「この頃何食べても太っちゃう」
「太りにくい食べ物って、ないのかしら」
とお嘆きのアラサー、30代以上の女性は絶対にコンビニを味方にすること。

コンビニはちょっと目には間に合わせ、一時的な食べ物ばかりと思っていやしないだろうか？
ところが、場合によっては自分で自炊するよりもずっと太りにくい食べ物がそろっているのだ。
　
コンビニダイエットという言葉があるとおり、コンビニで手に入るメニューには、太りにくい食べ物がずらりとあったりする。
安いし、一食用に密封されていて劣化しにくい。
そしてしっかりカロリーの表示までしているところだって多い。

どういうものを食べればダイエット、そして健康に良いのか、そんなオススメの食材を中心にご紹介してみたい。

食べるべきもの、そうでないものを見極める事が大切に

コンビニの中で太りにくい食べ物とういのは、どんなものがあるだろうか。
コンビニで売っている製品も日進月歩。
そしてまた新製品による商品の入れ替えなどもからんでくる。

だから一時的にこれが太りにくい食べ物だ、と思って買い続けてもいつの間にかメニューが消滅したり、変にバージョンアップ（？）の結果、全然違った商品に変わったなどという悲劇もあるかも知れない。

なのでぜひ最低限の知識として押さえておきたいのだが、コンビニで売られている食品の中でも太りにくい食べ物、食べるべきもの、そうでないものを知っておくこと。
たいていの場合は食材として何が使われているかで判別できる。

そこでコンビニで売っている食品の中でオススメなものは、

・昆布、めかぶやわかめなど海草を使ったメニュー。
・穀物、緑色野菜を中心としたおかず類。
・サバやサンマなど青魚をおかずにしたお弁当、またはおかず類。

・豆腐、納豆などの大豆食品。
・肉類は鶏のささみなど、油の少ないあっさりしたもの。

ざっとこういう物になる。
こうした食材を使ったコンビニメニューはチェーン店ごとに様々に出ているはずだ。

おやつや飲料に注意！三度の食事以外に意外と失敗しやすい落とし穴が

だが、誰でもこういう食材を中心にすることは気をつけるに違いないけれど、意外と「食べたり飲んだりしてはいけない、控えた方が良い」というものは無頓着ではないだろうか。

実はそういう落とし穴のような食材、どうも三度の食事で食べるものよりもむしろおやつやちょっとした喉の渇きを潤そうとしたときに飲むドリンク類にありそうだ。
太りにくい食べ物を探す苦労は、だから三度の食事よりもそういうおやつとして食べるものの方が怖いかも知れない。

プレッツェル菓子やスィーツ類、スナック菓子など驚くほどの砂糖が使われている。
チョコ類など、元々苦いものを甘くするためによけいに砂糖を使う。

チョコレートは確かにポリフェノールを含むから体に良い、という話もある。
けれどそれをタテにして自分で言い訳にしてしまうと、たとえば生理前にチョコや甘いものを食べたくなる衝動を止められなくなることだってある。

また、特にジュースはコーヒーは、信じられないほどの砂糖を使っていることで有名だ。
角砂糖にしてコカコーラは500CCで14個分、200CCの缶コーヒーでも3個分。

スポーツドリンクも例外ではなく、たとえば500CCには角砂糖9個分が入っている。
こういう飲料はなまじ冷えたものを飲むため、舌が砂糖を感じにくい。
メーカー側ではそれを計算に入れてよりふんだんに砂糖を混ぜている。

これらを毎日おやつの時間に食べたり飲んでいて、太らない自信が持てるだろうか？笑
どうかこのことに気づいておき、食事によるダイエットやカロリーのコントロールを台無しにしないでいただきたいのだ。

飲むならお茶、無糖のブラックコーヒーやルイボス茶、スナックにはパインやナッツ類、ヨーグルトを口にすると良い。

太りにくい食べ物はコンビニにこそ豊富！自炊はかえってすべきではない？

はじめに相当深刻な事実を語ってみたいのだけれど、コンビニでお弁当とかおやつ、サラダなどを買うとスーパーよりも高いからイヤ、と言う女性は多いはずだ。

だがこれが実は落とし穴ではないだろうか。
スーパーで食材をまとめ買いすれば確かに安いのだが、コンビニとは違っていちいち細かなカロリーの表示などは吹っ飛んでいる。

また、自炊となると毎日カロリー、栄養分のバランスを考えて作らなくてはならない。
ガンガン労働にがんばっている独身女性にとっては、これが実に辛いのだ。

だから美容、ダイエットによさげな料理を作ってそれで大まかに太りにくい食べ物かどうか、そこまでしか考えることのない女性が多いはずだ。

ダイエット中だけではない！アラサー以上なら量もきちんと管理！

しかも食材が残るともったいなくて、劣化するのも心配だ。
コンビニの真空パックの総菜や、種々のおかずの付いたお弁当とはこの点が大きく異なる。

だからつい強引に食べようとすることだってあるだろう。
後は自分の満腹感次第、となる。

それでもこういう大まかな量として太りにくい食べ物として考えても20代の頃はまだ大丈夫だったかも知れない。

だが代謝能力が衰えてきたアラサー、30代以降になると、そういう自炊のアバウトさ加減がてきめんに現れてしまうことになる。
　
そもそも太りにくい食べ物などと言って、20代頃は平気で食べていたものがいつの間にか代謝の衰えた体の中に栄養分として残ることになってしまう。

この栄養分、ブドウ糖から中性脂肪に変わり、動脈硬化や高血圧のタネになる事で知られ、脳梗塞、心筋梗塞にまでおよんでしまう。
年齢がかさむごとにますますアバウトなカロリー計算は禁物になるのだ。

その点、コンビニの食材、お弁当のようにキチンと栄養分の内容、カロリーの表示がされているならまずまず安心できる、と言うわけだ。

本当は花嫁修業のために、自分で太りにくい食べ物をコツコツ調べて作ることに慣れたい、と考える女性も多いだろう。

でも、もしもそういう希望を真剣に持つならば、そしてコンビニで太りにくい食べ物　を探すよりもしっかり慣れておきたいというのならば料理教室に通うという手もある。
もちろん手間ヒマ、月謝は自己責任だ。

さらに栄養の面でしっかり知識を押さえたいなら、各地域の自治体で栄養相談の受付もあるから、そこで身につけてみると良い。
どうかご健闘を祈りたい。

（増淵夕子）