縄跳びダイエット方法が女性に人気になっている。
縄飛びは主に足を使うので、ふくらはぎや太ももを細くしようと思っている人がとりわけ注目しているようだ。
特にオフィスワークや座業で仕事をすることの多い女性達は長い間イスに座るので、どうしても足腰の血行が悪くなってしまうし、運動不足も重なって下半身がだぶついたり、太くなってしまうことが多い。
ただ、そんなわけでふくらはぎにも縄跳びダイエット方法がで確かに効き目はあるのだが、飛び方を間違えたりしてしまうと逆に肉がついて太くなったり、いつまでも下半身が痩せなかったりする時がある。
このことをまず知っておかなくてはならない。
そこでふくらはぎをこのダイエット方法で細くするにはどうすればよいか、見てみよう。
縄飛びダイエット方法でふくらはぎを細くするには飛び方に注意
ふくらはぎは確かに一日の中でも太さが変化して、人によりむくみまで生じる場合がある。
私なども夕方あたりになるとそういうふうにふくらはぎばかりが変に張ってしまうのだ。
そんな自分の足を見る度にうんざりする女性は多いだろう。
なのでどこでも手軽にできて、しかも足腰を一番利用する縄飛びをダイエットの方法に取り入れた縄跳びダイエット方法は、非常に合理的だ。
だがこのダイエット方法を利用して、下半身、特にふくらはぎとか太ももを意図的に細くしようとする時には、ただ単に漠然と20分、30分を飛んでいるだけではなく、その飛び方、そして着地の仕方に注意する必要がある。
まず正しい飛び方を先にご説明してみよう。
飛び上がる時には、足の裏全体に体重がバランスよくかかっている状態から、つま先に体重を移して飛ぶ。地面を最後に離れるのがつま先になる。
そして着地する時は上の逆。
つま先を先に着地させながら、足の裏全体に体重を分散させるようにする。
これが正しい方法だ。
よくある悪いパターンとして、つま先だけを使って飛んだり着地してしまうことがあげられる。
こうすると足首も固定したままで可動範囲も狭くなり、またつま先のみに体重がかかってしまうためかなりの負担となる。
ふくらはぎの筋肉もつくことになるが、なまじつま先という小さな部分で着地したり飛び上がるため、足先を捻るなどすれば足の指先を痛めたり、かかとを捻挫する危険性があるだろう。
そういう飛び方も確かに一つの方法としてあるのだが、ふくらはぎを細くする縄跳びダイエット方法には向いてないと言ってよい。
悪い飛び方と歩き方は連動している?
悪い飛び方の原因として、普段の歩行の癖を引きずっている場合が多い。
ハイヒールを履いて歩くことが多い女性は、結果としてつま先に体重が多く乗るものだ。
そうなるとつま先だけで地面を蹴ったり着地することが多くなるのだが、そうなるとつま先に連動してふくらはぎの筋肉が「鍛えられる」こととなる。
つまり贅肉こそつきにくいかも知れないが、その分筋肉がつくので痩せたようにまみえなくなるのだ。
同じことが、ハイヒールでないにしろ普段から歩行の癖として、つま先で地面を蹴ってつま先から着地する、そんな習慣がついているかどうかも問題だ。
一見しとやかで繊細そうな歩き方ではあるので、そうしようと努力している女性も多いはずだ。
だが結局それはハイヒールを履き続けている場合と同様で、つま先に体重が多く乗ってしまい、ふくらはぎが筋肉太りする原因にもなってしまう。
なので縄飛びダイエット方法を始める時には、ふくらはぎも含めてこういう悪い歩き方を引きずっていないかを正しくチェックしておいた方がよい。
私などはハイヒールを履いている頃はまだ20代だったが今は履いていない。
なぜかといえばああいうものはちゃんと筋肉がついて足腰に弾力性のある体の時はよいのだが、アラサーになってたまさかに履いてみたら、ある日地下鉄の通路で見事に転んだ。
しかも久しぶりに履いたら足が痛くて痛くて。(笑)
ハイヒールはなかなかオシャレだし、私のような年齢でもがんばって履いている友人女子が周囲に何人もいる。
だが年齢がかさむとそれなりに全身の筋肉も衰えてくるものだし、体のバランスもとりづらくなるようだ。
何となく女というのは車の運転も年になるほど男性よりも危なっかしくなるみたいだし、このあたりハイヒールのバランスとも絡んでいるように思える。笑
うっかりつま先だけ使う人が特に注意する点
縄飛びダイエット方法をする時には、ジョギングと同じ有酸素運動であり、最低でも20分続ける必要がある。
しかもジョギングよりもカロリー消費速度が1.3倍も速いということから、一見楽しそうでもジョギングよりもハードなスポーツだということがお分かりだろう。
なのでジョギングのことを考えれば気づくと思うが、運動前と後の整理運動やストレッチは非常に大切になる。
そしてつま先のみで飛んでいるという癖がなかなか抜けない人は、これについてより注意すべきだ。
その理由は上に書いたとおりで、つま先という小さな部分に全体重が乗る分、故障も多くなるし狭い部分に疲労も蓄積することになる。
そうした場合、次善の策になるがマッサージやストレッチなどを十分運動後にするとよいだろう。
マッサージやストレッチは血行もよくするし代謝、そして筋肉が疲労も和らげてくれる。
なので正しい飛び方で縄飛びをしている人にもおすすめだ。
特に縄跳びダイエット方法でふくらはぎを細くしようとしているのになかなか細くならない、という人は上記のような正しい飛び方を特に意識すると同時に、運動後ストレッチとともに十分にふくらはぎのマッサージをすることをおすすめする。
縄跳びダイエット方法でふくらはぎが太くなりすぎるということはない
そしてこれも押さえておいていただきたいのだが、つま先だけを使って飛んだり着地したりし続けていると、確かにふくらはぎは太くなるかも知れない。
だが、だからといって筋肉ムキムキのボディビルダーのようにふくらはぎは太るわけではない。
縄飛びで使う筋肉は基本的にマラソンランナーが使っているのと同じ「遅筋」といわれるもので、いつも日常的に使っている筋肉となる。
そういう遅筋というのは運動によってある程度たくましくなってもそれ以上に筋肉がつかない仕組みになっている。
だからといってつま先だけでいつまでも飛び続けることをおすすめすることはないが、私の友人にもなんだかこのあたりを妙に杓子定規に考えるオンナがいて、余分に心配している彼女がある。笑
私も学生時代、運動していたこともあるのでこの辺の知識はは知っている。
繰り返すが、縄飛びをけているだけで誰でもボディビルダーになることはない!笑。
縄飛びは誰にでもおすすめできて、美容にももってこいのダイエット方法。
これをしっかり押さえてがんばっていただきたい。
(増淵夕子)