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SMAP紅白なぜ辞退を決定? 事務所とファンとの間にあるわだかまりを解消できるのか

SMAPが紅白を正式に辞退した。
ついに、という感じだがジャニーズ事務所がNHK側に正式にSMAPの出場辞退を申し入れ、これでNHKの籾井会長やファンたちによる懸命な努力が実ることはなくなったこととなる。

ファンの方たちもグループの解散を巡っては署名活動も全国的に行うなど、大変な努力を傾けていたため、今更だがなぜ紅白を出ることなく解散してしまうのか、という思いが強いかも知れない。

でも芸能事務所と所属タレントという関係は、なぜか表に出ない部分も多いし、正確なことを知るのが難しいのかも知れない。

SMAPの解散とともに今回の紅白歌合戦出場辞退。
これについていろいろと考えてみた。

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SMAPの出場辞退はこれで3度目?

SMAPが紅白を辞退したことは今回が何も初めてではない、2001年にも、また3年後の2004にも辞退している。

なぜだったかはその当時もいろいろ憶測されているけれど、2001年には稲垣吾郎さんが問題を起こして謹慎中だったため、そして2004年にはSMAPがその年新曲をリリースしなかったから、というのが辞退の理由のようだ。

ただ、その年新曲を出さなかった歌手だって紅白に出場している人もいるというし、またSMAPの中では稲垣さんの他、草薙剛さんだって2009年に泥酔問題を起こしていたりもするがそれでもその年にはちゃんと出場している。

だからもしかしたら解散を発表したとしても紅白の出場については辞退せず、ファンや籾井会長の期待に応えてサプライズなりとも出演してくれるのでは?という期待も大きかった。

少なくとも私自身そう考えていたし、多くのファンや視聴者も同じ思いだったにちがいない。

だがなぜか今回、そういう多くの人たちの期待に反して出場を辞退。
だから通算でSMAPが紅白出場を辞退したのはこれで3度目ということになるだろう。
ただ、その3度目がはからずもグループの解散とダブってしまった。
観葉植物

解散は本人の意志?それとも

いろいろな事務所側の思惑もあったし、前からメンバー本人たちは解散したいという意向も常々伝えられていたからある意味ムリはないという部分も多い。

ジャニーズ事務所側もいろいろとメンバーたちに解散をとどまるよう説得はしていたというし、中でもファンの方たちが集めた署名を事務所に運んだ際、事務所が発表した手紙の内容でもそういう努力をしているということが書かれていた。

ただ、ジャニーズ事務所については以前からだけれど、どうしても他の芸能事務所以上にいろいろと憶測もされていることが多い。

いまだにマスコミに対して大きな発言力があるとも言うし、そのために新聞や週刊誌などでも事務所側の意向を尊重した記事が多いと言われている。

だからここでファンと事務所との意見の違いが出てくるわけだが、あくまでも事務所側としてはSMAP本人たちが解散したいという意志を固めていて、説得するに至らなかった、ということとしている。

だがとりわけ熱心なSMAPファンの中には、本人たちは解散したい意志はないのではないか、むしろ1月にああいう騒動を起こした彼らとの間に大きな溝ができていたのでは?という声もある。
また、ファンが署名を直に届けた際、受け取った事務所側が発表した手紙の内容を巡っても、ツィッターなどではそういうツィートも見られていた。

「すでに(SMAP解散という)決定事項は変わらない、あくまでSMAPの意志?がこの状況を招いたという姿勢で書かれている」
(括弧内は筆者による挿入)

要するに、解散はSMAP本人の意志か、それとも事務所の意向か?ということで事務所と一部のファンの方たちの間で見解のずれが起こっているようだ。
チョコレート
ただ、はっきりしているのはたとえ本人たちが解散を避けたい、出場したいという意志があったとしても最終的に決定権の手綱を握っているのは芸能事務所になる。

そしてまた一方では、1月の騒動から始まり、今に至るまで曲がりなりにもSMAPが解散せずにこれたのは、確かに本人たちの努力もあるにせよ、これも最終的にはジャニーズ事務所側の尽力。
事務所に肩入れすることなく公平な目で見たとしても、そういうことになるのではないだろうか。

はっきり言ってこの事務所とファンとのわだかまりを解消できるかどうか?
それが解散後のメンバーのこれからの活躍にも影響していくのはまちがいないだろう。

5人のメンバー全員が独り立ちできるすごい素質

SMAPが解散後、この先どういう行く手を迎えることになるのか、何とも言えないし、紅白を辞退た今はなぜそこまでしなくてはならなかったのか、考えてもきりがないかもしれない。

でもSMAPは確かにこれまで紅白を辞退したことも何度かあったにせよ、20数年の長きにわたって一つの時代を築いてきた、それほどのビッグネームだった。

そしてその中で培われてきたタレントとしての才能、他のジャニーズ事務所所属のグループも併せてみても、ダントツと言っていいほどの存在感。

それが今、紅白出場辞退とともにグループの解散。
最後に大きな花を咲かせてくれた、と言って良いだろう。
持ち歌「世界に一つだけの花」は、彼らの最後にふさわしい“花”でもあるにちがいない。

(喜屋武氷捺)

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