このところ、花粉症の薬を飲まずに白色ワセリンを目や鼻の回り、そして鼻の穴の中に塗っている。
なんと言っても値段の安さ、信頼性がうれしいし、もちろん効果もすばらしいのだ。
花粉症持ちの私は、友人からワセリン、中でも純度の高い白色ワセリンがよいと言うことで塗り方を教わった。
一便いくらかと思いきや、500gでたったの1000円未満。
こんなに安くていいの?みたいな値段だ。
だがその効果、言うとおりに塗ってみたら信じられないほどすばらしいのだ。
なのでこの4,5日はこれだけで花粉症の対策をしているくらいだ。
その塗り方など、トリセツをあまさず語っていきたい。
なので花粉症に毎年悩まされている方々には必見の内容になるにちがいない。
白色ワセリンの値段は何でこんなに安いの?
そもそもこの白色ワセリンが一つあれば、他に化粧品いらないよ、とまで言う友人、はじめの内私も持ち上げすぎなんじゃ?などとも思っていた。
何しろ値段が安すぎるし、安いというのは世間一般の見方で言ったら何らかの副作用とかデメリットとかがあるに違いないと心配してしまうのが人情だ。
私もよくわからないが、一つの謎を解くカギとして、白色ワセリン日本薬局方で第3類医薬品として指定されているという事実がある。
つまりお上、日本政府が安全だよ、というお墨付きを与えてくれているのだ。
それだけ信頼性が確立しているわけだろうが、一方でお上がそうやって認めているというのは、製薬会社に向けて何らかの補助金などが出ているのかな?などとも考えてしまう。
真実はどうだかわからないが、確かにその効果はすばらしいのだ。
もちろん中には効果が全く無かったと方もいるし、100%の保証はないのだが、それでも相当多くの方々が自分で試してみて驚くほどの効果があると語っているのも事実だ。
しかも白色ワセリン自体、非常に安全性の高い薬剤で、乳児にも使う場合だってあるほどだ。
なので値段の安さも含めれば、いたずらに化粧品で悩むよりも絶対おすすめだ。
白色ワセリンの塗り方とその部位
白色ワセリンはそういうわけで薬局で手に入るし、通販だったらもっと安い値段で入手できるはずだ。
それはさておいて、具体的に塗り方が気になる方も多いと思うので、ご紹介してみよう。
どこに塗るか、そして塗り方だが基本的にふつうのクリームと大差なく、下の通りとなる。
花粉症の症状で出やすい目のまわりと鼻の回りに指で白色ワセリンを塗る。さらに綿棒を使って鼻の穴の中まで塗るのがポイントだ。
これだけで花粉症の症状、つまり目のショボショボ感をはじめ、延々と続くくしゃみや鼻づまり、鼻水がピタリと止まってしまう。
信じられないが事実だ。
注意すべきこととしては3,4時間で乾燥してしまうため、そのような時間が経過した時にはまた塗り直すこと。
また、特に鼻水に関しては塗った直後すぐにはアレルギー反応が消えず、何度か鼻をかみ続けることになる事も多い。
鼻をかむと塗ったワセリンがティッシュペーバーで拭き取られてしまうから、その時にも塗り直すこと。
値段の安い分、安心して塗り直すことも出来るのがよいところだ。
そうするうちに、たいてい数分後には鼻水が止まってくる。
だから塗った当初に、自分には効き目がないとすぐにあきらめず、塗り直してみるとよい。
また、どのくらいの厚さで塗ればよいか、については人により意見が分かれているようだ。だが白色ワセリン自体はそういうわけで値段も安いし安全性の高いものなので、極端に言えば好きなだけ塗ってよいと言える。
だが性質上、やっぱりベトベトギタギタする物質なので、私の場合、特に目のまわりとかには薄めに塗っている。
べとつくのはとにかく、見た目でぎらぎら見えやすい目のまわりというのは、外見上やっぱり避けたいからだ。
もちろん多少薄めでも効果はあるから心配ない。
だがその逆に人から見えない鼻の穴に対しては、綿棒などを使ってかなり塗るようにしている。
ご参考にしていただけたら幸いだ。
その他、私が友人から聞いて知った方法でよかったのは、夜寝る時に塗っておくとよいということだ。
花粉症だと寝ていても鼻水が出たり詰まったりすることがあるが、寝る前に塗っておくと症状がはるかに楽になる。
気を付けなくてはいけないのは、枕とか寝具にワセリンが付いてしまったりすることがある。特に寝返りを打つなどした時には要注意だ。
そんな時にはまた塗り直して置き、枕などに付いたワセリンが見た目に見えるほどの場合にはティッシュで拭くなどしておくとよい。
とにかく乾いた、落ちてしまったと思ったら塗り直すことが大切だ。
花粉症にワセリンが効く理由
なぜワセリンがこういうふうに花粉症によく効くのだろうか?
その理由だが、ワセリン自体に花粉症の症状を抑える効果があるというわけではない。
ワセリンは保湿剤として、スキンケアにもよく使われるものだが、元々石油からできたワセリンは、皮膚に塗ると肌に被膜が作られ、水分の蒸発を押さえて保湿効果に役立っていることが知られている。
だが一方、同時に外からの影響による肌への刺激をも抑える効果があるのだ。
花粉症の症状は、基本的に空気中に漂うスギ・ヒノキの花粉が肌や鼻、粘膜に付着して引き起こされるアレルギー症状だが、そういう症状の起こりやすい肌や粘膜に塗ることによって花粉が直接接触してくるのを防ぐ役目もしてくれる。
これが花粉症の症状を改善する理由となっているのだ。
ワセリンで選ぶのは白色ワセリン
なお、ワセリンもいろいろな種類があるのだが、おすすめは純度の高さと値段との妥協点で白色ワセリンだ。
白色ワセリンよりも純度の低いものは黄色ワセリンなどと言われているが、人の肌には使われない。
酸化防止剤などが含まれている場合があって、肌に塗ると、日焼けを促進してしまったりする場合があるからだ。
また、よく目にするのはワセリンと他の成分の混じった化粧用クリームなどがあるが、白色ワセリンよりもずっと値段が高くなる。
そしてそういう他の成分にアレルギー反応を持つ人も多いので、単体のワセリンよりも注意すべき場合が多いのだ。
値段意外にも白色ワセリンなら万能薬
そういうわけで白色ワセリンが値段も安く、花粉症対策にうってつけだという理由や使い方を見てきたが、それ以外にもまだ使い道がある。
ワセリンは保湿対策によく使われるが、同時に肌荒れや日焼け、擦り傷などが生じた時でも肌に塗っておくと保護してくれるのだ。
ワセリンはよく万能薬といわれるのは、こんな背景があるためだ。
以前NHKの情報番組でも伝えていたが、常備薬として何を第一に選ぶかと言われれば白色ワセリンを挙げる、という専門家のコメントがあったし、そうすることをおすすめしたい。
(一ノ瀬恵美)