好きになった、一目惚れした男性が実は彼女持ちだった、ということはよくある。
というか、友人女性はいつもそれでブツブツ言っている。
一方、そういう彼女持ちの彼氏だと思ってもめげずに自分なりの攻略方法を練り上げて、脈ありにして告白までこぎ着けた別な知人もいる。
しかもその告白、彼女の方からではなく向こう、つまり男性の方が元カノを振ってしまって逆に彼女へアプローチを仕掛けたという話まである。
何ともすごい。
だが私の経験からもはっきり言ってしまうなら、確かにそういう男性もいるのだ。
脈ありかどうかになれるかは、すでにもう彼女持ちかどうかにかかわらず、告白の仕方とかタイミング、そして自身の努力にも関わってくることが少なくない。
ある意味女と女の勝負みたいなことになるけれど、でもやっぱり必要な覚悟となる。
それはどういうことか、そしてどうやったらそんなことを成功させられるのか?
彼女持ちに「強引」は逆効果!TPOを超意識!
彼女持ちの男性をどうやって射止めたのか?
普通そういう男性を好きになっても別に彼女がいたりすればすごすご諦めてしまうことが多い。
また、友人のように愚痴ることだって多いだろう。
だがそれに成功したもう一人の女性の話を聞くと、とにかく基本的にはそういう脈ありにまでしていくまで、しっかり耐えることだという話だ。
元々他の女性が好きなわけだから、直情径行的に
「彼女より私と付き合ってよ!」
とやっても普通の男性はなびくわけがない。
まさかそんな告白の仕方をする人はいないだろうと思っていたら、約一名私の友人にいたから困るのだ。笑
好きになった彼女持ちの当の男性とお酒の席で告白して(店から出て二人きりになった時に話したらしい)、みごと振られたという哀れな話。
それよりも脈ありにして成功した別な女性の話では、とにかくTPO、つまり時と場所、そして場合に応じてアプローチを仕掛けるのがベストだと語っている。
「時」というのは、彼女持ちであってもその彼女と気持ちが疎遠になっている時だってあるはず。
つまり倦怠期などがその格好の例になるけれど、その時を待つこと。
そしてくれぐれも逆に熱烈な関係中には手を出さない。
そしてそういうときが来るまで、とにかく辛抱。
「場所」というのは、彼女以外の女性といても、男性の方でその女性に関心が募るような場所を選ぶと言うことだ。
一番絶好のシチュエーションはやっぱり自分とその男性がふたりきりになって、そして夜。他には誰もいない、等々。
いわば彼女といるのと同じような環境をこしらえてしまうのだ。
すぐにホテル、などと言うあからさまな行為はかえって努力が台無しになってしまう。
むしろ失敗したケースを取り上げてしまうけれど、飲みの席で二人でちょっと店から出て語らう。
そういうことだったら自然な形で近づけるはずだ。
さらに「場合」については、状況に合わせて接し方を変えてみること、といえるだろう。
たとえばその成功した女性の話を聞いてみるとあるときにはメールとか携帯で、ずいぶんとあからさまにこちらから“誘い”の言葉やメールを投げかけていたという。
ところがある時を見計らって、それ以降はぱったりとそういう内容の会話はしなくなった。
そして男性の方がその後なんの反応もしてこなければまたちょっと熱烈になり、それで向こうがちょっと興味を覚えて似たようなコメントを返してきたら、すんと黙る。
そういう押したり引いたりの“波状攻撃”を仕掛けてみていたそうだ。
この3つを彼女はとにかく自分の独自のテクニックだったと主張している。
そしてたぶん、その彼女持ちの男性が倦怠期になった頃と、彼女が仕掛けた熱っぽいコメントとがちょうど重なった形になり、それで後はトントンと進んでいったという。
脈ありの意味とは?もともとそういう可能性があることも大切
問題はどうやってそういう余地があるかないか、それを見極めることも大切だ。
脈あり、ということをよくよく考えれば、彼女持ちの男性だってその彼女と好き合っていたり喧嘩して仲が悪くなっている時だってある。
そういう山と谷の時期を足し合わせ、平均して「あの男の人はもう彼女持ち」といっているに過ぎないのだ。
つまり仲の良くなくなった、その谷間だって必ずある。
だからようはその時点を見逃さないことが大切だ。
また、脈ありというのは、彼女持ちの場合だったら結局そういう「仲の谷間」がしっかり見えている男性のことだと考えればよい。
だからもちろん彼女持ちのまま脈ありまでに至らない場合もあったりする。
それにはいろいろ原因があるかも知れないけれど、それだけ今付き合っている彼女との絆が強くて太いということになるだろう。
本当に諦めるのはそういうときだけにした方が良い。
これが略奪に成功した彼女のアドバイスだ。
好きすぎて告白したい衝動があるときは距離をとって!
こういう彼女の成功の秘訣をひもとくと、大体おわかりになると思うが、衝動的な行動には絶対走らないことが大切になる。
むしろ長い期間友人、または知人くらいの付き合いに甘んじているだけの覚悟と我慢が必要になってくる。
そしてその一方であくまでもその男性を愛し続けている、という継続的な気持ちを持つことだ。
だから片方で飲み屋の外で告白して失敗した女性についていえば、確かにTPOのうちで“場所”についてはドンピシャだったかも知れない。
けれど“時間”とか“時期”については、相手の男性がどんな気持ちでいたのかを分からないまま、自分の感情を素直に出し過ぎて失敗したといえるだろう。
もちろん彼女の気持ち、同じ女性だったら誰でも痛切に胸を打つにちがいない。
でもそういう場合、とにかく自分の苦しすぎる気持ちを何とか鎮める努力も必要だ。
なかなかこれもむずかしいのだが、成功した女性の方に聞いてみるとその対策も
「TPO」じゃないかな、と語っている。
どういうことかというと、
なるだけその男性と会う時間を少なくする、
彼のいない、見えない場所にいたり、行ったりする、
そして、なるだけ彼があまり魅力的に見えないシチュエーションを見たり聞いたりするような体験を多く持つこと。
“幻滅するくらい”といってもいいかもね、だそうだ。笑
彼女持ちを攻略するのは、とにかく手順を踏んでいくことが大切で、すぐに脈ありになるわけではないし、そうなるように努力しても無駄になる場合だってある。
それを考えることなく闇雲に告白しても、結局自分が傷つくことしか残らないことだって多い。
最後に。
彼女は言うのだけれど、自分の気持ちのわだかまりを晴らすだけではなく、本当に彼と一緒になって、それが一番二人の幸せのためになると思ったら、しっかりそこまで考えていくべきよ、だそうだ。
頭の良い女性というのはこういう人かな、などと感心してしまった。笑
同じように片思いの状態で彼女餅を好きになってしまっている女性の方たち、何かを感じていただけたならぜひ心にとめて何かのご参考にしていただきたい。
(一ノ瀬絵美)