スギ花粉が暖冬のために例年よりも早く飛び始めているようだ。
新聞などでは2月の上旬に飛散が始まり、例年よりも数日早くなると言われている。
だがこの2016 1月の段階で、かなり沢山の人たちがすでにこの数日、鼻がグズグズいったりくしゃみが出たりして、花粉症の症状そのままに襲われているようだ。
実際私も目がショボついて、毎日目薬をさしている。
いくら暖冬の影響でもこれは今年の花粉症がどんなものになるのか心配になる人は多いだろう。
ただ、結果としてすでに花粉症が見られていると考えてよいわけなので、今から早めの対策をしていた方がよいようだ。
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発表前でもスギ花粉は微量が飛散している
日本気象協会が201年春のスギ花粉の飛散予測を発表しているが、それによれば早ければ2月上旬から飛散が始まるとしている。
しかし実際、1月の上旬からすでに飛散している可能性が高い。
私自身、花粉症の症状が今年2016年、年明けの1月上旬早々に出てしまっている。
あくまでも私個人の感触なので、花粉症の症状だか風邪の症状だか判定はつきにくい。
だが、周囲の多くの人たちが同じように花粉症の症状を訴えているのも事実だ。
「風邪がやっと治ったと思ったら、今度は鼻水やくしゃみが出てきちゃって」
「風邪のひき直しかなと思ったんだけど、咳や熱も出ないで鼻水が垂れて目がしょぼつくって、花粉症だよねこれ」
と、周囲の友人も正月の三が日過ぎてすぐこんな風に語っている。
私もこうした友人と同じく、目がしょぼついている最中だ。
風邪だったらこんな症状は出ないはずなのに、やっぱり花粉症の最大の原因、スギ花粉はすでに 1月から飛んでいる事は間違いない。
2016年は春先前から厄介な年となりそうだ。
今の花粉症は微量過ぎるスギ花粉のため、公式には予測しがたい部類に
だがこんな症状が出ている人が多いというのに、なぜ日本気象協会ではいまだスギ花粉の飛散を発表していないのだろうか?
思うに、飛散の発表というのは花粉がある一定量以上飛んで初めてされるということだろう。
「お上」の予測だからケチをつける気はないが、逆にごく局地的に飛散とか、飛散量が少ない場合にはまだ発表できないと見なしてよいと思う。
だから、今現在、花粉症は飛んでいるにちがいないが発表に足りるほどの量が飛んでいない、微量にとどまるからだろう。
ただ、現実には花粉症の症状をこうして多くの人たちが呈していることは事実だ。
微量の花粉でも症状が出る人は出る。
私もそうだが、おそらくそうした人たちはスギ花粉にことさら敏感なアレルギー体質といえるのかも知れない。
もちろんまだ症状は軽度だから救われているわけだが、しかしながらもうすでに敏感な人たちから症状に見舞われてしまっているし、早くも今年は今からそんな目に会っているとすれば、この先今年2016年の春はどんなすさまじい蔓延になるのか?
一見したところ、想像したくないシチュエーションを迎えるのではないだろうか?
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昨年来の暖冬の影響で、今春の花粉症は楽とも
だが今のところ、暖冬の影響で飛散が早まっているとはいえ、ピーク時のスギ花粉の飛散はそれほど多くないという予測だ。
一つには、昨年夏の日照不足と涼しい日のためにスギの木の生育が押さえられていたためだといわれている。
一体に、春先のスギ花粉の量は前年度の夏のスギの木の生育状況によって変化、生育状況がよいほど花粉が多く飛散するとされているので、こうした予測が立っていいるわけだ。
暖冬がスギ花粉の飛散を早めたが、飛散量は例年より少ない
また、暖冬だとスギの木が花粉を早く放出しようとする傾向があるため、暖冬の年は花粉症が早く発生しやすい。
今シーズンはこの10年間で最も暖かな冬ともいわれているので、どうやら暖冬が早々とスギの木に働きかけたようだ。
今シーズンのスギ花粉による花粉症、そんなわけでまとめてみると
・暖冬のため飛散が早い、そのため花粉症の人は症状が早く出る
・だが昨年夏の天候不順でスギの育成が悪く、飛散する花粉の量は例年より少ないと予想され、その分花粉症の症状も楽になる事が期待できる
ということになるだろう。
たとえば東京は例年に比べて半分以下、の飛散量になるといわれている。
大阪では9割、北海道や宮城では7割程度、福岡では8割にとどまるようだ。
発症に備えて早めの対策を
ただ、そう言うわけでスギ花粉の飛散は微量ながらすでにこの1月から始まっていると言えるので、過敏な方は早めに花粉症対策をするべきだろう。
私も例年花粉症に悩まされ、そしてそれと地続きみたいにして風邪の症状がごちゃ混ぜとなり、その後本式の風邪を引くのが毎年恒例だ。
だからもしかすると、スギ花粉にアレルギー反応を起こして体が弱くなった結果、風邪にかかりやすくなってしまう冬いうのかも知れない。
あくまで私自身の素人的な考えだが、いつものパターンなのでけっこうそんなふうに信じている。
いずれにしても風邪と連動するようにして毎年花粉症にかかっている方は多いだろう。
2016年の春先まで、花粉症自体は楽なのかも知れないが、発症が早まっている分、油断しがちだ。
なのでマスクをつけたり、外出から帰宅したら花粉を払いのけるなど、少しでも症状を軽くするような対策を心がけたい。
(一ノ瀬絵美)