アラサー女の一人としてつくづく思うけれど、私って休養をとるのがものすごく下手!
下手だからよけい休養をとることに臆病になっている。本当に自分で分かる。
休養をとることがどんなに大切かも分かっているけれど、それこそ下手に休んだら逆にいろいろなトラブルが出るのが怖くなる。
そんな心理的な圧迫があったりする。
じゃあ私のような下手な女に一番良い休み方ってどんなものがあるのだろうか?
そこで同じような悩みの方に自分なりに考えてみたワンポイントがある。
アドバイスほどじゃないが、何かのヒントになるにちがいない。
なぜ休養をとることを嫌うのか?下手なのは将来が心配なのも原因か
不思議なのだが、休養をとることに罪悪感を覚えてしまう人は多いのではないだろうか。
私のように、下手に休養をとると返って「怠け者」。
そういうレッテル貼りを自分でしてしまう。
臆病と言えば臆病なのだ。
もちろん競争社会の中で、人に秀でよう、もっと自分を進歩させなきゃ、という欲望だってある。
そういう風潮の世の中で生きていて、その結果半分尻を叩かれるようにしているわけだからある意味当然の気持ちだろう。
休むのを下手になれ、と周りからいわれているようなものかも知れない。
人間の生理的な欲求として、忙しかったり仕事ずくめで息つく暇がなければ、当然体も心も悲鳴を上げている。
体が悲鳴を上げれば、風邪を引いたり寝不足だったりと、いろいろな目に見える兆候もあるけれど、心の休養をとるのがやっかいだ。
なまじ目に疲れが目に見えないだけに、自分がどこまで心が疲労しているか、休養をとる必要があるのかが見えてこない。
けれども心の疲れはやがて体に表れるもの。
肌トラブルやら冷え、便秘やむくみ、抜け毛などなど、気がついたら取り返しが効かないくらいになっていることだってある。
下手をすればがんにだってなる。
何しろ今や30代前半で乳がんや子宮がんにかかる人も珍しくない。
乳がん検診の年齢下限が追いつかないくらいだ。
本当に怖いことなのだ。
だがそれでも私たちは「それと気づく」まで休養をとることをしないでいる。
気づいたときには本当に「病膏肓(やまいこうこう)に入る」。
休養をとるのが下手。
そしてそれに拍車をかける将来、そして今の生活への不安。
これが休養をとることと永遠にトレードオフ、つまり一方を立てれば片方が沈む、というシーソーゲームを延々繰り返しているからに他ならないだろう。
上手な休養の取り方には日常生活にヒントあり?
確かになかなか休養を取らない人は別に私一人ではないはずだ。
でもこういう風に自分で休養が少ないと分かっているならば、かんたんな解決策として、休養をとるのが上手になればよいだけの事。
一言で言ってしまえばそうなるのだ。
あっさりしすぎた解答だけれど、もちろんそうなるためにどうしたら良いのだろうか?
あくまでも生活がみんなかかっている。
安易に休養などとれるわけがないからだ。
だが、あくまでも休養というのを「数日間仕事を休むこと」とイコールで考えてしまうと、ここで話はストップする。
だから一つのアイデアとして、
「日常生活の中で、細切れ的に休養を入れる努力をする」
という方法が一つ上がるだろう。
“一体日常生活の中でどうすれば心身が休まるのだろうか?”
と、多くの方は考えるにちがいない。
その際、二つのことを提言してみよう。
まず、日常生活の中で余分な行動をしないで、その時間を休みの時間とすること。
テレビ見たりスマホゲームしたりするのを全部やめる。
これだけでも1,2時間の時間が浮く人はザラのはずだ。
要するにその間、休息を入れればよい。
“じゃあどんな休み方が出来るのか?1,2時間の休みだけで体が休まるのか?”
