冷え性の中でも典型的というか、手足の先が特に冷たくなってしまうのが末端冷え性。
その末端冷え性の原因にもいろいろあるが、生まれつき低血圧の人は特に大変そうだ。
秋口から手足が冷たくなってしまい冬場は靴下をはいて寝ていても冷たくなって困るという。
だが、それでも冷え性と言えばふつうの人と同じく、代謝をよくして血行を促すこと。
改善のポイントは同じようだ。
とにかく万病の元とも言われる冷え性、放っておくコトはできないのだ。
【スポンサードリンク】
女性の場合、ふつう低血圧と言えば最高血圧(収縮時)が90mmHg以下か、100mmHgの場合となる(男性では105mmHgの場合もある)。
貧血気味の私も何となくわかるが、これ以上に血圧が低いと、相当につらいはずだ。急に運動し始めたり、しゃがんだ状態からいきなり立ち上がると立ちくらみもあるにちがいない。
私の周りにも低血圧気味の女性は何人かいるが、「気味」となるだけであってはっきりそこまで低血圧なわけではないが、それでも季節がら相当に大変なようだ。
運動不足、ストレス、代謝の低下、血行不良を解消する
よく末端冷え性の人は靴下をはいて寝ていると言うが、体験によるとタダはいただけではそれほどに効果がないという。
要するに、靴下をはいたその足が冷たいままでい続けるというのだ。
薬剤に頼ろうとすればビタミンE剤、養命酒などを勧める声もあるようだが、一番よいのはやっぱり運動不足してストレスを解消することだろう。
よくあるパターンがそうした末端冷え性の女性でOLとしてデスクワークに携わり、この時期仕事の多忙になる結果、運動不足を招いてしまいやすいことだ。
タダでさえ低血圧であれば、運動不足によってよけいに冷え性を損なうことにもなりかねない。
そして多忙から来る寝不足、運動不足は同時にストレスを引き起こすものでもある。
ストレスがたまると自律神経のバランスが来るって、よけいに代謝や血行が悪くなるのだ。
だからこれらの問題を一挙に解決してくれるのが運動、ということになる。
手軽に出来るウォーキングが最適!ランニングはやり過ぎ!
運動と言っても極度に筋肉を使い、疲れの激しい種類は冷え性には向いていないから注意が必要だ。
激しい運動をし過ぎると逆に血管が収縮して血行が悪くなることが知られている。
だからウォーキングなど軽めの運動が良いと言われている。
私の偏見かも知れないが、冷え性の人というのはイコールであまり運動しない人、もしくは運動の下手な人、というイメージがある。
運動してからだがほてれば基本血行がよくなるし、この時期でも適度に汗を掻くことが出来る。
汗の始末は寒い季節には厄介だが、そのくらい運動すれば日頃のストレスが軽くなっているのが体感でわかるはずだ。
ちなみに、貧血気味の私は一駅区間位の移動ならば歩くようにしている。
仕事の関係で同じルートをよく歩いて行ったり来たりすることもあるし、気晴らしにちょっと寄り道して距離を伸ばしたりもある。
疲れたり、目的地にたどり着くまで気持ち的にウンザリすることもないと言えばウソになるが、けっこう慣れがあるので、そんな気持ちは最初の内だけかも知れない。
【スポンサードリンク】
足湯もおすすめ
他には足湯という方法がある。
これは風呂桶などにお湯を張り、足先だけ浸かるというシンプルなものだ。
だが、それだけ手軽に出来るし、入浴のように全身で浸かるわけではないので服を着たままでも出来る。
そしてやってみればわかるが、これだけでもかなりポカポカ出来るのだ。
コツは、暖まったらすぐに足をタオルで拭き、布団などにくるまって暖かくして過ごすこと。
ちなみに、ふつうの入浴では熱い湯は避けること。熱すぎる湯に長く入ると逆に自律神経を刺激しすぎて血管が収縮し、血行が悪くなって逆効果になるからだ。
理想的には39~40度の湯に10~15分程度がよいといわれている様だ。
冬場は特に運動不足になりがち
ただ、こうした入浴や薬剤はあくまでも補助的なものと考えておき、やはり末端冷え性をはじめ冷え性を改善する根本的な方法は適切な運動を欠かさず行うようにした方がよい。
貧血の私もそうだが、低血圧というのはどうしても治しようがない部分が大きく、ある意味自分自身でも投げてしまっている人も多いかも知れない。
ただ、そうした低血圧から生じる冷え性、末端冷え性でも改善しようとすればこうした方法があるというのも事実だ。
逆に考えれば、カヤの外から意見するようで申し訳ないのだが、そうした低血圧などの体の不調を生まれつき持つことによって、健康な生活のあり方を見つめ直す機会を持てるということにもなるかも知れない。
なお、もう一度冷え性の女性に向いている運動について言い置くとすれば、ウォーキングの他、ストレッチやヨガなどもよいとされている。
また、自分の部屋で簡単に行える運動としてはスクワットがおすすめだ。
OLで終日座ったきりになるとどうしても足腰を使わない時間が長くなるので、それを解消するためにもこうした足腰の運動は大切になる。
特に30代からはダイエットではなく運動によって痩せることになるし、一石二鳥とも言えるので、ぜひ行っていただきたい。
(一ノ瀬絵美)