バレンタインで今年こそは、と本命の彼氏に狙いをつけて渡し方に工夫を凝らし、チョコと一緒に告白しようという女性も友人たちには多い。
私の経験でも会社とか職場とか、確かにそんなチャンスがあることは多いし、うまくいけばふつうの婚活よりも成功率は高いかも知れない。
そんな中アラサー、つまり30になるかならないかくらいの知人女性が去年同僚の年下男性にある渡し方をして、みごとにハッピーエンド、結婚まで行き着いたというハナシがある。
だがその渡し方が何ともかんとも信じがたいのだ。
何でこんな事を思いつくのかな?みたいなやり方で、他の方々は同じことをしないようご注意いただきたいのだが、ふつうではない渡し方だ。
それをちょっと語ってみようと思う。
アブナイ要素もあるからそれは抜きにして、他のところだけどこかでご参考になればと思う。
バレンタインで本命の会社の年下彼氏へチョコの渡し方は、徹底的に「運命」づけること
やっぱり30代となるとそれなりに婚活でみんな痛い目を見ているので、こうしたイベントに打ち込む姿勢も20代の時とは一回り違う。
そんな中でか、彼女もそうした事を思いついたのかも知れない。
要するにスピリチュアルな世界を逆手に取ったものだ。
キワドイ想像をされていた方にはガッカリな事で申し訳ないのだが、つまり
あなたと私とは、特別な関係で結ばれている
と、本命の会社の後輩男性に徹底的に思わせるように仕向けたという。
要するに“赤い糸”作戦だ。
しかしふつう、そこまでやるかな?と誰もが思うだろう。
具体的に彼女のやり方を話すと以下の通りとなる。
何と、その年下彼氏に渡したバレンタインチョコの箱には、高級チョコの上に神社のおみくじとか、御札が入っていたらしい。
彼女自身から聞いたわけではない。又聞きなので確かなことはわからないが、とにかくそうしたものを忍ばせていたというのだ。
「すごいアブナイんじゃない!?なんだか宗教の勧誘みたい」
「ふつうドン引きするよね!?」
「会社の同僚OLなんかにも距離置かれるんじゃないの?」
「絶対避けた方がいいよそんなの!」
と友人女史たち。ごもっともです。
「アホか!そんなんで年下の男が参って好きになるワケないやん!?」
関西出身の友人女史。これもごもっとも。
(【追記】後で彼女本人が語ったところだと、チョコの箱には御札とか入れていなかったという。あくまでも噂で広まったらしくて、彼女自身、御札とか自分の特殊な力などで彼氏の気を惹くことはよくない、と主張しているそうだ)
彼女は実際霊感が強くて、それを利用した?
ところがこのハナシ、ここで終わらない。
この彼女の友人から私はこの情報を聞いたのだが、その友人によると彼女、かなり霊感が強い、とか言う話だ。
私は全然そんなものはないのだが、友人彼女に言わせると、子供の頃からそうしたものが見えたり、音が聞こえたりと言うことがあったという。
そして会社の中でも一部この女性の周囲にいる人たちだけが知っているらしいのだが、占いとか預言とかで彼女に見てもらうとバツグンに当たるという。
そしてさらに、ここまで説明すると大体お分かりと思うが、彼女がバレンタインチョコを贈った会社の本命の年下男性、どうやら彼も彼女の「すごさ」を知っていたようだ。
なので彼女からそのチョコを渡された時も、あえて断らずに受け取ったらしい。
いちおう彼女の弁護のために言い添えると、会社の同僚たちの間の噂として、彼女自身は非常に正義感の強い女性だという。
バレンタインでチョコを本命だったその年下男性に渡す時も彼女本人はそれなりに緊張していたそうだが、ふつうの女性が行うような渡し方だったようで、少なくとも見かけ上、変にそうしたスピリチュアル的なこだわりもなかったそうだ。
まあ、そういうものを全然信じない方々にとってはこんな渡し方、絶対アブナイ、アンフェアだ、というのは十分理解できる。
だがそれでも二人がやがて結ばれてしまったのは事実なようだ。
彼女の思いが的中した、というべきか。
彼女から渡されたチョコは「説得力」が満載だった
そんな彼女の手から渡されたチョコだけに、それなりにふつうの女性が渡すのとは異なる「説得力」はついて回ったようだ。
要するに、普段からそういった“信頼”を勝ち得ていた、それが彼女の強みだったといえるだろうか。
ただ、スピリチュアル的なことを怪しげだとしてさておいても、チョコが拒絶されてしまうか、告白が失敗するかどうかは、こうした会社の中とか親しいもの同士での行為になる場合、日頃からどれほどに相手に信頼を得ているか、心が通じているかがカギになる。
これは間違いないはずだ。
必ずしもそれが恋愛とか結婚に直結するわけではないかも知れないが、要素の一部としてあくまでもないがしろに出来ないものではないだろうか。
だからチョコを渡して好意的なリアクションを得るためには、日頃からしっかりと彼氏やその周辺の人たちに接していることが大切になるだろう。
ちなみにその彼女、今ではそういうわけで思いを伝えることが出来た本命、つまり会社の年下男性と結婚しているらしいがいまだに会社に残っているらしい。
退職も考えている最中だとか言う話だが、年下の旦那の稼ぎに頼りっきりになるのもどうかと思っているフシもあるようだ。
で、完璧信じているわけではないにしろ、ちょっと私も興味が手伝って、バレンタインでのチョコの渡し方など、知人の女性を通じて聞いてみた。
そうしたところ幸運にもアドバイスが返ってきた。
それによると、
「慌てずに、あまり考えすぎないこと。普段からちゃんとご先祖に感謝して素直な気持ちで渡すことを考えればよい」
と言う話。
なんだか雲をつかむような、そうでないような。笑
(一ノ瀬絵美)