と言えば、唯一思いつくのが寝ること。
要するに何もしない、昼寝がオススメだ。
これなら休むのが上手いも下手も関係ない。
だからいつも睡眠不足だったらスマホやテレビ、パソコンを見たりする時間を削り、その時間を睡眠に費やした方が良い。
もちろんこれには決断力と勇気、そして強い意志の力がいる。
いつも見て楽しんでいるスマホやテレビを見ないようにすることも、寝る時間を作ること自体もそうだろう。
だが、下手に睡眠時間を削って起きていても作業効率など悪くなる一方だ。
しかも睡眠は体の免疫力、デトックス効果の抜群な美容法、健康方法でもある。
眠かったら眠ること。
眠くなくても一定の睡眠時間確保をしっかり目標にして、決まった時間に布団に入ること。
これを実行しない限り、あくまでも私の独断だけれども体を壊したり、肌荒れやむくみなど、美容にも悪影響ばっかりがつきまとう。
そう考えて、実行する「勇気」を持つことだ。
私が休養をとるのが下手だというのは、ある意味私たちがどうしても小心で臆病だからかも知れないのだ。
生活が不安だから、と言うことで体にムリをかけて働かなくてはならないのは同上も出来る、共感もしきりだけれど、あくまでもそういう世の中を乗り越えていくためには、多忙な中にも休養を上手く取るテクニックを押さえること。
これが一番大切なことになると信じている。
どうしても目先のことに目が行って休養をとれない方へ!
だが、確かに私もたっぷり経験しているのだが、普通に自宅で暮らしていて、仕事を毎日外でして帰宅する、そういう生活に慣れているとどうしてもちょっとやそっとの仕事の増加、雑事の処理などなど、片手間だと思ってやってしまうこともよくあるのでは無いだろうか?
目の前にそういうちょっとしたやっかい事がある、または仕事にけりが付けられない。
だからどうしてもやり遂げなくては、という、良い言い方をすれば義務感。
悪い言い方だったら強迫観念。
それに私たちは毎日さらされてしまっている。
そして自然と体が動いて、いつの間にか休養をとるべき時間も削って疲労が溜まってしまうのだ。
こういう有様、確かに休養をとるのが下手と言われればそうかも知れない。
だが確かに同情も出来るのだ。
しかしながら長い目で見れば、結局こういうなかばせき立てられるように働き蜂になり、下手に細切れの時間さえも削ってしまうことはやっぱり避けるべきだろう。
そういう方にぜひオススメしたい。
どうにかして数日間、仕事を休んで旅行に出掛けてみると良い。
それも仕事仲間とか、いつも日常で付き合いのある友人知人同士ではなく、出来れば一人旅。
いつもの日常生活から隔絶した場所にしばらくの間、自分を「隔離」してしまうのだ。
一人旅で旅行に出掛ければ、日常的な雑事や仕事などで細切れ時間を失うこともない。自分から手を付けたいと言ってもほぼ不可能になるだろう。
もちろん旅先にまでノートパソコンやタブレットなどを持ち込んで仕事をする、と言うことも出来うるが、自宅にいるときとははるかに密度が違うはずだ。
どうしても自宅にいると仕事やそういう半端な事柄に手を出してしまう方には究極の休養をとる方法。
それが数日間の一人旅。
私はそう考えている。
休養をとるのが下手な一人として、その解決策をいろいろ書いてきてみたが、そんなわけで私はけっこう一人旅に出る方だ。
もちろん人によりなかなかそんなまとまった日にちに出掛けることなど出来はしないかも知れない。
だが、仕事にもよるけれど、一方でだからと言ってずっとがんばり続ければ、いずれ体を壊して本当に退職の憂き目にも遭う可能性だってあるかもしれない。
それを考え合わせた場合、
「ある程度は仕事を犠牲にするのも、長生きするための方法だよ」
と、人に教えられたことがあった。
根が怠け者なのか、私にはこの人の言葉が恩恵に感じている。笑
こうした私のヒントが何かの参考にしていただければ幸いだ。
(増淵夕子)