清水富美加さんが幸福の科学に「出家」するという、熱烈な信者ぶりを見せているが、親もまた幸福の信者の科学だと言うことが女性自身によって判明している。
親もそうだから清水富美加さんも幸福の科学の信者でいて、一見何ら不思議もないかも知れない。
だが芸能人がこういう宗教に深く関連するケース、非常にグレイなヒストリーがあることも事実だ。
清水富美加さんがはたして単に親への“前へならえ”で今回の出家騒動を起こしているかどうかは分からないが、一般の人以上に芸能界では騒動になっている。
幸福の科学信者ではない一人の個人として、いろいろ語ってみたい。
ごく単純な疑問「清水富美加の家はどこかのお寺の檀家ではないの?」
清水富美加さんが幸福の科学から千眼美子(せんげんよしこ)という“法名”を与えられ、出家を宣言して芸能界から引退することを発表しているが、その理由は女優の仕事として、人肉を食べる役どころなど自分の思想信条に沿わないものがあるなどと語っている。
だが元々は信者の親を持つ身として、知らないうちにそういう宗教色に染まっていったと言うことが大きいのではないだろうか。
しかも普通、世間並みの思考で行けば、そういう新興宗教にわざわざ入って出家などする必要があるのだろうか?
清水富美加さんは、何か幸福の科学の信者になることで、何か特別な利益が自分にあると思っているのだろうか?いろいろと自分の中では謎なのだ。
今の世の中、確かに無宗教の家というのは多くなってきているが、それでも親の代をどんどんさかのぼれば、元々がどこそこの仏教の檀家、などと言うことが普通にあり得る。
と言うのも江戸時代、ほとんどすべての住民は必ず地元などの仏寺の檀家でいることが義務づけられていたと記憶している。
そうでなければ完全に無宿者。アウトローとなっていて、下手をすれば厳罰が待っていた。
キリスト教信者だったら、ばれたらおなじみの踏み絵と遠島だ。
宗教というひとくくりで言えば、要するにそういう元々の宗教が清水富美加さんや彼女の親も持っていたのではないだろうか?
万一それがなかったとすれば、外国人になるかも知れないが。
要するに私の言いたいのは、そういう元々の宗教で済ますことは出来ないのだろうか、と言うことだ。
個人的な意見:どんな宗教であろうと「信じすぎれば」ロクなことがない
清水富美加さんの進行している幸福の科学、多くの方々が語っているとおり、いろいろな「守護霊インタビュー」の書籍を初め、「何々の法」という本を連発して出している。
あくまでもごくごく表向きの活動に過ぎないが、ウラの内情、それこそいろいろ探し求めれば現れてくる。
信者というのは、彼女の親がどうだったかは分からないけれど、確かに信仰するという行為がまず真っ先に必要にされる。
だがそこに同時に大きな落とし穴も出来るのだ。
その信者になると言うことは、他の宗教や教義を断固として排斥し、敵対行為を持つことにさえなり得る。
歴史の過去を見てみれば、そういう宗教戦争でいくらでも多くの悲劇が行われてきているし、今でも世界を見ればいくらでもそういう状況がある。
そしてその宗教に熱心であるほど、基本的には彼ら自身の利益しか考えなくなってくる。だから他を排撃する。
だから、信じることと信じないこととは背中合わせ。
信じすぎればとんでもないことになる場合も、歴史上数々ある。
清水富美加さんは幸福の科学の一信者ということで、出家までを宣言した。
だがその反面、芸能界からの引退を急遽表明。
その反動で、彼女が関係していた多くの映画やドラマが大きな損失、打撃を受けていることがすでに各所で挙げられている。
その混乱が一つの表れとして出てきているのかも知れない。
親の借金5000万と彼女の出家に因果関係?
「親に対する恩返しのつもりで女優業をしている」という意味のことを清水富美加さんは以前、女性自身のインタビューで語っているという。
「この仕事は、“夢”というより、そのころ迷惑をかけちゃった人たちに、恩返しのためにやっているような感じかなぁ」(女性自身 15年4月)
“そのころ”というのは高校時代のことらしい。
現在その父親はなぜかは不明だが、5000千万円の借金を背負っている、ということをサンケイスポーツが明らかにしている。
清水富美加さんが表向きは確かに幸福の科学の信者として、教義や教主に魅せられたという理由もあるのかも知れないが、そうなると父親の借金の肩代わりを教団が引き受けた、という関係者の見方もあるとのこと。
もちろん教団側はこの件についてコメントを控えているし、こうなると何が本当なのか、本当にグレイと言うしかない。
そもそもなぜ父親がそこまでの借金を背負うこととなったのだろうか?
11年前に両親が離婚したと言うが、もしかして家を出た母親に父親が慰謝料などを支払っていたのかも知れない。
そこまでの推理にとどまるだろう。
なぜ芸能人や有名人に新興宗教の信者が多いのか
幸福の科学の信者は、清水富美加さんもそうだが、芸能人や有名人もお数多く信者になっていると言われている。
以前にも統一教会などがあったし、今でも創価学会には多くの芸能人が信者として入信しているそうだが、なぜそうも有名人が多いのか?
はっきり言って分からないことだらけだ。
この謎が解ければ清水富美加さんの出家の裏事情、本音も新たに分かるのではないだろうか。
まあ、どこへ行こうと何をしようと、世間に背くことなく一生懸命やっていれば良い。一応だけれどこういうこととなるのかも知れない。
だが今後、清水富美加さんについては違約金の問題もクローズアップしてくることだろう。
親の借金返済のためなのかどうかは不明だが、今後信者となったとしても、世間の目を親以上に心配する必要が出て来るのかも知れない。
(吉野博耶)