季節の変わり目で、春先とか春になるといろいろと体に悪い影響が多くなる。
そのため体調に影響が出てしまい、そのせいで肌荒れもそうだし、うつっぽくなる人もいる。
なぜ春に限ってそんなふうに体調が乱れたりするのだろうか。
そして、そんな季節の変わり目を乗り切るために一番よい方法があるとすればどんな方法があるのか。
それを探ってみよう。
春は一年で一番体調が乱れやすい季節の変わり目
花粉症や冬よりも格段に紫外線が強くなったりするし、女性にとってはつらい季節なのだ。
そして天候不順と寒暖の差が激しい。
これがまず、体調を一番を乱すことになるという。
日中と朝夜の気温の差が大きいし、確かにここ数日もそうだったが、なかなか晴天にならず、ずっと雲が厚くかかってみるからに憂鬱な天気になったりする。
春は暖かく穏やかなイメージのある季節だが、実のところ一年のうちで一番体調のうち、とりわけ交感神経、副交感神経による自律神経のバランスが乱れるのがこの季節だということをご存じだろうか。
肌が荒れやすいのも、そんな乱れのためだ。
気温差の激しさとともにまだ冬の乾燥した空気を引きずっていて、乾燥肌とか敏感肌の人はこの時期肌荒れに毎年悩まされることも多い。
かといって外出すると冬よりも格段に紫外線が強くなっている。
4月の紫外線は9月に匹敵すると言うし、5月になると完全に夏に次いで強いのだ。
一口に季節の変わり目と安易に行ってしまいがちなのだが、女性にとっては大変やっかいな時期なのだ。
自律神経が乱れると心身ともきつくなる
実際自律神経が乱れ続けると、孤独感とか疎外感、そして妙に気が晴れなくうっとうしい気分になりやすい。
要するに肉体だけでなく、精神的な体調の不全がやってくる時期なのだ。
春になるとうつ病がきつくなったり、発症する人が多いのはそのためだ。
梅雨時にもよくそういう気分になる人が多いが、まだこの季節は一日の中の気温差が大きいことも重なるし、ある意味梅雨時以上にきついのだ。
体調の乱れは肌にも影響
そして乾燥した空気が原因でもあるが、それと並んで季節の変わり目による精神的な不安定が肌荒れにも悪影響を及ぼしてしまう。
交感神経、副交感神経といった自律神経のバランスが崩れると、血行や代謝機能が減退してしまい、肌に適切な養分が行き渡らないためだ。
肌荒れというのは単に体の表面だけの不全で起こるだけではない。
こうした体の内側のアンバランスによる体調の不全からも大きな影響を受けてしまう。
また、春の強い紫外線を防ごうとして顔や唇にUVカットのサンスクリーンを塗る人も多いが、実のところ冬場を乗り切って弱っている肌にサンスクリーンが過度の刺激を与えることも少なくない。
つまりサンスクリーンの成分によって余計に肌荒れを生じてしまうことだってある。
紫外線にもメリットがあることを知ること
紫外線は今後どんどん強くなっていくわけだから、確かにUV対策も本番に向けて真剣に取り組もうとしている女性も多いだろう。
だが実のところ、紫外線は体にとってすごく有益なものでもある。
それを考えれば100%紫外線を避けようとして室内に閉じこもったり、日焼け止めやサンスクリーンを欠かさないようにし続けること自体も問題なのだ。
紫外線を適度に浴びることによってカルシウムの吸収も助けてくれるし、体内にビタミンDの生成をも促してくれる。
ビタミンDは発がんを抑えてくれたり脳梗塞や糖尿病などの病気の予防にも効果があることが知られている。
免疫力も高めてくれるし、交感神経、副交感神経のバランスも整えてくれるのだ。
さらに紫外線を含む日光を浴びることによって、体内にセロトニンという精神を安定させてくれるホルモンが生成されるのだ。
うつ病の人が日光浴を治療の一つにしているのはこういう背景があるためだ。
なので一概に紫外線を忌み嫌いすぎてしまうと言うのも問題だし、全く浴びないままで居続けるのも健全な体調屋肌の管理にとってはよくないはずなのだ。
季節の変わり目、春というのは、こういういつも心がけているはずの美容と健康維持の矛盾がはっきり表に出てくる時期とも言えるかもしれない。
ウォーキングとワセリン、半身浴がおすすめ
こういう季節の変わり目による自律神経の乱れ、そして肌や内蔵機能など体調を改善するには日常的に行うべきこととしてまずは誰でも簡単にできるウォーキングがおすすめだ。
早朝、30分ほどウォーキングをすることにより交感神経・副交感神経のバランスや代謝機能が改善され、しかも体内時計もリセットされてくる。
しかも朝、朝食前のウォーキングは脂肪燃焼率が一番大きくなるため、ダイエット効果も最高だ。
ウォーキングのよいところは、ジョギングもきつくなく基本的に自分の体力に合わせてペースも自由に出来るということ。
ウォーキングによって日光を適度に浴びることで、体に適切な紫外線を吸収していけば体調や肌にもよい。
なお、その他紫外線を浴びすぎるのが怖いと言ってサンスクリーンを塗る時には、その前にワセリンを下地として塗っておくとよい。
ワセリンは体に吸収されないし、保湿効果も優れている。
その上からサンスクリーンを塗れば肌に直接塗るよりもダメージが少ないのだ。
さらに私の場合ではないが、友人にはこの冬から半身浴を続けてるという友人女史がいるのだが、話を聞いてみるとスゴイ効果があると語っている。
半身浴は2時間かけて胸まで40度くらいのぬるいお湯に浸かると言う入浴方法なのだが、やっていると急に大汗が出てきて体の老廃物を排出してくれるというのだ。
しかも体が芯から温まるので、冷え性とか婦人病、そこまで行かなくとも以前は生理痛がひどかったり月経不順のような不調があっても今では格段に違ってくるそうだ。
もちろん汗を通じて肌の老廃物も出してしまうわけだから、肌もすごくキレイになるという。
季節の変わり目である春になると、そういうわけでどうしても体の中から肌荒れの原因が出来やすい。
半身浴は自宅で手軽にできるスキンケア方法だし、コスメも使わないのでおすすめだという彼女のお墨付きだ。
なるべく外へ出て、適度な運動と紫外線の日光浴を体調改善のために心がけること
春はまだ日中以外は空気も冷たいのでおすすめできないが、日中ならそこそこ暖かいし、新緑も目にまぶしくてラブリーな季節でもある。
この時期生活環境も著しく変わることからうつ気味になる人も多い。
ただ、落ち込むから、紫外線が怖いからと言って家の中にこもりきりになるとそれこそ紫外線不足になるし、肌荒れも含めて体調も回復しない。
春はなるべく外に出て、適度の紫外線を浴びる必要がある。
ウォーキングはそんな紫外線効果を受けるのに最適な運動だ。
半身浴とともに自律神経などの体調改善を目指して、今年の春は体の中から美容効果を目指して見ていただきたい!
(増淵夕子)