのかどうかは、素人では分かりづらいことも多い。
特に夏となると他にも食中毒も心配されるし、そういう症状が出たらまず医者に診察してもらう方が無難だ。
大事にならないよう、普段から心がけていただきたい。
(増淵夕子)