SMAPの中居正広こと中居くん(43)が熊本自身の被災地で一人お忍びで炊き出しボランティアをしていたという事実が流れ、感動を呼んでいる。
その一方、Twitterや動画で彼が歩きタバコを現地でポイ捨てしていたというシーンが流失し、瞬く間に感動が怒りに変わったという声が続出した。
だがその後、動画やTwitterが速攻で削除され、同時にあの動画のシーンは捏造だ、中居くんじゃない、という声が主流になりつつある。
たしかにポイ捨てはよくないが、動画も画像も不鮮明だったし、果たしてタバコを中居くんが吸っていたかも不明なままだ。
このため、有志の方々がこれを捏造だと主張する根拠は確かに様々に言われている。
それを見たり読んだりするにつけ、私もどうやら捏造だと思っている最中だ。
どういう根拠があって捏造だと言えるのか、それを探ってみよう。
中居くんはマスク姿!同じ服装のボランティアは複数いる?
一つには、中居くんがポイ捨てしたと言われているタバコの画像。
地面の上に落ちているタバコの画像は、明らかに彼がいつもたしなんでいるキャビンとは別な銘柄だ。
つまりポイ捨てされているタバコの吸い殻は、彼が吸ったものとは異なるという線が濃厚だ。
熊本地震の被災地現場だから自分の好みの銘柄が見つからないからと、他の銘柄のタバコを吸っていたのかも、などとも考えられる。
だが、そもそもいつもと異なるタバコでもいいから吸おうという気持ちに、わざわざボランティアで訪れた彼がなれるかどうか?
私もテレビでいつも中居くんを見るけれど、そんなに鈍感な彼だとは思えないのだ。
しかも中居くんは表向き“お忍び”で今回ははっきり名前を名乗らずにボランティアに参加している。
彼のすごいところだが、そんなお忍び姿のため、基本的にボランティア活動中でのかれは大きなマスクをして顔を隠しているままだ。
少なくともこんな姿でタバコを吸えるわけがない。
動画では中居くんとされるボランティアのユニフォームを着た男性がマスクなしで歩いている最中、タバコを吸ってポイ捨てしている姿になっていたようだが、すでに今は投稿者によって削除されてしまっている。
しかしながら画像が不鮮明で、中居くんだと断定するのも難しい。
そして普通、ボランティア活動をしている人たちというのははっきりそれだとわかるように同じようなユニフォーム、服装をしているものだ。
要するに中居くんと同じユニフォーム姿のボランティアは大勢いると見てよい。
だからこれだけを見てポイ捨ての主が中居くんだと断定するのも不可能だ。
ここまで考えてみると、動画の撮影者は中居くんがお忍びボランティアで訪れていたところを利用して、それらしく本人だと語って動画やTwitterにアップして注目を得ようとしていたとも疑いが持てる。
実際動画などもすでに削除されているし、動画や画像も不鮮明、その疑いの方がかなりグレイな線として出てくる。
中居くんは人情派!捏造の泥をかぶってもこういうときには行動する
いま間違いなくこのタバコポイ捨て疑惑のハナシは中居くん本人の耳にまで届いていることだろう。
私の推測だが、このポイ捨て疑惑がたとえ捏造だった、真実ではなかったと言うことがはっきり断定できるのは中居くん本人、そしてこの動画を撮った人ということになるだろう。
だがそれが捏造だと知っていてももしかしたら中居くんは「ちがう」と自己主張することはないと思うのだ。
その理由は二つ。
一つ目にはあくまでも彼はお忍びでボランティアに駆けつけたわけなので、わざわざポイ捨ての捏造を主張すること自体がその“お忍び”をひっくり返してしまうことになってしまう。
そして二つ目。自分がポイ捨ての犯人でないと自己主張すればどうなるか?
他にポイ捨てのボランティア参加者が確実にいたことになるだろう。
確かによくない行為とはいえ、中居くんが自己主張することによってボランティアの問題点をほじくり出すことは、中居くんが今回やってきた目的とは異なるはずだ。
SMPの解散騒動の時もそうだったが、リーダー格の中居くんがかなり集中的にやり玉に挙げられているし、おそらく今でもジャニーズ事務所側から見れば問題タレント扱いになっているに違いない。
そんな彼の経緯を考えると、仲間のために泥をかぶる価値があるならばそれをあえてする、という行為が見え隠れしてならない。
私もいろいろ彼が出演している番組を見たりしているけれど、中居くんはそんなスゴイところがある、そう感じてならないのだ。
今ではそんなわけでポイ捨て動画をはじめとしてTwitterのソースもすでに削除されているし、さらに彼の炊き出し記事なども同じような扱いになっている。
中居くんもそうだが、SMAPのメンバー達も今、針のむしろのような心地だろうと思う。
おそらくいつか彼はなにがしかのトーク番組の中でこの炊き出しボランティアの顛末を語ることもあるだろう。
真相はそのとき彼の口からどう言われるのか、それを待っても遅くはないかも知れない。
(一ノ瀬絵美)